自立できていない弟の事で相談です。
初めて相談させて頂きます。
親離れができていない弟の事で相談です。
2年前に父が亡くなり、それからは母と弟の二人暮らしでした。
しかし、先日母が不慮の事故で急死し、弟が1人になってしまいました。
弟は今年で30歳になりますが、今まで一度も実家を出た事がなく、家事や身の回りの世話を全て母親にやってもらっており、一人で生活ができません。
そして、母親を亡くしたショックから立ち直れず、今後弟が一人で生きていけるのか心配でたまりません。
私もできる限りサポートをしたいのですが、結婚をして家を出ているし、弟との関係もあまり良くないので、不安があります。
それに、あまり構いすぎるとまた弟が自立できなくなってしまうのではないかと思います。
親戚がいないので、頼る人も相談相手も誰もいない状態です。
どのようにして弟の今後の生活をサポートすればいいのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
適度な距離間が、相手のためにもなります
質問読ませていただきました。
突然一人になった弟さんが心配なんですね。
関係があまり良くないとはいえ、家族は家族。やはり心配になりますよね。
心中お察しいたします。
さて、私の知り合いで、母子家庭で母子二人で暮らしている男性がいらっしゃいました。お母様がかなり子供にお世話を焼いていて、身の回りのことを上げ膳据え膳、全て滞りなくやってあげていました。
そんな状況が続きましたが、男性が50歳を過ぎた頃、お母様は癌で亡くなりました。男性は悲嘆に暮れて、「今まで全て母親がやってくれていたから、何をしたら良いのかわからないんです」と仰っていました。
しかし、いざどうしようもなくなると、最低限生きていける程度には自分でそれなりに何とかするんですね。
何とか普段の生活をしながら、働いて一人暮らしされています。そして、たまにお寺にお参りに来られます。
弟さんのことが気になるのは無理からぬことですが、自分の人生は自分でなんとかするしかないんです。ゆっくりかもしれませんが、弟さんもそのことに気づいてくるでしょう。そして、それなりに自分でやっていく手段を見つけると思いますよ。
安易に手出しをすることは、あんずさんの仰るように自立を妨げることにもなりかねません。
一生面倒を見続けるというのであれば世話を焼いてあげるのも良いかもしれませんが、それが不可能であれば自立を促すのもまた愛情です。
ですから、様子は伺いつつ、本当にどうしようもなくなったときは少し手助けをしてあげる、それくらいのスタンスと距離間でいいと思いますよ。
そして、それが弟さんのためにもなるでしょう。
何か少しでも参考にしてみて下さい。
必要ならばプロフィールを参照いただき、メールにてご連絡くださいね。
質問者からのお礼
藤川 誠海 様
この度はご回答ありがとうございました。
似たような境遇の方が居たんですね。
私も弟に対してお節介な所があるので、距離感の取り方が分かりませんでした。
今後の弟の生活の為にも、やはり世話を焼きすぎてしまうのは良くないと思いました。
きつい言い方になりますが、両親が生きているうちに自立できなかった自分への戒めと思い、弟には一人で生きていく能力を身に付けさせるべきだと感じました。
本当に困った時だけは助けてあげられるように、私も心構えしたいと思います。
また、メールでもご相談させて頂くかもしれません。
どうか、その時はまた宜しくお願い致します。