hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

死を考えています

回答数回答 1
有り難し有り難し 23

数年前まで、都内で母方の親族が経営するメーカーで事務職に就いていました。

実家は愛媛県ですが、会社所有の土地や不動産があり、その会社と強い結びつきがあります。

親族は、複数おりますが、会社経営に関わる親族と、そうでない親族がおり、ずっと対立が続いていました。

叔父や叔母、従兄弟たち経営陣たちからは、対立する親族と関わらないよう言われていました。
それなのに、その対立する親族と接点を持ってしまったり、両親を敵に回すような態度をとってしまいました。

そうして、私は経営者である叔父や叔母だけでなく、縁故採用のきっかけとなった母を裏切るような行動を取ってしまい、家族や親族からの信用を失いました。

会社の従業員の人たちとの人間関係にも悩み、心療内科に通っておりましたが、経営者親族や両親ともコミュニケーションがうまくとれていなかったため、メンタル不調を理解してもらうこともできませんでした。

その結果、任されていた会社の経理の仕事もうまく勤まらなくなりましたが、鬱の治療を受けたり、休職願いを乞うこともできず、そのまま自己都合退職してしまいました。

東京から愛媛県の実家に戻りましたが、親からは家を出て行けと言われ、唯一の頼りだった身内との繋がりも失い、途方に暮れています。

鬱の治療もままならないまま、やっと見つけた仕事は、工場での派遣で、福利厚生もありません。

お給料は、親族のメーカーに勤めていた時の方が、遥かに上回っています。
経理というデスクワークに、縁故採用してもらい、手厚い待遇を受けていたのに、経営者親族とうまくやれなかった自分。
東京という街で、キャリアを築くこともできたのに、地方に帰ってしまった自分。

もしあの時、仕事や人間関係に悩んで、経理が手につかなくなっていたのなら、正直に鬱病であることを報告して、休ませて貰えばよかった。

親族間の対立や、両親とのこじれた関係も、うまく距離をとったり、会社での立場と公私混同せずに、自分のキャリアに集中すればよかった。

結果として、家族との繋がり、親族からの信用、仕事、キャリア、出世、全てを失うことになりました。

社長だった叔父は亡くなり、副社長の叔母からは、「顔も見たくない」と言われました。
母も、口を聞いてくれません。
謝っても、泣いても、何も取り返しがつきません。
毎日、死ぬことばかり考えています。

2022年10月28日 15:12

この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

心地良いものに触れて心を休めていきましょう。あなたは悪くない

それはお辛いですね…。
親族経営や縁故採用にはあることかもしれませんね。仕事外の付き合いまで口出しされ、気を遣う。周りが身内ばかりの関係で仕事をしていると、仕事の愚痴も言えない、辞めれば行き場がなくなることに。それと引き換えに、優遇もあったのかもしれませんが。

あなたが、ここまで追い込まれることをしてきたのだろうかと、疑問です。接点を持つこともあるでしょう。顔を合わせる機会も無くはないわけで。仕事の情報が流れたわけでもなければ、ただの仕事外の付き合いまで、とやかく言う権利はありません。信用を失うだなんて… そうやって、親族間の対立を長引かせているのが気づかないのかな。悲しいですよね。

しかし、人というのは敵だと思えば冷たいものですね。口も聞きたくない、顔も見たくないなんて。辞めた人を、なぜそこまで追い込むのでしょう。孤独にまでさせて。そんなに会社が大事なのでしょうか。

もう、会社や親族のことから、離れませんか。考えると、あの時あんなことをしなければと後悔ばかりになりますが、そんな対立に巻き込まれながら一族であり続けることもまた、争いの中なのですよ。

頼る人だって親族や母だけですか?一族の中だけで、社会が回っていたのなら、そうかもしれませんが。何も、あなたがいた世界だけが全てではありません。やりたいことだって、これからは誰に何を言われるでもないのです。生き方を自分で選んでいけるのですよ。

今のお仕事をなさりながら、他の人とも繋がっていきませんか。周りが別の世界を見せてくれます。広げてくれます。以前の出来事が頭から離れないから、鬱症状が出てしまうのかなと思いますが、あなたの生きる場所は、あそこだけではないのだもの。

ここまで頑張ってきたのです。死ぬ必要なんてないのよ。鬱が回復したら、あなたには今までのスキルもある。地元の素晴らしい場所も見つけていきましょう。過去だけが、豊かな生き方でもありません。争いから離れられたのですもの。

ハスノハとも、こうして繋がっていきましょう。私はあなたの味方よ。
自分に心地良いものに触れて。心を休めていきましょうね。あたたかいものが感じられていきますよ。

追記
他の人は、そんな期待すらなく外に出ています。それが自立するということ。
「一族」から本当の意味で自立できればね。迎え入れる人を、一族に求めれば、やはり絶望になるわね

2022年10月29日 9:28
{{count}}
有り難し
おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

今思えば、私は一族のなかでの競争に負けたのだと思います。
私はひとりっ子ですが、一族内には歳の近い従兄弟がたくさんいます。
そのなかで、経営者である叔父や叔母に認めてもらうためには、他の従兄弟たちよりも優秀で、仕事や人間関係もうまくこなす必要がありました。
親、特に母も、私が抜きん出て優秀で、経営者親族である株主オーナー達から認められることを望んでいたはずです。
義務教育から高校、大学と、従兄弟たちと比べられたり、「ひとりっ子は心が弱い」と言われてきました。
だから、鬱になってもそれを隠して頑張ってきました。
だけど、せっかく縁故採用された会社を辞める、という形で、母の期待を裏切り、従兄弟たちとの競争からも永遠に遠ざかりました。
私は、その会社や一族のなかで成果を残すために産まれ、育てられてきたのだと思います。
その道から逸れた私を迎え入れる人はもういません。
私は、生きる価値も目的も、居場所さえも失ったようです。

メッセージは有り難かったですが、やはり、絶望的な日々は変わりません。
せっかくお返事をいただいたにも関わらず、申し訳ありません。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ