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過去に受けた性暴力について

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有り難し有り難し 24

13年ほど前の話になりますが、長期間にわたり、家族ぐるみで仲の良かった友人の兄から性暴力を受けていました。
性暴力は、友人宅に遊びに行った際に、彼の部屋で行われていました。

当時は小学生だったため、何をされているか分からず、逃げもできない状況でした。
でも、友人と遊びたかったため、我慢して兄からの性暴力に耐えていました。

しかし、小学校の高学年になり、友人と遊びたいという想いより、性暴力に対する嫌悪感が大きくなった頃から、一切、友人の家に行かなくなりました。

しかし、家族同士は仲が良いので、母親同士で遊びに出かけたり、私の親だけで、友人の家に遊びに行ったりしています。
私にも、「一緒に行く?」と声をかけてくれますが、全て断っています。性暴力を受けていたことを、誰にも相談せずにいるので、私の両親は、私が彼の家に行くことを拒否する理由を知らない状況です。 

もう十数年経ちましたが、彼が私に性暴力を振るっていたことを、忘れているはずは無いと思います。
だから、スーパーで彼の家族に会ったりすると、動悸が激しくなり、避けるように外に走り出してしまいます。彼は、私が避けていること、またその理由を認識していると思いますが、それ以外の人からは、おかしい人だと思われていると思います。

彼のせいで、男性は苦手になったし、地元で落ち着いて買い物もできなくなったし、心が不安定なことが続きます。
しかし、今後一生彼と出会わない生活を送るのは無理だと思っています(友人の結婚式等で、出会わなければいけないのではないかと思っています)。

私は、彼から受けた性暴力を引きずっている自分も、彼の家族にすら嫌悪感を抱いてしまう自分も、とても嫌いです。
また、誰にも相談できずに生きてきた自分も嫌いです。
これらの出来事をどう捉えたら、楽に生きていけるでしょうか。

長い文章で、言いたいこともまとまっておらず分かりにくい文章ですみません。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

整理と吐露

こんにちは。

まず第一に伝えたいことは、これ以上ご自分を責めないでほしい、ということです。もう、十分苦しんだでしょう。簡単にその思いを放擲出来ないこととは思いますが、出来るところで自らの手で自らを苦しめる力を少しでも緩めていただければ、と切に願います。

その一連の出来事は、決してあなたの責任ではありません。
何もわからない幼きあなたを毒牙にかけたその加害者の、一方的な加害責任なのだから。

また、自分を嫌いにならないでほしいです。
その出来事そのものがあなたではなく、その出来事があろうがなかろうが、あなたはあなたというかけがえのない命なのだから。

「彼から受けた性暴力を引きずっている自分」と書いています。

それは、一方的な「暴力」だったのです。
身体的にはもちろんのこと、精神的にもです。

「性暴力」は、魂の殺人とも言われています。
その人の心そのものを殺めるに等しい犯罪です。
いたずら、などという表現では到底収まりきらない、非人道的行いなのです。

だから、あなたが「引きずっている」ことについて、それは何の違和感もありません。むしろ、当然のことだと思います。

「誰にも相談できずに生きてきた自分」と書いています。
これは、無理もありません。

そもそも「相談」の内容が話しにくい内容であるからです。

密室のため、加害された行為が立証しにくいこと。
加害されたことの恥辱感、自責感もある。
場合によっては、逆に自分が責められるかも知れない(実際に何故か被害者側の落ち度を指摘される場合があります。全く当たらない指摘ですが)。
加害者側が、近い人間関係であるため、これを壊せないという行き詰まり。
自分さえ我慢すれば、丸く収まるのではという考え。

このような気持ちがまぜこぜになって、「誰にも相談できず」だったのではありませんか。あなたには、あなたなりの複雑な胸中があったのです。これも、「誰にも相談できずに生きてきた自分」と自分に責を負わせる必要はありません。

今後のことはさておいて、先ずは自分の足元から固めるためにできるだけ整理しましょう。

自分を責めない。
自分は悪くない。
自分だけで引き受けない。

そして、できるだけ気持ちを素直に吐露しましょう。
絡まった紐を一本ずつほぐしていきませんか。

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有り難し
おきもち

釋 悠水(しゃくゆうすい)
浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
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質問者からのお礼

ご回答、ありがとうございます。
いただいた文章を読み、なぜ今まで自分が悪いと思っていたのだろうと考え直してみました。
まずは自分は悪くないんだと、自信を持つことから始めようと思います。
そして、もし思い出して辛くなったら、人を頼ろうと思います。
本当にありがとうございました。

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