臨月死産からの、心の持ち方
昨年の夏、待望の第一子を臨月で死産しました。お寺に安産祈願にもちゃんと行きました。ずっとずっと待っていたのに、どうして私の願いは届かなかったのでしょうか。どうして生きて会うことが叶わなかったのでしょうか。
辛い気持ちを引きずりながらも仕事は再開しましたが、妊娠を知っていた人と会うのも辛く、以前のように働くことが難しい状態。命だけでなく、これまで築いてきたたくさんの物も同時に無くてしまったようです。
心の持ち方についてアドバイスをいただけると嬉しいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
一つのご提案
さがらさん 辛い体験の言葉を、ここに記してくださってありがとうございます。臨月に入ってからのお子さんの死産の辛さ、なんとお声をかけたらいいか、言葉を探しております。お子さんのご冥福を心からお祈りしております。
お子さんの死産は本当に悲しい。既に周りの方に知られていたから、亡くなった今、周りの方の目も気になりますよね。そして、さがらさんとパートナーさんが今、一番傷ついていますよね。今は、ご自身を責めずに、身体と心を休めることに時間をとって頂きたいと思います。辛いときは無理をしないこと。言われて傷つくことも正直にお伝えしていいと思います。
ご提案として、死産を経験された方の自助グループがあります。各自治体にあることもありますので調べて訪ねてみてください。
無理に立ち直ろうとせずにしてください。一つの命を失うことは、とても悲しい出来事です。ただ、同じ経験をしていない私には、「その悲しさ、わかるよ」とは言えない深いもの。なので、当事者同士の間で話すこと、聞くことが何かの助けになるかもしれません。悲しみは悲しみのまま、その中で、誰かと出会うことで悲しみを受け入れられることができるかもしれません。流産や死産の話は、その経験をしてもできれば隠したいと思うことなのでしょう。でも、表沙汰にならなくても同じ辛さを抱えている方はゼロではありません。
以下は、参考までです。
https://perinatal-loss-care-1213.amebaownd.com/pages/3476817/page_201912302141
http://www.waiskt.org/
「生まれる」ってすごいこと。私たちが今生きているということは、とても奇跡的なことだと改めて思います。当たり前のように朝起き、食事をして、出掛けて、帰って寝る、ただそれだけでも身体が不足なく動き、危険な目に遭わず今生きている。当たり前に思っているけれど、偶然の賜り物だなぁと思う時があります。生まれた後も、事故や病気にならず生き続けることも、本当にすごいこと。だから、今のながらさんの命をまず大切になさってください。こんなことしか書けませんが、お祈りしています。
心よりお祈りさせて頂きます
拝読させて頂きました。
あなたもご主人も待ち望んでいたお子さんが臨月でお亡くなりになられてあなたもご主人も大変ショックを受けておられるでしょうし、悲しみやさみしさや悔しい思いをなさっておられるでしょう。今までがんばってきたことさえも無意味に感じてしまったり人に会うことさえも辛くなってしまうでしょうね。あなたのそのお気持ち全てはわからないですけれども、あなたのそのお気持ち心よりお察しします。
その子が心から安らかになります様にと心を込めて仏様や神様にお祈りさせて頂きます。至心合掌 南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
その子は必ず仏様や神様がお導き下さいます、先に往かれた親しい方々やあなたとご主人のご先祖様がその子を優しくお迎えなさって下さいます。その子は仏様や神様のもと一切の迷いも苦しみからも救われて心から安心なさいます、ご先祖様と一緒に清らかに円満に安らかにご成仏なさっていかれます。そしてこれからもずっとあなたやご主人をいつも優しくお見守りなさっていて下さいます。あなたやご主人とその子とのご縁はこれからもずっと永遠に続いていくのです。
その子は不思議なご縁であなたとご主人のもとにその命が恵まれて、あなたと一緒に一生懸命に生きたのです。その子に与えられた時間はとても短かったかもしれませんけれども、その子はあなたやご主人と共に与えられた命を一生懸命に幸せに生きていかれたのです。そして天寿を全うしていかれたのです。そして今これからもずっとご先祖様と一緒にあなたやご主人をいつでもどこでもどんな状況でもも温かく見守り続けて下さいます。
あなたのその悲しみや苦しみは消えないでしょう。どうかその子が安らかになります様に心からお祈りなさって下さい、そしてあなたのその思いをありのままその子に心から告白なさって下さい、仏様や神様やご先祖様にもありのままお伝えなさって下さいね。
あなたのその思いを仏様も神様もご先祖様、その子も温かく受け止めて下さいます。あなたやご主人に寄り添って支えて下さいます。
いつの日かあなたやご主人がその天寿を全うなさる時には必ず仏様や神様がお導き下さり、その子がご先祖様をお連れになってお迎え下さいます。そして喜び会い分かち合うことでしょう。
あなたやご主人がこれからもその子とのご縁を大切になさって与えられた人生を生き抜いていかれます様に切にその子に祈っています。
質問者からのお礼
ありがとうございます。亡くなったとはいえ、私たち夫婦と子供には縁があったことには違いない、というのは新しい見方だと思いました。
今は同じ経験を持つ方数名とSNSで繋がっていて、同じ悩みや苦しみを抱えているのだな、ひとりじゃないんだなと感じています。
今すぐにとはいきませんが、子供に恥じない生き方ができるよう少しずつ進んでいきたいです。