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旦那の女性部下への嫉妬

回答数回答 1
有り難し有り難し 6

10年近く前に主人と一緒に働いており、主人の彼女への信頼はあついです。

ずっと前から仲が良すぎて気になってはいましたが、恋人関係はなく、仕事仲間以上家族のような関係だと信じており、我慢しつつも感謝もしておりました。

最近、ますます彼女とのいる時間が多すぎて、私なんていなくても2人でなんでも解決できてしまうじゃないか…と孤独感を感じるようになりました。また、私が家事育児仕事で、主人に頼まれたことが出来ないと、主人はすぐにその彼女に頼みます。大体その彼女は対応できます。また何かと私より上回ることをやってのけます。それが劣等感、私の不必要性を増加させます。

過去には、主人へのお弁当を持ってきたり、主人の家族と仲良くなったり、私のいない時に限って家に来て母親がわりをしていたり…気にならないようにしてたものが気になるようになり、我慢してきていたものが我慢できなくなり、主人に私が不快なことをするのはもう嫌だと言っても、主人は聞く耳を持たず、むしろ私の考えを責めます。
夫婦関係も悪化しています。
でももう我慢するのもしんどいです。
家族友達には相談できません。
辛くてこちらに、辿り着きました。

2024年6月23日 2:24

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

自分のものは無い。嫉妬は過ぎ去る。

仏教では、自分という存在は概念上の幻だと考えます。
たとえば昨日の自分と今日の自分は細胞も変化しており別のものなのですが、記憶データを相続しているから同一人物だと錯覚しているだけなのです。
そして、自分が無いなら、自分のものも無いのです。
つまり、「私の夫」も概念上の幻であり、結婚した当時の夫と今の夫は別の物体であり、夫はあなたの所有物でもない。
だとしたら、夫があなたの思いどおりに動いてくれないのは当たり前のことなのです。
夫を自分のものだと思うと嫉妬が生じますが、夫どころか自分の肉体ですら自分のものではないという前提で世界を見直すことで、悩み苦しみストレスが軽減されるというのが、仏様の智慧なのです。
私達は、つまづいて転ぶこともあります。
自分の体すら思いどおりにコントロールできないので、他人である夫があなたの望まない行動をするも自然現象なのです。
心は無常であり、瞬間ごとに新しい思考、新しい感情、新しいあなたに生まれ変わっています。
嫉妬していた瞬間のあなたと今のあなたは既に別人に入れ替わっています。
過去や未来について考えて嫌な気分になるよりも、「今・ここ」を鼻唄混じりにリラックスして暮らしてみましょう。
たまに嫉妬したって良い。
嫉妬も無常。嫉妬は浮かんで消えていく波にすぎないので安心してください。

2024年6月23日 5:49
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がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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質問者からのお礼

考えすぎて眠れなくなった私に早速のご回答をありがとうございます。
何も考えないように今を楽しく生きる…なかなか難しく私の課題ではありますが、意識してみます。ありがとうございました。

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