自分のせいで受精卵が破棄されてしまった
昨年の9月に不妊治療で採卵をし、10月に移植、今年の7月に第1子を出産しました。
頭の中で、凍結保存してある受精卵の保存延長手続きをしないと。確か保存延長か破棄かの連絡が来るんだよな。と、何を勘違いしたのかそう思っていました。
毎日の育児に追われ、気付いたら10月に。あれ?連絡が無い…おかしい…嫌な胸騒ぎがし、同意書を再確認したところ保存延長手続きは8月まで。私から連絡をしなければ破棄となります。との一文が。
頭が真っ白になりました。自分の確認不足で我が子になるはずの受精卵が破棄されてしまった…来年か再来年にはお迎えに行ってきょうだいを作ってあげようと思っていたのに…受精卵を作るまで協力してくれた人達に申し訳ない…また一からやっても受精卵が得られるとは限らない…自分の馬鹿さ加減に呆れ、自分を責め、安定剤を飲んでも落ち着きません。
どうして自分から受精卵との縁を切ってしまったのか、縁を切ってしまったことに何の意味があったのか、受精卵は成仏できるのか教えて頂きたいです。
私がしてしまったことは一生かけて償っていこうと思っています。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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仏様にお任せするしかない
南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)、
なむあみだぶなむあみだぶ
なむあみだぶなむあみだぶ
と念仏を称(とな)えて、失われた命が来世で極楽浄土に生まれて菩薩様(仏の見習い)になり、やがて成仏(悟って仏様に成る)できますようにと願いましょう。
あとは、阿弥陀仏にお任せしておくしかありません。
阿弥陀仏は私達を極楽浄土に迎えてくださる救いの誓いを立てられた仏様なので。
さて、私達には誰にでも、欲・怒り・怠け・プライドの煩悩があります。
怠けの煩悩があるので、集中力が途切れ、ミスや失念が必ず起きます。
そんな煩悩まみれで愚かな私達を極楽浄土に迎えてくださるのが、阿弥陀仏です。
失われた命は別の生命に転生していると思って、新しい生活を始めている生命の幸せや往生極楽を願いましょう。
また、後悔は怒りの煩悩の一種だと考えられます。
煩悩まみれの私達に後悔があるのも仕方ないことですが、煩悩は悩み苦しみストレスの原因になりますので、「後悔も煩悩だ」と頭の片隅で理解しておきましょう。
あなたが仏教の真理の一端に触れるきっかけとなった受精卵の存在に感謝しつつ、過去や未来への妄想雑念を長引かせないようにしましょう。
質問者からのお礼
ご回答ありがとうございました。
「失われた命は別の生命に転生している」という言葉に救われました。別のママの子供に生まれ幸せに生きてくれたら嬉しい。こんな馬鹿なママで良かったらまた戻って来てね。阿弥陀様、受精卵(我が子)をよろしくお願いします。と、手を合わせました。
受精卵が教えてくれたことを教訓にし、生まれてきてくれた息子を大事に育てていこうと思います。