反芻するうちに不倶戴天の敵に
他人に対して嫌な思いをすると、自分の中で反芻してしまい、気がつくと不倶戴天の敵に見えてしまいます。
相手の行動一つ一つを深読みして、これは自分を苦しめるために行ったことに違いない、と被害妄想をして自己を苦しめてしまいます。
学校や部活などで所属が一緒で、相手は自分の敵意に気がついていない為、どうしても距離を取りにくいです。
どのようにすれば、自分は苦しい思いをしなくてすみますか。
正気のときの自分はいいけれど、何かタガが外れたら行動に移してしまいそうで怖いです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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目先のことばかりにとらわれず
拝読させて頂きました。
あなたが嫌な思いをさせられてしまうとその人に対して自分を苦しめる為にしたのかと思ってしまうのですね。そしてその人を許せないと思い敵に思ってしまうのですね。詳細なあなたの状況やお気持ちはわからないですけれども、あなたのそのお気持ちを心よりお察しします。
人と人とが交流すれば自ずと様々な場面で合わないこともあるでしょうし、利害対立してしまうことは起きてしまうものです。それは不可抗力もありますし、様々な環境や条件のもとであればその時の状況によっての巡り合わせもあるものです。
何で自分はこんな目に合わなけばならないのか、何であの人はそんなことをするのか、何で自分の方が辛い思いをしなければならないのかと思ってしまうと余計に自分を追い込んでしまい、人をうらんだり憎んだりのろったり敵対視してしまったりすることはあります。
その様な時にはおおかた自分の心も余裕がなくなり、著しく視野が狭くなってしまって見るもの聞くものも見えなくなってしまいます、つまり落ち着いて冷静に事実が入ってこなくなってしまうのです。ですから正しいものの見方もできませんし正しい判断もできなくなってしまいます。
ですから対等な立場で人とのコミュニケーションも取れなくなってしまい、人とのお付き合いもできなくなってしまいます。
それはあなたにとって著しく損失になることかと思います。
目先のことで目の前の損得ばかりにとらわれずにできれば少しずつ視野を広げていきましょう。
あなたがこれからの未来を心おおらかに健やかに成長なさっていかれます様に、素晴らしい人達とのご縁に恵まれて心から豊かに幸せに生き抜いていかれます様に切に祈ってます。そしてあなたを心より応援させて頂きます。
またぜひあなたのお気持ちお聞かせ下さいね。
お返事ありがとうございます。成長の過程で様々な経験を積んでいく中で知らず知らずのうちに視野は広がっていくと思います。その成長や視野を広げていくのはあなた自身ですからね。がんばってくださいね。
質問者からのお礼
回答していただきありがとうございます。
視野が狭まっている…それを拡げる…というのは、どのようにすればいいのだろうと考えています。
通常、眼の視野は身体が成長することで広がるということは
心の視野も心が成長することで広がるということでしょうか。
…難しいです
でも、こうやって落ち着いて物事を考えるということは心の成長に繋がるような気がします…