回答 2
有り難し 30以前も相談に乗っていただき、ありがとうございました。
私には、若くして自死してしまった弟がいます。
もう10年程になりますが、その間に幸せなことに私にも家族ができました。
今現在、私の実家にて私の親、私の家族（夫と子供たち）が同居をしていますが、どうもその家が、夫や子供にとってあまり良くないようです。
夫は霊感が強く、そのような影響を受けやすい体質のようなのですが、私の弟が成仏できずに家でさまよってしまっていて、あまり良くないものになってしまっている、そのせいで自分たちに良くない影響があると言っています。
実際に家にいるときに急に体調を崩したり、しんどそうにしています。子供も家があまり好きでないようで、誰かに見られている気がして怖い、帰りたくないと言います。
実は親の意向でまだ弟の納骨が済んでおらず、お骨がずっと家にあります。
それもいけないのでしょうか？
また、我が家は何故か子供が若くして亡くなることの多い一族で、とても悪い因縁があると言われたことがあり、因縁切りもしたことがあるのですが、もしかしたらまだそういうおかしなものが家に憑いているのかなと、とても心配です。
私としては、たったひとりの弟を亡くして一生癒えない傷がある上に、その弟が悪いものになってしまったと聞いて本当に辛いです。
辛いですが、私の家族がそのせいでつらい思いをしたり悪影響が出てしまうのは、なんとしても避けたいです。
そのようなことは本当にあるのでしょうか？
弟だとしても因縁だとしても、悪いものの影響を受けずに生きていくにはどうしたら良いのでしょうか？
弟がさまよってしまっているとしたら、どうしてあげたら良いですか？
うまくまとまらず、読みづらい文で大変申し訳ありません。
どうぞよろしくお願いします。
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
遺骨は関係ありません。が、遺骨や弟さんに対するご家族の執着のレベルは、家全体に対して関係あるかもしれません。家族が暗くなって悲しんで後悔ばかりしていると、家全体が負のオーラに包まれ、霊が寄ってきやすくなります。霊には居心地がいいのです。弟さんがその一人かどうかはわかりません。ご主人やお子さんはその波長とは別ですから、何か良くない波動を感じるのかもしれません。
弟さんの死を悲しんで遺骨をまだ置いておきたくても、それはそれ、こちらはこちらの生活を頑張るよ、と明るい気持ちを持っていたら、正のオーラが出て、家全体が明るくなり、霊は眩しくて居心地悪くて離れていくでしょう。
その霊の一人が弟さんだったら？ 死んだのは悲しいけど、良いところに生まれ変わって頑張りなさい、この生涯で家族でいられて楽しかったよ、と、明るく送り出してください。天人に生まれ変われるでしょう。逆に、霊で暗いままでいると、霊の次は地獄に落ちかねません。
思い当たることが具体的なので、対処法も簡単です。とにかく、あなたご自身と弟さんなど親しい生命と、ついでに一切衆生に対して、いつも慈悲の心を持つように心を鍛えてください。
スマナサーラ長老が日本テーラワーダ仏教協会で作った慈悲の瞑想（心の実践）のフレーズがあります。慈悲喜捨の4つの心を育てるためのフレーズです。
私は（私の親しい生命が、生きとし生けるものが）幸せでありますように〈慈〉
私の（私の親しい生命の、生きとし生けるものの）悩み苦しみがなくなりますように〈悲〉
私の（私の親しい生命の、生きとし生けるものの）願いごとがかなえられますように〈喜〉
私に（私の親しい生命に、生きとし生けるものに）悟りの光が現れますように〈捨〉
これをいつも心に念じて、心の中を正しく明るくしてください。みんな良い方向に変わります。
拝読させて頂きました。
あなたも旦那さんもとても不安に思っておられるのですね。皆さんのお気持ちを心よりお察しします。
弟さんを心を込めてご供養申し上げます。至心合掌 南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
弟さんが必ず仏様がお導き下さり、親しい方々やご先祖様が必ず弟さんを優しく迎えて下さいます。弟さんは仏様のもとで一切の迷いや苦しみや悩みからも救われて心から安らかになります。ご先祖様方と一緒に心清らかに円満に何の憂いもなくご成仏なさっていくのです。
そして弟さんはあなたやご家族の皆さんとこれからも心穏やかに優しくお見守りなさって下さいます。弟さんと皆さんとのご縁はこれからもずっと続いていくのです。どうかご安心なさって下さいね。ご遺骨をご安置なさっていることもどうか心配なさらないで下さいね。ご納骨はいつでもいいのです。
あなたや旦那さんがご心配なさるようなご相談は私はいつも受けています。そしてお話を伺いご供養させて頂きます。もしも不安であるならばオンラインでもお受けすることはできます。
因みにウチのお寺では多くのご遺骨を本堂に安置させて頂いて毎日ご供養させて頂いております。
私の処にも日々様々な方がいらっしゃっています。夜お亡くなりになられた方々がウチのお寺や私が寝ているところを訪れたり通っていかれるのかと思います。その場合には寝ながらも「南無阿弥陀仏なむあみだぶつ」とお念仏おとなえさせて頂いて「どうか仏様その方と速やかにお導き下さいます様に、お救い下さいます様に」と心からお祈りさせて頂きます。そしてお経もおとなえさせて頂きます。そうしていくと不思議と心も軽くなり安心が伝わってきます。おそらく仏様がその方を救い取ってお導きなさって下さるのかと思います。
弟様が心安らかになりこれからもあなたやご家族の皆様を優しくお見守りなさって下さいます様に、そしてあなたやご家族の皆様がこれからも弟さんとのご縁を大切になさりながら、皆さん仲良く健やかに生き抜いていかれます様心より仏様や弟さんに祈っております。どうかご安心なさって下さい。至心合掌 南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
