墓守について回答受付中
昔私が小さい頃占いの先生に母が私の事を見てもらうとこの子は不思議な力があるよ。あと墓守だねと言われたそうです。
最近その話を思い出してご先祖さまを大事にしたいと思うようになりました。
ですがその為には具体的にどういったことをすれば良いのか分からず、また墓守とは何なのか不思議な力についても知りたく質問させて頂きました。ちなみに墓守は実家(祖母、父、祖母の娘健在)なのか嫁ぎ先なのかどちらでしょうか。
子供が生まれてから感情の起伏が激しくなり子供に申し訳ない気持ちになっている。
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
仏事やお寺との縁を大切に、丁寧に手を合わせて参りましょう。
占いのことは、よくわかりませんが…
墓守とは、お墓を継いで管理していくことです。あなたは、お墓やお仏壇など、仏様や先祖を大切にしていく人になってくれるだろうという願いだと思いますし、不思議な力というのは、縁に恵まれるということではないでしょうか。
父方、母方、また縁により結婚なさった夫側のご先祖にも、皆に守られていく人(あなた)なのだと思いますよ。
ご法事など仏事や、お寺との縁を大切になさって、丁寧に手を合わせて参りましょうね。その積み重ねが、継いでいく生き方なのです。
「墓守」とは何か?
「墓守」とは、家系のご先祖のお墓を大切に守り、供養を引き継ぐ人を意味します。
現代では必ずしも血縁や性別、家系だけにとらわれず、「誰が心を込めて手を合わせるか」が大切になっています。ご先祖を想い、手を合わせ続ける人が、その家の「墓守」。
では以下のように考えてみてください。
・ご自身が「ご縁」と「責任」を感じている方を優先
今、あなたが自然と「手を合わせたい」「守っていきたい」と思える方は、実家ですか? それとも嫁ぎ先でしょうか?どちらを選んでも、間違いではありません。
・ 実際に今後お墓を管理していく立場がどちらになるか?
経済的・地理的・家族の構成などを考えたとき、最終的に墓守となる現実的可能性が高いのはどちらか?
※ちなみに、両方のご先祖にお参りされることも何の問題もありません。「手を合わせる心」に境界はありません。
占いの先生がおっしゃった「不思議な力」。霊的な特別な力というよりも、以下のような内なる資質を指すことが多いと感じます。
人の気持ちを深く感じ取る「感受性」
直感的に物事を見抜く「洞察力」
目に見えないものに心を向けられる「精神性」
そして、なによりも、見えない世界に耳を澄ませる心の素直さ。
これこそ、仏教でもっとも尊い「信」の一つです。
あなたがご先祖に手を合わせようと思ったこと、「不思議な力の現れ」なのだと私は思います。
難しい作法よりも、まずは心の通った行いが大切です。以下のようなことから始めてみてください。
毎日、静かに念仏やご真言を唱えてみる。
お墓や仏壇が近くにあれば、定期的に掃除し手を合わせる。
名前を覚えているご先祖(祖父母など)に、「ありがとう」と語りかける。
命日には、小さな花でもいいのでお供えしてみる。
「私がこの命をいただいたこと」への感謝を心で感じる。
一つ一つがご先祖への何よりの供養になります。
突然思い出したあの言葉、なぜか今になって心に引っかかってきた不思議な感覚。
それは、ご先祖からあなたへの“呼びかけ”かもしれません。
「そろそろ、あなたに受け取ってほしいものがあるよ」
「あなたなら、きっと大切にしてくれるね」
形にとらわれず、あなたらしい“祈る”という行為を大切にしてください。
それが、確かな供養となり、ご自身の人生をも静かに支えてくれる土台となることでしょう。
合掌
質問者からのお礼
大変有難いお言葉を頂けて嬉しく思います。まずはご先祖さまに感謝の気持ちを伝えたり自分が出来ることから始めてみたいと強く思いました。今までも祖母が全てしてくれていますが今年のお盆から両家のお墓参りにも参加してお花やお線香の上げ方など細かい事等も教えて貰い、いつか祖母や父母、兄弟が亡くなった時に祖母がご先祖さまにされていることを私も出来るようになりたいと思いました。