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「推し」に依存してしまう

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有り難し有り難し 6

私には、いわゆる「推し」がいます。

小学生のとき学校で踊るダンスを練習するために見た動画がきっかけで、K-POPアイドルにハマるようになりました。

そこから色んな経験をしていくうちに、「たまに見る」ぐらいだったK-POPアイドルの存在が、いつのまにか「心の支え」になっていきました。

辛いことや悲しいこと、苦しいことがあれば、推しのグループのパフォーマンスやコンテンツを見ては元気を貰っていました。

しかしK-POPは世界に広まっており、色んな価値観や観点のファンがついています。そのため炎上も多い界隈だと思います。
日本では炎上しても海外ではOKだったり、海外では炎上しても日本ではOKだったり、むしろ海外ファンに指摘されて気づいたりなど、色んなケースがありますが、なんにせよ毎回私も傷ついてしまうんです。

自分が推してるグループが否定されていると自分が否定されているような気分になり、グループから1度離れてみようとしても、おすすめに上がってきた動画などに興味惹かれてまた戻ってしまいます。

そうしてファンになったり離れたりを繰り返しているあいだに、もしかして私は無意識のうちにグループのことを自分のステータスとして見てしまっているのかもしれない、と自己嫌悪に陥ったこともあります。

どうにか自分に「私が好きなら好き」「犯罪ではない過ちは誰でもする」と言い聞かせても、SNSなどで否定的な意見を見るとそのまま受け取ってしまいます。

そもそも芸能人などを推しにすること自体、私には合ってないのだと思います。でも確かに私の心の支えは推しの存在で、生きているのも推しの存在のおかげと言っても過言ではないくらい好きで好きで依存してしまいます。

どうしたら周りの発言や他人の意見が気にならなくなると思いますか?また、どうしたら推しから完全に離れられると思いますか?

2022年1月28日 1:05

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

“好き”を進化させよう

少なくとも、あなたはそのアイドルの方から元気をもらい、人生を楽しく生きているのですから、それをとやかく言われる必要がありません。
だからか、あなたは「自分は自分、他人は他人」を理解しています。
ただ、理解してるだけで会得はできてないようですね。

人間の体は一つの動きをするのに繰り返しの訓練を必要とします。
踊ったり、走ったり、構えたり、人間の動作は繰り返すことで洗練され、最後には美しさすら伴いますよね。
ダンスのクオリティの平均値が高いK-popをお好きなら共感いただけると思います。

これは人間の体だけではなく、実は心にも言えるのです。
“『自分は自分』と知っている”だけの段階は、
“ダンスの振り付けを知っている”だけの段階に似ています。

ここから心は自分の好きなものを信じるように強く、柔軟になっていくのです。
しかし、それにはただ好きなだけではだめです。
“なぜ好きか”
“どうなったら好きでなくなるのか”
“どのように好きか”
“なぜみんなが好きになるのか”
“嫌いな人はなぜ嫌うのか”
あなたの“好き”と、みんなの“好き”を分析し、考えましょう。
それが、よりあなたの“好き”を深め、強くする方法です。

本来、他人に“好き”は左右されません。
もし左右されるのでしたら、『流行ってるから』『評価されてるから』好きなのでしょう。
それを認めることもまた、“好き”の強さになっていきます。

2022年1月28日 12:43
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日蓮宗の僧侶、啓誠(けいじょう)と申します。 修行に失敗し、一度は腐...
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質問者からのお礼

どう頑張っても嫌いになれないからこそ、批判のコメントがすごく頭に残ってしまうんです。離れようとしても好きなのですぐ戻ってしまうんですが笑

元気なときは「私が好きならそれでいい!推しかっけぇ!」ってなるんですけど、疲れてるときや精神的に参ってるときにそういうコメントなどを見るとめちゃくちゃ落ち込んでしまいます。

多分無意識にグループと自分を重ねて見ていたり、グループの知名度やグループへの評価にこだわっていたのだと思います。

もう少し、推しと自分のことを客観視できるようになりたいと思います。回答ありがとうございましたm(_ _)m

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