ご先祖さまについて
1月に父を亡くしました。母は私の為に頑張って生きなければいけないと言ってくれていましたが5月に入り込ん急にお風呂場で亡くなってしまいました。
私はいままでご先祖様が守ってくれているとおもってましたが、どうしてお母さんのことを守ってくれなかったの。と思うようになってしまいました。それと、人一倍生きたかった人がどうして一人で死んでしまったの。と考えてしまいます。一人で寂しく死んでいったかと思うと耐えきれません。
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無常の風
ご質問拝見させて頂きました。長く僧侶をしているため経験談でお話させて頂きますと、御夫婦という絆は大変深くご主人が亡くなられると後を追うように奥様が亡くなられることが大変多いです。人生のパートナーを失う悲しみは最上級だと言われることもありますから察するものがあります。
どの人もご先祖からのお守りはあると思いますが、生まれる時も亡くなる時も時や場所を選べないのが世の常です。これを無常といいますが、無常の風が吹くと人は変わらないといけないのです。お母さんにも無常の風がふかれたのでしょう。あちらの世界で御夫婦仲良くされていらっしゃると考えたら残された者は少しは楽になられるのではないでしょうか。全ては御縁です。この御縁からあーたんさんにも学びがあるかと思います。人の世に常はない、どんどん変わってゆくもの。だから今を一生懸命生きなければならないのです。参考になれば幸いです。 合掌
一日一日癒しを求めていい
あーたん 様
まずは、お父様そしてお母様のご冥福をお祈り申し上げます。合掌礼拝
人の命ははかなきもの。わかっていても心が追いつかない。そんな状態かと拝察いたします。
仏様の世界は目には見えなくても繋がっていますから、お父様とお母様がご仏様と一緒に居られて今度はあなたをお守りする立場になられると思います。
生きとし生けるものすべてが旅立ちは独りです。早い遅いもありますし、場所もいろいろあるでしょう。でも繋がり・絆は続くのだと思います。
今は、お亡くなりになられて間がなく、悲しい気持や寂しさに襲われてそう思えないかもしれません。愛する家族を亡くすと、受け入れられず、悲しみを中心に、混乱・怒り・不信や疑問・落ち込み、孤独・抑うつといろんな感情が行ったり来たりします。悲しみの過程だと思ってみてください。
それぞれの感情を否定せずただ感じていいのです。
それぞれの感情には悲嘆からの回復への意味を持っていますので、ただ感じて自分の気持ちに正直にいてください。
そして、一日たてば、悲しみが一日減る。あるいは一日一日癒しを求めていいと思ってみてください。急に変化は訪れないかもしれませんが、悲嘆はやがて癒されることを意識してください。
そして、辛い気持ちを吐露したい時は、グリーフケアを受けてみるとか、ここで何度も吐き出してみるとかしてください。他人に頼ってもいいのですから。
参考にしてください。
質問者からのお礼
優しいお言葉ありがとうございました。嬉しかったし救われました。