父を死なせた私は地獄行きなのでしょうか?
先日、父がアルコール性肝不全により亡くなりました。普段からアルコールを大量に飲むことによってなった病気だとお医者様からは聞かされました。
この病気の原因は父自身だと周りは言いますが、
私は父が亡くなったのは私のせいではないかと思っています。
私は中学の頃から約10年にわたり、父の私にかまってほしいという態度をうざったく感じ、父に酷い態度をとっていました。食事に誘ってくる父を冷たくあしらったり、リビングにいる父を毛嫌いし、自分の部屋で食事を取るように言ったり、リビングでテレビを見ることも嫌いました。また、会うたびに舌打ちをしたり、「死ね」と暴言を吐くこともありました(その後謝りましたが)、加えて一度、押し倒したこともありました。そんな態度の私に対して父も同じような言動をとってきて、仲は険悪になっていき、アルコールの量も増えていった気がします。
その頃から、父の勤務先の環境が本人と合わなくなり、父は鬱病を患い、仕事を辞めました。それに対して私の態度も悪くなっていきました。
そんな父が3ヶ月ほど前、肝不全で入院することになり、その際父に「その病気は私のせいか」と聞いたところ、「あれは自分も同じような態度をとっていたからおあいこで、酒は自分が好きで飲んでいる」と言っていました。その後退院した父でしたが、私はまた、夜中にリビングでテレビを見ながら食事をしようとした父に対して、自分の部屋で食事をとるように言いました。また、前と同じような態度をとっていたかもしれません。
その後父がまた倒れ、入院することになった時、また父に「これは私のせいか?」と聞いたところ朦朧とした意識の中、父に「ケンカ」と一言言われました。どういう意味かわかりませんが、私との喧嘩のせいで亡くなったという意味なのか、あれはただの喧嘩だったという意味だったのか、それが最後の会話になったので、今となってはわかりません。
ここまでのことをしていた私は親を殺した、罪人として地獄に落ちるのでしょうか?
父は私を恨んでいるのでしょうか?
考えが足らないところ。 そのせいで何か失敗をしでかした後から心配したり後悔したりすることが多々あります。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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自分を責めるより、ちゃんと「ごめんなさい」と言えるあなたに
そんなことがあったのですね。
お酒で気持ちを紛らわせる人もいますしね、お酒にのめり込んだ原因は、自分の態度だったかもしれないと考えると、後悔しているのね。私のせいだと。だから、何度も確かめたのよね。
それも、一つなのかもしれないね…。
でも、もう確かめようがないわね。
あなたがね、こうして、お父さんとの時間を振り返り、自分の態度を考えていく。それは、亡くなられた今、お父さんがあなたに与えてくださった考える時間なんじゃないかしら。反省しろ、後悔しろってことじゃなく、人を想うということは態度や言動にも表れるのだということをね、お父さんが(考えていってほしい)と願っておられるのかもしれないよ。
私には、あなたを恨んでいるというより、人との関係を大切に、壊さぬようにと、教えてくださっているように思うわ。また最後の言葉「ケンカ」は、「ケンカのこと、気にしなくていい」と言いたかったのではないかしら。最初の入院で「おあいこ」だと言ったお父さんだもの。最後だって、あなたを気遣ってたんじゃないかなって思うわよ。
親を殺した、罪人、地獄に落ちる、恨んでいると、自分を責めるより、ちゃんと「ごめんなさい」と言えるあなたになりましょうね。
罪の気づき・自覚した身から、仏様の救いは届いていくのよ。
質問者からのお礼
ご回答ありがとうございます。
そうですね、今一度父の墓前に謝罪の言葉をかけたいと思います。
中田様ご回答ありがとうございました。
思えば心から父に謝罪したことはなかったかもしれません。
まだ、罪悪感が拭えず、地獄に落ちるかもしれない恐怖はまだありますが、これからの人生、同じことを人にしないと誓いたいと思います。