妊娠してもいいのでしょうか
私は今25歳の主婦です。
誰かにお話を聞いて頂きたくて、投稿しました。
妊娠がわかり、とても喜んでいました。
小さい頃から子供が好きで、結婚前は保育士として勤めていました。
妊娠中の保護者の方も多くいらっしゃったこと、友達の出産ラッシュが続いていたこともあり、
私の子も無事生まれるだろう、と思ってました。
妊娠5ヶ月の頃、お腹の中の赤ちゃんに病気が見つかりました。
治せる方法はない、たとえ産まれても生きていけないと言われ、泣く泣く手術を受けることに決まりました。親として今できることをと考え、名前をつけました。もうすぐ聞こえる頃かなと買っていた絵本を、旦那が読んでくれました。
赤ちゃんを包んであげるおくるみと、寂しくないようクマのぬいぐるみを作りました。
当日、破水し分娩室に移ってから、寝てしまいました。そのとき見た夢の中で、私達がつけた名前を呼ばれ、元気よく返事をして、ニコッと笑った、黒い髪の可愛い子が出てきました。
目が覚めたとき、「もう生まれるからね」と言われ、すぐに産まれました。
手のひらに乗るほどの小さな身体でしたが、とてもとても可愛い子でした。
精一杯の親孝行をしてくれました
あの子のおかげで、私はこの数ヶ月本当に幸せだったし、周りの人に恵まれていると感じました。
納骨も済ませて、お経もあげてもらいました。
沢山の方が、早く元気になってね、と優しい言葉をかけてくださいました。
でも、やっぱりすごく寂しいです。
2ヶ月ほど経ちますが、今でも涙が出ます。
もうあんな気持ちを味わいたくないから、妊娠が怖いと思う日もあります。
かと思えば、やっぱり自分の子どもが抱きたくて、早く早く次の子を授かれたらとも思います。
でも、こんなに不安定な気持ちで妊娠して、母親になれるのか自信がありません
次の子を育てる中で、あの子だったらどんな成長をしただろうかと、比べてしまうことが怖いんです
本音を言えば、あの子に会いたいんです
長々とすみません
あの子の話を誰かに聞いて欲しくて、長い文章になってしまいました。
こんな私ですが、また妊娠してもいいのでしょうか。
また、母親である私があの子のことを考えすぎていたら、あの子が成仏できなくなってしまうのでしょうか。
よろしければ、お返事を頂ければ幸いです。
お坊さんからの回答 3件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
お母さんお父さんの笑顔を見たいはず
かすみさんへ
この度は、誠に残念な結果となりご心中拝察致します。
今回の事は、誰の所為でもないのです。ただご縁が無かっただけの事で自分を責めてはいけません。
それより、亡くなった我が子は、悲しんでいるお母さんをあの世から見て、どんな気持ちで過ごしているでしょう?亡くなった我が子は、お母さんお父さんの笑顔を見たいはず。
亡くなった我が子の事を思いだしてあげる事は大事な事ですが、今回のこの経験をマイナスにするのでは無く、プラスにしてあげて下さい。亡くなった我が子の分まで、次に生まれる子供と共に、楽しく仲良く元気に過ごしてあげて下さい。それが、亡くなった我が子の供養にもなるのですよ!
今でも一緒に生きているのです。
妊娠5カ月目でのお腹のお子様のご病気発覚…貴女とご主人様の心中お察し申し上げます。
お子様のご病気発覚以降、
貴女とご主人様が今、我が子に出来る事として行われた
名前を付けてあげた事。
絵本の読み聞かせをしてあげた事。
おくるみを作ってあげた事。
寂しくならない様にくまのぬいぐるみを作ってあげた事。
どれもこれも全てが今はお二人にとって我が子が生きていた証となり心に刻み込まれているのではないでしょうか…。
親より先に子供が亡くなってしまわれた事を仏教では「逆さ」と言います。
貴女もご主人様もその「逆さ」の苦しみを経験をされたばかりです。
次のお子様を授かりたい、抱きたい気持ちもわかりますが、
暫くは精神的にも肉体的にも休まれて下さい。
時薬という言葉があるように、どれだけの時間が貴女に必要かは私には分かりませんが精神的にも肉体的にも落ち着かれた時に自然と現実を受け入れる事が出来るのではないでしょうか。
次のお子様の事は、その時に又お考えになられるべきだと思われます。
それまでは
急がれる事もありません。
焦る事もありません。
無理される事もありません。
生まれながらにして僅かであれども幸せな時間をもたらし、親孝行してくれた亡き我が子を今は出来るだけ沢山思い出し貴女の心の中でしっかりと抱き締めて上げて下さい。
その様に思い出してあげる事でお子様はお二人の心によみがえり生き続けていくのです。
そしていつの日か、お子様の死を受け入れる事が出来た時には、今度は貴女が亡き我が子に対して恩返しをしてあげて下さい。
それは
貴女とご主人様が元気で幸せな人生を送られる事です。
「行(ぎょう)の供養(生きざまの供養)」と言って貴女自身の日々の生き方、生活の在り方を霊前にお供えし見て頂くという供養があります。
この「行の供養」をされて「いつも亡き我が子に自分はみてもらっている」「見守られているんだ」と思う事で重く沈んだ気持ちも少しは軽くなられるのではと思います。
又、「一緒に生きているんだ」と言った気持ちにもなり悲しみも安心へと向かって行くのではないでしょうか。
亡き我が子と向き合う時間を大切にされて、ゆっくり歩いて行きましょう。
もう生まれかわっている
仏教では輪廻転生を前提に考えます。亡くなった生き物は、すぐに新しい生き物に生まれ変わるのです。
ですから、亡くなったお子さんは、今は、宇宙のどこかで新たな命を生きているはず。
なお、生まれ変わりの繰り返しから解脱できるのは、仏様のように悟った方だけです。
あなたも私も、前世で別の生き物だったのです。しかし、前世の家族の記憶さえも思い出せません。
だから、前世の家族の行いで成仏できない、ということはないと思います。
しかし、もしも生まれ変わったお子さんが、記憶はなくてもあなたの行いを目にする機会があるとしたら、その子の悟り(成仏)に役立つような、お手本となるような善い行いを見せてあげるほうが良いのです。
仏教的な供養の本質は、そういうものです。
仏の教えが書かれた経典を読み聞かせるのも、そういうことです。
質問者からのお礼
鷲尾様
お父さんとお母さんの笑顔という言葉にジンとしました。
私達の笑顔が一番…そうですよね。
あの子が来てくれて本当に幸せでした。泣くのではなく、笑顔でその幸せを想い出したいと思います。
あの子がいたことは、絶対にプラスにします。できます。
丁寧なお言葉をありがとうございました。
隆介様
ずっと、あの子を抱きしめたかったと悔しさと寂しさがありました。
心でも抱きしめられるのですね…ハッとしました。
たくさんたくさん抱きしめてあげようと思います。
優しいお言葉をありがとうございました。
願誉浄史様
あの子はもう、あの子の人生を生き始めたのですね。ホッと致しました。
どうかどこかで、次は元気いっぱい生きて欲しいです。
私は、自分の生き方を誇れるよう、お手本となれるよう頑張ります。
丸まっていた背が伸びたような気さえします。
ありがとうございました。
皆様、親身になってくださって、丁寧なご回答をありがとうございました。
肩の力が少し抜けたような気がします。
頂いたお言葉を励みにしながら頑張ります!