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老親と実妹の今後の付き合いどうすれば?

回答数回答 2
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実の親と妹との関係についてご相談させてください。
私は両親にあまり良い感情を、抱いてはいません。過干渉で口が悪いです。母親は子どもの頃から、私に嫉妬のような感情で接していたことを覚えています。なので学校や先生などに褒められると、嫌味の連続。進学も頑張って推薦をもらったのにぶち壊しました。父親は自分のやりたいこと、願うことを押し付ける人です。マスオさんで跡継ぎの男の子がほしかった為に、思春期以降私は男の子の格好をさせられていました。中学は制服でやっとスカートを堂々とはけました。高校進学時に自転車を買ってもらったのですが、足の届かないような男子高校生用の自転車で、がっかりし、悲しく、また不便な3年間を過ごしました。上の学校の進学は自費で通信制の短大に行き、逃げるように結婚しました。

両親に対してはほぼ諦めに近い感情と、口が上手く恩を盾に権力で支配しようとする言動が、嫌で、親に意見することはまるでありませんでした。しても、暴言を吐かれるだけですので。はいはい勝手にしててよ、という感じで、嫌味や悪口、人を貶めて笑うような会話に半分聞くか聞かないように長年過ごしてきました。
妹は、お金を出してもらい家庭教師やら私立の学校やら欲しい物全て買い与えられていました。が、だんだん母に似てきて、私に対して悪意のある発言をさも楽しげに話すので、今は、連絡を断っています。心の病でマルチ商法にハマっています。

四十を過ぎた頃に、私ごと、ゲガで身体を壊し、あまり無理ができない体になりました。家事やパート、子育てなんかは休み休みできるのですが、身体に余裕がありません。そのため、精神的にも何かを我慢して動くことが難しくなりました。家族や職場などでは、これこれこういう理由で手伝ってほしいの、とか、ここをお願いできますか?ホントありがとう!なんてことが通用する、とても温かな世界に住んでいます。
ただ、旧家族との関わりを持つとき、心がどんより沈みます。いつもいつも一方的に我慢を強いられるからです。体力がなくなったせいか、距離を置きたい、声さえも聞きたくないと思うのです。もう我慢出来ないのです。

お正月に皆で集まりたい、とのお誘いを私は断りました。主に私の悪口の言い合いを楽しむ会だから…昔は子供のためとは思いましたが。

私は旧家族とどう付き合っていけばいいのでしょうか?よろしくお願いします。

2022年11月17日 11:17

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

「親なんだから」「親子だから」に縛られなくていいのですよ。

今までの質問も読ませてもらいました。いわゆる毒親に当たるのだろうと思います。親により、我慢を強いられ、尊厳を踏み躙られ、心身を傷つけられてきたのです。家を出たくて仕方がなく、親から離れたかった状態で育ってこられ、今も苦しんでおられるのに、あれが親心であったとは、到底に思えませんよね。

「親なんだから」「親子だから」に縛られなくていいのですよ。もう あなたは自立し、自分の家庭があるのです。独立しているのですもの。ご自身の家庭を最優先していかれたらいいのだし、あなたの居場所は今の家庭です。親は、親で生きていくものです。いつまでも子どもに頼り、子が親を見ると義務を押し付け縛る権利はありません。
今後も、親の老後を考えたときは、福祉や地域包括支援を頼ったらいいのですよ。それは、国民誰もが受ける権利なのですからね。あなた一人が抱えなくてもいいのですよ。

線引きをしましょう。あなたの気持ちを優先しましょう。物理的な距離も取りましょう。お盆であろうと正月であろうと、親の顔を見に行く、実家に挨拶に行く必要はありません。親が子を虐げ傷つけてきて、今更 親面には、虫唾が走るでしょ。もう、振り回される必要はありませんよ。それで、親から縁を切ってくれたら、くらいに思えばいいのです。

僧侶なのに、なんてことを言うのかと思われるかもしれませんが。
私は、あなたのこれからを守りたいわ。

2022年11月18日 10:17
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有り難し
おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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あまり関わることもないと思います

拝読させて頂きました。
あなたが幼い頃から今までご両親様からもひどいことを言われたり理不尽な扱いを受けていらしたのですね。その様な中であなたは必死に我慢なさってご成長なさっていらしたのかと思います。今は善いご縁に恵まれて新しい家族に恵まれてお過ごしなさっておられるのですね。その様な中で心身も充分ではない状態が続いておられて、旧家族との付き合いが本当に嫌になって我慢できない程に辛くなっていらしたのですね。詳細な経緯はわからないですけれども、あなたのその辛いお気持ちを心よりお察しします。

あなたが今も以前のご家族のことで苦しんでおられるのであるならば私はもうあまり関わることでもないと思います。

先ずはあなた自身の心身が大切です。お会いしてまた嫌なことを言われたり見下されたりいじめられる様な事を言われるのであるならばお会いなさることもないと思います。
あなたにとっては旧家族は悪縁ですからね。

確かにご両親様がお亡くなりになられるということがあれば必要最低限でご対応なさればいいかと思います。
親も色々ですから子供に対してひどい扱いをする者もいるのです。

今はあなた自身のご家族をどうか大切になさって下さいね。
あなたが旦那さんやお子さんとのご縁を大切になさりお互いを尊重し合い思いやり、これからの未来を心から仲良く幸せに生き抜いていかれます様に切に祈っています。

2022年11月18日 13:53
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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

皆様ありがとうございました。これまで、こうした子供の頃の耐え難い体験は、言葉に表すことも自分の中で思い出すこともほとんどありませんでした。これまでは、子供たちのおじいちゃん、おばあちゃんとして接していました。(私は結婚以来父母とは呼んだことがありません)ですが、身体を壊し無理ができなくなる、また同時期に子どもたちに手がかからなくなったのを境に、親子として向き合うことになりました。
すると、両親、きょうだいと過ごした時間がたまらなく辛く、薄暗く冷たい闇の中で孤立した状態で過してきたように思えてならなくなりました。子供の頃、辛いとか痛いとか感じることをやめようとしていたことも思いだしました。無でいたいと思ってました。

今、辛いとか苦しいとか言えるのは、ある意味進歩なのかもしれません。医者にこれ以上だめだよと言われながら、無理を通した結果がこの体です。常に身体が物理的に痛む(ヘルニアです)ので、何らかの不快を我慢してこれ以上無理をすることが、不可能になりました。ですがそれが幸いだったのかもしれません。私自身を大切にするということが、初めて少しずつできるようになったからです。旦那さんや子供たちが、だから何度も止めたのに!と心配して叱ってくれていることにもハッキリ気がついたからです。またみんな助けてくれまのです(痛いとか辛いということは人としてずっとだめなことだと、思ってました…頼ることも…)

色々、吐き出させて頂いたこと感謝いたします。

幼い時からずっと溜め込んできたこと、いつも自分で進んでそうしてきたんだ、自分が悪いんだと思ってきたこと、それを外に吐き出し、誰かにわかって頂けるのはとても幸せなことなんですね。ありがとうございました。

だんだんと衰えていく両親を憐れに思えてきました。弱いものに威張り散らし、悪態をつきまくっていたら、結局、誰も彼もから見向きもされなくなるんですね…恐ろしい。

私は良き親にそして良きおばあちゃんになりたいです…頑張らねば。

これからは自分に無理のない範囲で、接していこうと思います。何かしてくるようなら離れます。今ならそれもできると思います。

温かいお言葉ありがとうございました。感謝です!なんだかスッキリしました。

ありがとうございました。

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