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家系の断絶を避けたい。

回答数回答 2
有り難し有り難し 26

家系図をみると300年ほどの由緒ある歴史があり、父母は熱心に墓参をしていました。私の息子の代で、家系はおわり、墓はこわして更地にしなければなりません。相続についてはプロフィールに記載したとおりです。
息子は、ブラック企業で働いており子育てをする余裕はありません。嫁はパートです。家系を断絶させることに罪悪感があり、先祖に対し申し訳ない気持ちでいっぱいです。どのように考えたらよいのでしょうか。よろしくお願いします。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ご自身が元気なウチに、しっかりご先祖様を供養なさって下さいね

質問読ませていただきました。

ご先祖様が繋いできた血筋が、ご自身のお子様の代で途絶えてしまう、責任感と申し訳なさで苦しまれておられるのですね。
心中お察しいたします。

さて、ご先祖様を大切にすることはとても素晴らしいことです。感謝の気持ちを培い、法事やお墓参りを通して信仰に触れ、供養することで亡くなった方の苦しみを和らげることが出来ます。
そして家系を繋いでいき、子孫がご先祖様の供養を続けていければ、それは大きな功徳となってご先祖様の苦しみは大きく和らぐでしょう。しかし、現代の少子高齢化の社会では、それが叶わぬご家族もたくさんいらっしゃいます。そこは、現実を受け止めていくしかありません。

ですので、はまたろうさんが元気なウチに、たくさんご先祖様の供養をされたらいいのではないでしょうか。それが自分のためにも、ご先祖様のためにもなりますよ。そして、少しでも今の悩みを和らげてくれるでしょう。

何か少しでも参考にしてみて下さいね。

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有り難し
おきもち

京都府・大阪府・奈良県の県境に当たる、京都府京田辺市の天王院というお寺でお...
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ご縁は永遠です

拝読させて頂きました。
あなたがそのようにご心配やご先祖様に申し訳ないと思われるになるお気持ちはとてもよくわかります。あなたのお気持ちを心よりお察しします。
どうかこれからも心を込めてご供養なさって下さいね。あなたのお気持ちは必ずご先祖様方に届きますからね。
あなたがそのように思っておられることをきっとご先祖様は受けとめていて下さいます。そしてあなたの思いに寄り添って下さいます。
あなたやご家族の皆さんとのご縁はこれからもずっと永遠ですからね。
家系が断絶してお墓を誰も後を継いでくれないということですね。とはいえ、家系の誰も子孫がいなくなってしまうということではないように思います。血縁が途絶える様に思っても必ず誰かしら子孫や親せきはいるのもです。
ただお墓を守っていくことができ人がおられるかどうかとういことが問題なのかと思います。
できれば先ずはお子さんやご親族やご親戚等ご縁のある方々でどなたかそのお墓を守っていくことができる方がおられないか聞いてみてはいかがでしょうか?
それがいないから困っているとおっしゃる方々は沢山おられます。ただ念のためどうかあせらずにご縁ある方々でご確認なさってみて下さいね。
そうしてやはりどうしても誰もお墓をも守っていくことができないということであれば菩提寺様にその旨お話なさってご説明なさってみて下さい。そしてどのような方法が望ましいのかをお聞きなさってご相談なさって下さい。
一足飛びに無くしてしまうということではなく、しっかりとご相談なさってみましょう。
恐らく菩提寺様でも永代供養や無縁塔があるかと思います。しっかりとご相談なさってご判断なさって下さいね。
あなたのご先祖様はこれからもいらっしゃいますし、あなたのご縁ある方々はこれからも生まれこの世で生きていくのです。これからもそのご縁は永遠ですからね。
あなたもご家族の皆さんもご先祖様とのご縁の中で心和やかに健やかに生き抜いていかれます様切に仏様やご先祖様方に祈っています。

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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

早速に2件の回答をいただきありがとうございました。先祖を敬う気持ちそのままに
今後も供養を続けていきたいと思います。菩提寺には「倶会一處」と書いた墓がありますので永代供養を相談してみる所存です。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ