人に自然と好かれるにはどんな人を目指したらいいのでしょうか。
初めて質問させて頂きます。
私は小さい頃、友達に意地悪をしたり、いじめのようなことをしていました。
女版のジャイアンのような感じでした。
小学校高学年くらいから人に好かれるような人になりたいと思うようになり、笑顔でいる、人が嫌がることはしないと思って性格を直したいと思っていましたが、30になる今でも自分勝手で頭に血が上るとわめき散らしたりして、自分でも自分が嫌いです。
私は人付き合いが苦手で人と良い関係を長く築いていくことができません。どうせ嫌われると思ってしまい、仲良くなってもどうせ離れていくと思い、こちらから距離を取ってしまい、結局疎遠になってしまいます。
私は4姉妹の一番末っ子なのですが、私は姉たちが好きなのに嫌いです。小さい頃からケンカばかりで、かわいがられた記憶がなく、けなされて笑われたり、馬鹿にされたりすることが多く、すぐに泣いてしまっていました。
ホントは仲良く笑い合っていたいのに、会うと緊張して硬くなってしまいます。
想い合って助け合ったり支え合ったり、素直に悩みを打ち明けたりしている兄弟の関係にすごく憧れます。私も大事にされたいのです。
現在は結婚して実家から離れて暮らしており、姉たちに会うのは年に1,2度程度です。私はネイルができるのですが、姉たちにやってやってと頼まれます。自分からやってあげたいと思うと、すごく頑張れるのですが、やってほしいと頼まれるとそんなときだけ話しかけてきて利用されてると感じてしまい、嫌な気持ちになり、素直にいいよと言ってあげることができません。
自分でもそのくらい気持ちよくいいよとやってあげたらいいと思うのに、いやいややってしまってあとでどうして自分はこうも心が狭いのかと後悔してしまうのです。
こんな私も二人の子供の母親なのですが、子供たちには兄弟仲良く、支え合っていける兄弟に育ってほしい、とおもっているのですが、自分がどんなふうにいたらいいのか、なにを目指してぶれないようにしたらいいのかわからないのです。
支離滅裂な文章で申し訳ありません。
私にアドバイスをいただけないでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
真似ることからはじめましょう
自然に人に好かれる人にはあこがれますね。
誰しもがそうなりたいと思います。
ではどうすればなれるのか?
それは自分自身も同じような性格を真似をすることからはじめてみましょう。
仏教民話にこのような話があります。
昔、あるところに泥棒の男がおりました。
ある日、お寺にすごい財宝があると聞き、それを盗もうと計画を練りますが、男はみんなに不信がられないために、そのお寺にお坊さんとして出家して中に入り込もうとしました。
お寺に入り込んだ男は、すぐには盗まずに、お坊さんとして修行をするふりをしてタイミングを待ちます。
「まだバレる。もう少し待とう。」
「まだまだ、バレる。もう少し、もう少し」
といったようにしているうちに、男はいつのまにか住職となってしまっていたのです。
財宝はもう男の物。いつでも盗んで逃げれるのですが、男の心には変化が起こっていました。
それは、物を盗むという気持ちがなかったのです。
修行をしているふりをしていたつもりが、いつしか自分の心と性格がキレイに直っていたのです。
この話にあるように、最初は心になくとも真似ることから始めるのも大事なことです。
真似るは、「学ぶ」という意味もあるからです。
自分がなりたいと思う人に、真似ていくことで、やがて自分自身がそのような性格となっていきます。
するとやがて、同じような素敵な方達が自然と寄ってきます。
それが諺(ことわざ)の、
類は友を呼ぶ
という本当の意味です。
どうぞ頑張って下さい(。-人-。)
世が無常なら人も無常
読ませていただきました。人に自然と好かれたいとのこと。けっこう贅沢な願望ですね。これは難しいと思います。誰もが思うことでもあるでしょう。あなたは正直に自分のことを書かれておりました。文面を素直に読ませてもらうと、とてもめんどくさいタイプの人ですね。分かります。私もめんどくさいタイプなんです。昔はジャイアンみたいだったそうですが、私も無鉄砲で、登場したての頃のあしたのジョーのに憧れ、且つ、ジャイアンキャラでいました。結果、嫌われました。因果応報です。
文面で気になったところがあります。「どうせ嫌われると思ってしまい、仲良くなってもどうせ離れていくと思い、こちらから距離を取ってしまい、結局疎遠になってしまいます。」というところです。この最初から結果を求めて、悪い結果になるだろうと自分勝手に予想して、それならやめとこという計算がよくないと思います。計算抜きで、相手のために見返りを求めない、良い評判を求めない、いわゆる無私の心が、自然と好かれるためのキーだと思います。
自利・利他という言葉があります。自利は、自分のためになることをする。利他は人のためにすることをする。簡単にいえばこうです。どちらも大事なことです。今回のあなたの文章を読んで、利他を意識して、無私の気持ちで、無心にする心持ちをもてば、自然と好かれるというよりか、自然とお付き合いがしやすくなるのではないかと思います。その積み重ねが、人から大事にされる人になる修行と思います。
もうひとつ、喚き散らすのはやめましょう。周りが嫌がります。すぐに線を引かれます。鬱憤が溜まってきたらカラオケボックスに行きましょう。そこで、好きな歌を思いっきり歌いまくってください。
あと、お経を唱えるのもいいですよ。「般若心経」をお唱え下さい。わたしの過去の回答の中に、般若心経という題の回答があるので、よかったら読んでみてください。また、お経の前に、懺悔文もよんでください。これも大事です。
人は変われます。世が無常なら、人も無常だと思うのです。
質問者からのお礼
上田尚史 様
このような質問に丁寧に答えて下さり、ありがとうございました。
とても勉強になりました。今までどうせ自分には出来ないと決めつけていることが多かったのですが、一歩踏み出して、自分もこうなりたいなと思う人をまねてみたいなと思います。
ありがとうございまいた。
卓阿 様
このような質問に答えて頂きありがとうございました。とても勉強になりました。
そうなんです、とってもめんどうくさい人間で嫌になります。
こんな自分と結婚してくれた主人に感謝です。
利他を意識して行動する、頑張ります。
ありがとうございました。