夫の暴言
夫が、年老いて体調が悪い夫の両親へ
はやく死ねなど酷い暴言を吐きます。
理由はご両親が体調悪く
電話やメールの返信をしない為です。
私はバチが当たるよと諌めるのですが
全然響きません。
傷つくご両親をみるのが辛いです
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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ご相談を拝見し、あなたが抱える苦しみや辛さが痛いほど伝わってきます。ご主人が、ご両親に対してそのような酷い言葉を投げかけるのを目の当たりにし、きっと心を痛めていることでしょう。あなたの心の優しさと、ご両親への思いやりが感じられ、尊敬の念を抱きます。
まず、ご主人がそのような言葉を口にする背景には、おそらく深い苛立ちや不安、孤独があるのではないかと考えます。ご両親が体調を崩し、連絡が取れなくなることに対する無力感や心配が、暴言という形で現れているのかもしれません。
あなたが「バチが当たるよ」と諌めることは、ごもっともです。しかし、ご主人にとってその言葉が響かないのは、自分の感情をうまく処理できず、その苛立ちをどこかにぶつけたくなるほどの深い悩みがあるからかもしれません。
ご両親の辛さもさることながら、あなたもその状況の中で非常に苦しんでいることと思います。では、どうすればこの状況が少しでも改善できるのでしょうか。
1. ご主人の気持ちを引き出す。
彼が暴言を吐く背景にある感情を理解し、共感することが大切です。彼に対して「あなたがこんなに苛立っているのは、ご両親の体調が心配で不安だからだよね」といった形で、その感情に寄り添う言葉をかけてみてはいかがでしょうか。
2. 適切なコミュニケーション方法の模索。彼が感情を暴言という形で出さないよう、別の方法で気持ちを表現できる方法を一緒に探してみることも考えられます。例えば、日記を書く、不満や心配事を話す時間を作るなど、感情を健全に発散できる場を提供してみてください。
3. ご両親へのフォロー。あなた自身がご両親に対して温かい言葉や励ましのメールを送り、彼の暴言による傷を少しでも和らげる努力を続けることも重要です。あなたの愛情がご両親に伝われば、ご両親も少しは気持ちが楽になるかもしれません。
あなたが感じる「バチが当たるよ」というお考えは、仏教的には因果応報という教えに通じる部分もあります。しかし、その前に、ご主人がなぜそんなに苦しいのか、その苦しみを受け止めることが大切です。
あなたが辛い心境を明かしてくださったことに感謝しつつ、夫とご両親、そしてあなた自身が少しでも安心し、平穏な日々を過ごせるよう心からお祈り申し上げます。あなたの優しさが、ご主人とご両親にしっかりと届くことを信じています。