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夫の長年に亘る不貞を許すべきか否か

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5年前、上の子が3歳下の子が1歳の頃、主人の不貞行為が発覚しました。
内容は、風俗通いから始まり、援助交際(買春)の常習化です。
夫婦二人(日本~海外)→子供二人誕生(海外)→帰国して1年間の計10年、多い年では年に100万以上遣っていました。総額にすると400万円程注ぎ込んでいたと思います。

嘘がつけない、真面目で優しく、性欲も淡白(私とは10年間ほぼセックスレス)な人だと思っていたので、大きなショックを受けた私は怒り、泣き、罵り、苦しみ、そこからは地獄の日々でした。

携帯を解約させたまでは良かったのですが、そこから約一年後(今から3年半前)転勤となり主人が単身赴任する事に。
仕方なく携帯を持たせたところ、案の定またも出会い系に再登録→単身赴任の家に女を連れ込む→単身赴任が終わりこの家に戻ってからも別の相手を探し不倫を継続…

そのことが発覚したのはちょうど1ヶ月前です。結局この5年間は何だったのか?
私の苦しみや悲しみは全く伝わっていなかったのか?沢山話し合いました。
主人の言い分としては、「本当はずっと私と向き合いたかったけれど、俺はプライドが高いが劣等感も同時にすごくある。年下だけど優秀な私に、仕事で悩んでいる姿など弱みを見せられなかった。
子供が生まれてからも安易に逃げる癖を直せなかった。
5年前確かに悪いとは思ったけれど、一般的な男性もしているし、そんなに傷付けている自覚がなかった。一度悪事がバレたことで余計に私と溝が出来、寂しく、必要とされていない事に耐えられなかった。不倫相手に愛情等は一切無い。
今は本当に傷つけたと分かったし、もう逃げたくない。時間はかかっても私とやり直していきたい」と…。

確かに5年前に比べ、積極的に家事にも取り組み、私が何度責めてもきちんと向き合って話をしてくれます。
しかし、まだたったの一ヶ月。
どうせまた同じ事をするんだろう。
新婚からの15年間風俗→援交→不倫、一度の自分の意思でやめたことは無く、私にバレる度に泣いて謝る。もうしません、と。

こんなにも裏切ってきた夫とは二度とキスもセックスもしたくないし、心の底から信用したり好きになる事は無い気がするのです。残りの人生、心底愛せない相手と居るべきか。
子供の為にも夫の為にも、私が許し、受け止めてあげる事で私自身も成長するのでしょうか?

2023年1月1日 7:56

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

他者よりも自分が楽しく暮らすことを優先に・・・

貝がら さん
こんにちは

拝読させていただきました。
夫の不貞行為に悩まれ、お辛いですね。

夫の不貞行為は、いくら話し合っても変わらない気がします。
>どうせまた同じ事をするんだろう。
同様なことが起こると思います。
一方で、言えるのは、考えや行動、関係性、事象は常に移り変わるという事実です。
夫の考え、行動、性欲も変わる可能性が事実“ありえる”ということです。
ただ、そのタイミングがいつなのかはわからないと思います。

あとは、貝がらさんが、これからの人生をどう過ごされるかだと思います。
すぐに離婚する、別居するもよし、適度な関係でいっしょに暮らすもよし、
将来の離婚を考え、それまでは準備期間として、備えるもよし
夫を責め続けるもよし、ただ、これは費用対効果としても、しんどいと思います。

貝がらさんが、常日頃から、あまりしんどくならないような生き方が良いのだと思います。
あまり他者に期待をかけ過ぎないでください。
皆さんけっこう、相当違う価値観や考えて、生きておられる感じです。
むしろ自分と近い価値観や考えを持った人は稀有と思って生きる方が楽ではないでしょうか・・・

他者を変えることに奔走するよりも貝がらさん自身が楽しく暮らせることを優先される方が良い気がします・・・

応援しています。
一つの参考となれば幸いです。  

2023年1月1日 15:11
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有り難し
おきもち

慧徳
真言宗 僧侶。スピリチュアルケア師。 みなさまのお悩みに日々、寄り添えれ...
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質問者からのお礼

慧徳様
貴重なアドバイス、本当にありがとうございます。
「考えや行動、関係性、事象は常に移り変わる」
「他者に期待をかけ過ぎない」
心に沁みました。

確かに私は「不貞行為はあってはならない事で、何とか早く結論を出さなければならない。このままではいけない。私が正しいのだ」と思っていたように思います。
こんな夫を持って恥ずかしい、こんなにも何度も裏切られてまで一緒にいるなんてあり得ないといった考えに取り憑かれて、日々先の見えない苦しさから、ずっと夫を責めていたように思います。心の底では、そんな事をしても何も解決しないと分かっていたのに。

性急に結論を出そうとするのではなく、自分自身が今後の人生をどう生きていきたいかをじっくりと考えながら、時間を掛けて、夫も、私自身も変わっていけるのか見定めてみようと思います。
本当にありがとうございました。

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