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不倫相手の彼から距離を置きたいと言われた

回答数回答 1
有り難し有り難し 39

職場の10歳上の先輩と不倫関係になり一年半弱になりました。彼も既婚者子持ち、奥様はバツイチで連れ子が一人、彼と血の繋がったお子様もいらっしゃいます。
彼は私が抱えている過去の苦しさをよく理解してくれ、彼の2年の片想い後に想いを伝えられ不倫関係になりました。
家も近く、土日に会うこともしばしばあり、私の生活の支えであり楽しみでした。

夫との関係は悪くなく、もう男女の関係ではありませんが仲の良い友人のような感覚です。
家事もしてくれとてもいい夫と思いますが義理の実家からのいじめ、それに何もしてくれない夫への不満をきっかけに夫との関係がギクシャクしていき、最終的には不倫に走りました。辛いこと、生きづらいこと。夫に話をしても夫には「理解できない、そんなに考えなければいいのに」と言われてしまい夫に話すのはやめてしまいました。

幼少期私は複雑な家庭で育ち、家庭環境を起因とする境界性パーソナリティ障害があり、心療内科に通っております。

不倫相手は歳上でおそらく父性のようなものを求めて付き合っているのではないかなと自分では思います。

彼と奥様の関係は今大変な状況にあり、会話もなく離婚を視野に入れていたそうですが、お金の問題やお子様の問題がありしばらくはこのまま家庭内別居にしようという話になったそうです。

そのような環境なので奥様の監視もなく、彼は頻繁に連絡をくれ、会う時間も作ってくれ、困ったときにはいつも助けに来てくれていました。親とは疎遠の私には一番の理解者でした。離婚はお互いしなくてもいいから一生側にいられたらいいね、そう話していました。
そんな彼の優しさに私は甘えてしまい、境界性パーソナリティ障害の良くない部分が出てきて、何か不安に思うポイントがあると文句を言ったり彼を責めたりすることが最近続きました。
この行為により「疲れたから距離を置きたい」
そう言われてしまいました。今は失意のどん底で仕事もやる気が出ずうつ状態になっています。
彼は既婚でありながら私に想いを告白してきた、家庭を顧みず不倫相手と会っている、冷静に考えれば「良い人」ではないのだと思います。でも彼が好きで一緒にいたい。優しくしてくれた、受け止めてくれた彼が私の人生からいなくなると思うと辛いです。
私は今後どのように生きていけばよいのでしょうか。

2022年11月9日 15:03

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

終わりがきたということ。黙って引くのが最後に出来る愛の形

プロフィールも読ませてもらいました。あなたの事情、そして彼の存在が、あなたの生きる支えであったことも。

それでも、いつまでもこの関係が続かないことは、あなたも承知の上での付き合いだったのではないですか。

不倫をどうこういうつもりはありません。好きなようになさったらいいと思いますが、周りを巻き込んだ修羅場があろうとも、身の破滅になろうとも、それは関係の代償として受け入れるしかありません。お2人も責任と覚悟の上で付き合ってこられたのでしょう。

「離婚はお互いしなくてもいいから一生側にいられたらいいね」
言葉では、2人の都合のいいように交わしていても、そんな関係を保ち続けるためには、きちんと線を引き、相手に求めないことです。会っている時だけ、そして心で繋がる、そんな幸せを喜び満足出来ていればね…。

でも、人というのは求めるものです。
不倫という立場をわきまえず、求め過ぎてしまうと、関係が歪んできます。

甘え過ぎた、文句を言った、責めた。
そして彼が、あなたに疲れ、距離を置きたいと告げた。

不倫を続けていた あなたなら、何を意味するかわかりますよね。

終わりがきたということです。黙って引くのが、あなたが最後に出来る愛の形でしょう。

彼が自分の人生からいなくなることが辛いなら、わきまえるべきだった。それが、不倫のルールなのだろうと思います。

今後どのようにして生きていけば…ということですが。修羅場にもならず、身の破滅にもならず、良かったと思うしかありません。
辛さは、一人で抱えていかねばなりません。不倫とは、そういうものです。それが出来なければ、足を踏み入れるべきではなかったのです。

いろんな恋愛の相談を受けてきました。いくらでもお聞きします。それでも、自分の恋愛の後始末は、自分で受け入れ、越えていくしかありません。自分で立てないのなら、彼に変わる支えを見つけていく。新しい恋人をという意味ではありません。自分の生きる目的・支えは、みんな自分で見つけていくものなのです。

彼が与えてくれた思い出を大切に。
それも、大きな支えではないでしょうか。

2022年11月10日 15:32
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有り難し
おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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質問者からのお礼

ご回答を賜りましてありがとうございました。
はい、どこかでいつか終わりがくることをわかっていながら、目の前にある小さな幸せにすがり、それが幸せと思い込み、依存していたのだろうと思います。
夫と向き合い、自分の足で立って生きていかねばならないときなのでしょうね。どこかでわかっていながら、気づかないふりをして目前の苦しさを避けて逃げていました。

不倫という人の道を外れたことをしている自分に幸せに今後を生きる権利があるのか、自問自答の毎日ですが彼にもらった想い出を胸に、ふと幸せだったころを思い出して生きていこうと思います。
また辛くなったときオンライン相談をさせていただこうと思います。

お仕事でお忙しい中、時間を割いてくださりありがとうございました。

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