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長年後悔に苛まれている時に立ち直る方法

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有り難し有り難し 6

初めて投稿させていただきます。
都内で働く31歳女性です。
過去のことでくよくよ悩んでいてそれをどう乗り越えたらいいか、どう切り替えたらいいか悩んでいます。
5年前、転職でずっと憧れていた会社に入社できました。社員数10名程しかいないとても小さな会社ですが日本であまりない商材を扱っているメーカーでした。営業職でバリバリ働きました。余談ですがのちに主人となる方とも出会え、幸せでした。
しかし業績は毎年どんどん悪くなっていき、結局、会社からの給料支払い遅延がきっかけで彼はこの会社を辞めると切り出し始め、私も追うように辞めてしまいました。心から大好きな会社だったので非常に迷いましたが私の力では業績を盛り返すことは難しいだろうと判断し、辞めました。今では後悔しています。

その後、その会社と近しい商材を扱っているメーカーで働くことになるのですが私が大きな失敗をしてしまったことがきっかけで自主退職をすることになりました。完全に私が悪いので、これは私の今までの人生のなかで最大の罪だと感じています。ふいにこの出来事を思い出すたびに後悔しています。
この業界でどうしても勤め続けたくて別の企業を探しましたがすべて関西にあり、物理的にそちらに就職することは難しく結局この業界から足を洗うことになりました。子どもの頃から目指していた業界だったのでこの出来事は非常に後悔しています。

結局今は店舗の設計をする企業に勤めており、営業とは違い図面を描く仕事をしています。もともと新卒で入社したのはリフォーム会社でした(リフォーム業→先述した企業2社→現在の企業の順で就職)。親も建築に関わる仕事をしており、私自身建築に携わるのは好きでした。
しかし今でも時々先述した後悔の数々が思い出されます。特に設計の仕事は結構忙しく辛い仕事なので残業で遅くなるとふと「あぁ、あの業界にいれてたら忙しくても幸せだっただろうな」と感じます。どうしたらこんなふうに後悔に苛まれ続ける状況を打破できるのでしょうか?
こんなこと悩んでいても仕方ない、過去のことだしどうしようもないと思う一方、それでもくよくよとしてしまう自分がいるのも事実です。

どうすればこの後悔は消えるのでしょうか。
どのような心持ちでこの後悔を解消することができるのでしょうか。
長文になり申し訳ありません。
よろしくお願いします。

2023年6月3日 23:49

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたの大切な未来に向かって生きましょう

拝読させて頂きました。
あなたが以前なさっていた仕事のことを思い出して今でも悔やんでいることを読ませて頂きました。あなたがその様に思われるお気持ちもわかる様に感じます。あなたのそのお気持ちを心よりお察しします。

私は以前サラリーマンをしていました。私はその企業に勤めていることをとても誇りに思って毎日自信を持って働いていました。ただやはりとても大変な仕事を抱えていましたし精神的にも辛い目に遭っていましたので、精神科に通いながら働いていました。そんな矢先に父が突然心臓病で急死してしまい、急いでお寺に戻ってきました。カスタマーセンターの大変な仕事だったので一人一人のお客様の引き継ぎがとても大変で約1年かかって退職しました。今はお寺に勤めています。今でも前職のことがふと頭をよぎり、もしも今も務めていたらどうだっただろうとついつい思い出してしまうものです、ですからとても心残りはあるものです。とはいえ私達の人生は進んでいくものです、宿命といっても過言ではありませんが決して過去に戻ることはありません。後悔は残るものですし思い出してしまうこともありますがそれでも私達は未来に向かって生きているのです。そしてこれからも未来はどんどん広がり変わっていくでしょう。今私はお寺で働いていることはとても大切なことだと思っていますし、私なりに何とか一生懸命に勤めています。

あなたの人生も進んでいますし、これからも大きく変わり広がっていくことでしょう。過去は過去として思い出しながらもどうかあなたの未来に向かってしっかりと歩んでいって下さいね。あわてることはありません、大切な人と一緒にあなたの大切な人生を自ら歩んでいきましょう。あなたや皆さんの未来が開かれて生き充実した毎日を皆さんで生き抜いていかれます様に切に祈っています。そしてあなたを心より応援しています。

2023年6月4日 9:48
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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

Kousyo Kuuyo Azuma様

初めまして、この度は数あるお悩みのなかからお言葉を賜り誠にありがとうございます。
私のように後悔が残り、それが時々思い出される人がいることを改めて認識しました。それと同時にそれが当たり前であること、そしてそれでも人生は進んでいくということを理解しました。
過去のことは過去のこととして認識し、今置かれている場所でしっかり歩んでいくことが大切なのですね。
これからも頑張ります。ありがとうございました。

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