新築の後悔が止まらない
辛い気持ちを聞いて頂きたく、初めてご相談します。
気持ちが不安定で乱文になりますが、お許し下さい。
夫婦ともに40代で平屋の注文住宅を建てました。 来年始めには引き渡しですが、色々な後悔があり毎日落ち込んでいます。
一番の後悔は間取りで、とにかく使い辛いありえない仕様になっていた事です。
上棟して柱が立ちLDKの形が分かった時に気付いたのですが、それからというものその他の問題点も次々に気になり毎日家の事ばかり考えてしまいます。
こんなプランを作成した工務店に対しても怒りが湧き、それ以上に確認を怠った自分自身を許せない気持ちが抑えられません。
何年も前から工務店や土地を探して時間を掛けて何千万のローンを組んで建てた家なのに、完成してみれば希望とは程遠くどうしてこんな事になってしまったのかと後悔ばかりです。
上棟からの3ヵ月で体重も3kg減り、更年期も重なっているのか動悸も起こるようになり病院も受診しました。
家はどんどん出来上がりますが、あの家に住む不安の方が大きく、友達から「楽しみだね」と言われても落ち込みます。
家事も疎かになり、私の様子が子どもにも悪影響が出ている状態です。
思えば土地探しから色々あり、今の土地に決めてからも農地転用や隣接の道路の法律的な問題、隣家からのブロックについての苦情、思った以上に地盤補強が高額などなどトラブル続きでした。
もともと信心深くもありませんし、家相なども考えず建てましたが、これだけトラブル続きだと「やはり家相を考えるべきだった」「ご先祖様から家を建ててはいけないという暗示なのでは」などと言い出してしまい、夫からも呆れられています。
これからどのように気持ちを持って暮らしていけば良いのか、アドバイス頂けますと嬉しいです。
よろしくお願いいたします
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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経験は必ず生きる
人生で一番の大きな買い物と言われる注文住宅で、そのような気になる点が出てきてしまったというのは、後悔という言葉がよぎってしまうことも頷けます。
でも、その後悔は、あくまでも「事前に分かっていれば、もっと満足度の高い家にできたかもしれないな」という経験であり、家を建てたことを後悔するものではないと思います。
確かに、確認を怠ったという部分があれば、自分を責めやすいことではあると思いますが、そこまでですよ。家相を見なかったとか、次々と連鎖して負のスパイラルに入ってしまうのは、いま気持ちが落ち込んでいるからなだけで、良いところが見えなくなってしまっているからだと思います。
まず気持ちを落ち着けましょう。
毎日、家のことを考えるのは、冒頭でも申した通り「人生一番の高額な買い物」と言われる事柄ですから、当然のことと思います。
嫌なことばかりが気になってしまう、目についてしまうのも、人間だから当然のことと思います。
でも。
住めば都と言いますよ。
ちょっと楽観的な言葉すぎるかもしれませんが、取り返しのつかない後悔をいつまでも引きずっていては良いものも目に入ってきませんので、気に入っている部分だって当然たくさんあることと思いますから、そこをもっとクローズアップして、楽しみにしていくことはできませんか?
新居に移れば、こんなことができる。なんていう楽しい計画だってあるはずですし、旦那さんや子どもは自分が気になっている部分を気に入っていくかもしれませんし。家具の配置などで功を奏するかもしれません。
これからの考え方次第で、最良の選択だったと思えるようになることも多くあると思います。
あと何日かで移り変わる新居に、ワクワク感を持った楽しい状態に戻れますように、お祈りしています。特別な年末年始をお過ごしください♪
合掌
質問者からのお礼
ご回答頂き、ありがとうございました。
私の気持ちに寄り添って、温かいお言葉を掛けて頂きとても嬉しいです。
「家を建てたことを後悔するものではない」という言葉ではっとしました。
これから支払っていくローンの重圧やどんどん膨らんだ追加費用もあり、「こんな家にもうお金を掛けたくない」「そもそも建てるのではなかった」とも思いましたが、子どもは完成を楽しみにしていますし、私を気遣ってか「この家好きだよー」と言ってくれます。
私にとってはかなり致命的な失敗で、すぐには立ち直れないですが、せっかく建てた家なので少しでも家族が居心地良く暮らせるように頑張ってみます。
年末の忙しい時季にお時間を取って回答下さり、本当にありがとうございました。
鈴木様もどうかよいお年をお迎え下さい。