これからどうしたら良いか
19歳でガンになりました。
現在23歳ですが、毎日自分がいつこの世から去ってしまうかを考えてしまいます。
私は大学に通っております。
もし卒業まで生きていられないのなら、高い授業料を親に払って貰っている事が心苦しいです。
また勉強する努力が報われないまま死ぬかもしれないと考えてしまうと、
どの様な気を持って勉強に励んで良いか悩んでしまいます。
私はこれからどの様な心持ちで生きていけばいいでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
一日一生
こんにちは、義陽と申します。
本日の朝のお話です。私のお寺の檀家さんで、昨晩ご家族と普通に食事をされ、普通におやすみになられた方が本日の朝に眠られたまま亡くなっていたという連絡を受けました。その方は昨日まで元気でいらっしゃったそうです。
人は、生まれたその瞬間から死への道のりを歩み始めるわけでございます。これは誰も死を避けることのできない決まりです。
人により長い短いの違いはあるものの、いつかは必ず平等に訪れる死。普通に生活していればなかなか死と向き合うことができません。すぐ側にある「死」から目を背けて、自分には関係のないような生き方をしております。
ですが、病に出会い人よりも「死」を身近に感じられるあなただからこそ、人よりも一生懸命生きられます。
私も、明日の命、半日後の命、30分後の命を保障されていません。今、生きている人間みんな同じです。
いつ死ぬかなんてわからない。明日があるとは限らない。
そんな人生だからこそ。今日一日を、一生だと思い、一生懸命生きる。
人の人生は一日一日の連続に過ぎません。いま、この瞬間になすべきことをよく知り、それをきちんとやる。「いまできる、やるべきことを」をきちんとやるのです。
ご家族の皆さまもゆうさんが元気に学校通って勉強してくれる姿が何よりも嬉しいはずです。
私も同じです。明日を保障されていないこの命。今日一日を一生懸命生きていきましょう!
ゆうさんが心穏やかに毎日を過ごせますよう心からお祈り致します。
南無妙法蓮華経 合掌
質問者からのお礼
義陽さん、ご回答ありがとうございました。
病気を理由に自分を甘やかしていたのかもしれません。
1日を大事にするのならば、いつ死んでしまうかと焦っている時間やストレスはとても無駄なものですね。
もし大きな決断をしなければならない日が来たとしても、義陽さんが仰られた言葉を思い出して一生懸命生きていきたいと思います。
ありがとうございました。