性被害のトラウマからの回復について
高校時代、性被害に複数回遭いました。無理矢理されたこともあれば、屈辱的なことを自らするように強要されたりもしました。
メンタルクリニックに通いましたが、いくつか診断はついたものの、トラウマについては軽く流されました。(それとは別で処方薬で主治医とトラブルがあったため、近々転院する予定ですが)
加害者の脳の仕組み、被害者の脳にどう影響を及ぼすかなどを勉強しました。
防犯も調べて実践しています。
心理学や脳科学も勉強しました。加害者と被害者になった私について別の視点で見ることが出来れば、心が軽くなると思ったからです。
でも、どれもちっとも軽くなりませんでした。
被害に関する知識はしっかり頭の中に入っているのに、「わかってるけど苦しい」が続きました。
加害者にいつかまた遭遇することに怯えながら生きる日々が永遠に続くのではないか、どちらかが死ぬまで終わらないのでは、と思っています。
外では異性とすれ違うたびに怖くなります。これを過覚醒というのだ、ということもわかっています。
「なぜ苦しんでいるか」がわかっているし、「次に被害にあいそうなときにどう対処すればいいか」もわかっています。
なのに、ずっと怖いです。「じゃああとはどうすればいいの?これだけ調べて対処法も原因も理解して実践しているのに楽にならないなら、ずっとトラウマからは逃げられないの?」という状態です。
人と関わることが怖いし、組織に属することが怖くなりました。
でもそれならと思って単発バイトやポイ活をやってなんとか社会と繋がろうとしたり、回復したくて運動と栄養管理をしてみたり、新しい趣味を探したり、どうにかして這いずってでも幸せになりたくて試行錯誤していますが、回復に繋がっている気がしません。
こうして回復のためにやっている事に意味があるかもわからなくなってきました。
なんにも意味が無いから回復しないのでしょうか。
もう何をどうしたらいいのかわかりません。
お坊さんからの回答 3件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
性犯罪性暴力被害者のためのワンストップ支援センターに繋がって
本当に性被害者はずっと苦しめられて、恐怖が襲い、日常生活にまで影を落とす。あの日から何もかもが一変してしまった。何も悪くないのに、なぜ被害者ばかりが、全てを奪われなければならないのかと、悔しいですよね。
トラウマの回復には、理解者と支援が必要でしょう。また、専門医のケアも受けていきませんか。トラウマ、PTSDへの専用クリニックもありますから、探してみませんか。
性犯罪性暴力被害者のためのワンストップ支援センター(全国共通#8891)があります。全国にある支援団体に繋がっていきます。
私も、女性支援、DV支援、性被害支援を行っています。あなたのお住まいの近くでも、支援団体やセルフヘルプグループ(自助グループ)に繋がっていきましょう。
ひとりでは抱えきれなくても、理解者やサポーターとともに、安心安全な環境で回復を目指していきましょう。もちろん、ハスノハでもこうして繋がっていますからね。いつでもあなたの味方ですよ。
敬意
まず、よくここまで声をあげてくださったことに、深く敬意を表します。被害の記憶は「知っている」だけでは消えません。頭で理解する認知的処理と、身体や感情に刻まれた記憶は別路線であり、後者を癒すには別の働きかけが必要です。だから「分かっているのに怖い」のは自然なことです —。あなたの反応は正当であり、責められるものではありません。
僧侶としての視点から、次に取りうる道をお伝えします。
・安全(セーフティ)を最優先に
外出や人と会うことが怖いなら、まずは物理的・連絡面の安全策を立てましょう。信頼できる人を一人決め、緊急時に連絡を取れるようにしておくこと。必要なら警察・相談窓口の利用も視野に。
・身体からの回復を取り戻す(感覚の安全)
トラウマは身体に刻まれます。呼吸法(箱呼吸:4秒吸う・4秒止める・4秒吐く・4秒止める)、5-4-3-2-1(五感で「今」を確認する)など短いグラウンディングを日常に入れてください。強いフラッシュバック時は、まず身体を落ち着けることが回路を切り替えます。
専門的な治療を検討する(効果のある手法)
トラウマ治療にはEMDRなどが有効とされています。あなたが既に学ばれている知識は素晴らしい基礎ですが、専門家の援助で「安全な場で」感情と身体を再処理することが必要です。トラウマに詳しい精神科・臨床心理士を探してみてください。
・ペースと自己慈悲(急がない)
回復は直線ではなく波です。小さな変化—日々の散歩、短い外出、趣味に少し触れる—を積み重ねることが意味になります。できたことを数え、できなかった自分を責めないでください。
・支えを得る(孤独にしない)
被害者の会やトラウマに理解のあるグループ、信頼できる相談窓口を利用して、孤立を避けましょう。あなたの試みは無意味ではありません。行動はゆっくりでも、確かに回復の種を蒔いています。
・最後に
あなたは一人でこの重荷を背負う必要はありません。もし今、死にたいほど辛い気持ちがあるなら、いますぐ地域の緊急相談や最寄りの医療機関に連絡してください。
どうか自分を責めず、まずは一呼吸、そして小さな一歩を。
合掌。
ご質問ありがとうございます。
あなたの努力は決して無駄にはなりませんよ。
回復を急がなくてもいいので、これからも継続してくださいね。
バイトや趣味もいろいろチャレンジしましょうね。
友達ができるかもしれませんし、生きがいになるような仕事や趣味が見つかるかもしれませんからね。
回復して一人で生活できるようになったら加害者から遠く離れた土地に転居するのもいいと思いますよ。
あなたの未来が幸福でありますように。
質問者からのお礼
本当に、やさしいお言葉をありがとうございます。
嬉しくて涙が出てしまいました。
上手く言えませんが、苦しくて誰かに助けてほしかった当時の私と、今の私が一緒に少し救われたような気持ちです。
被害者支援やトラウマのカウンセリングを利用することに、理由がわからない罪悪感のようなものがあり、自力でどうにか回復しなくては、と頑なになりすぎていたのかも、と気が付かされました。ありがとうございます。
生活が落ち着いたら加害者から離れた場所に移って暮らすのも、確かにいいかもしれません。たくさん色々なことを経験して、治療して、元には戻れなくても、楽しいことを楽しいと感じられるようになるために、少しずつ回復に向かっていきたいです。教えてくださった呼吸法もこれから実践していきます。
ちゃんと支援に繋がろうかな、もう少し幸せになることを諦めないでいようかな、と思わせてくださってありがとうございます。
見知らぬ私の幸福を願ってくださったこと、味方だと寄り添ってくださったこと、打ち明けることの苦しさへ理解を示してくださったこと、いくら言葉を尽くしても足りないのではないかと思うほど、本当に嬉しいです。
ありがとうございます。
被害者支援センターに連絡をしてみました。本当にありがとうございます。



午後から夜の時間帯は都合がつきやすいです。
◆こちらから、無理に聞き出すことは致しません。
言いにくいこと、言えない気持ちも大切にします。あなたのお気持ちのままに、ゆっくり待ちながら、その気持ちを大切に受け止めたいと思っています。
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(相談は、hasunohaオンライン相談より受付下さい。お寺へのいきなりの電話相談は受けていません。法務が優先なので)
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