亡くなった両親に会いたい
私は今24歳ですが、両親はすでに亡くなっております。
父は私が10歳の時、母は私が20歳の時に亡くなりました。2人とも病気とかはなく、突然他界してしまったので当時はなかなか心の整理がつきませんでした。
数年、数十年経った今でも忘れることなく、定期的に会いたくなります。
慰めてほしい、名前を呼んでほしい、ただただ愛情がほしいと感じる時がふとあります。
周りの友人は親と遊びに行ったり、ショッピングに出かけたりしているので羨ましく感じます。同じ境遇の人がなかなかいないので、自分の気持ちを吐露することが難しいです。
そして何よりしんどいことがあった時に親に相談ができないのが本当に辛いです。
心が落ち込んだ時に両親と会って話がしたい、ハグして安心したい気持ちが強くなります。
親からの無償の愛を感じたいです。
亡くなった両親と会いたくなった時の気持ちの対処法を教えてください。お願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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悲しみ、寂しさを昇華する
わーふさん、はじめまして。
そうですよね。しんどいことがあった時に真っ先に話したい、相談したい、愛情を感じたいですよね。
答えになっているか分かりませんが。ビアリストックスというバンドのvo.甫木元(ほきもと)さんのことをご紹介します。大好きなご両親が続けてお亡くなりになりました。それから、お父様のように慕っていた大学の恩師、映画監督の青山真治さんも癌であっという間にお別れしてしまったのです。青山監督とカラオケに行ったときにQUEENを唄ったら「音楽も始めたほうがいい!」と言われて映画製作以外の活動も始めました。甫木元さんは現在、母方の実家がある四国の墓守りをしているお祖父様と暮らしています。
ビアリストックスの「灯台」という曲は彼岸と此岸を歌った曲です。私は「灯台」を初めて聞いた時から感動して泣いてしまい、お若いのに凄い才能だな!と奇跡的に思いました。
検索をしたら、甫木元さんのプライベートなことまで知ってしまい、上手く言えないのですが、神仏をも味方に付けているから昇華していった結果なのではないか?と思ってしまいました。
昇華とは学問や芸術、スポーツなど 、成熟した防衛のことで、欲求不満(フラストレーション)や葛藤に対処しようとする防衛機制(適応機制)の一種です。本当は辛くて悲しいことだけれど、その悲しみを芸術として表現することで、自分も周りも癒やされ感動もする。これが昇華です。
何回も何回も海に行って空を観て波の音を感じて、素人には計り知れないご苦労があって、曲が完成したんだろうなと思います。それこそが、甫木元さんにしかできない供養や信仰なのかも知れないですね。親孝行や恩返しともいえます。
話が長くなりましたが、わーふさんも昇華というものを思い出して、お花を活けたり絵を書いたり書道、スポーツ、何でも良いですよ。一体感があって、ゾーンなんて言われている、集中したら何もかも忘れる瞬間があったりします。もちろん、最初からハードルが高過ぎても良くないですが、無心になれる何かを見つけてみませんか?仲間も増えますよ。そしてhasunohaのお坊さんたちは親御さんのようにわーふさんを思っていることも忘れないでもらえたら嬉しいです。また是非、お越しくださいね!
質問者からのお礼
薫衣様
ご回答ありがとうございます。
そうですね、無心になれる何かを見つけていこうと思います。
幸いにも私はとあるアイドルグループが好きで推し活をする時が何よりも無心になれます。
これからも両親を想いつつ、無心になれることを続けて昇華していきたいと思います!