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女性の友情

回答数回答 2
有り難し有り難し 27

これまで2度ほど、友人との関係について相談させていただきました。その都度、丁寧に回答していただき本当にありがとうございます。

相談をさせていただき、私の友人への気持ちをよく考えてました。

女性の友情は所詮、比較と嫉妬。優越感と劣等感でそもそも最初から壊れているものだと感じます。

親友だ心友だと群れては心の中では相手の持っているもの(生活の裕福度や仕事の充実度や子どもの学力や旦那の甲斐性)の値打ちを勘定している。そんな気がします。

私の心がひねくれているのかもしれませんが、考えれば、考えるほど家族以外の他人を大切に思えなくなってきました。

いっそのことすべての友人関係を清算して知人程度のおつきあいにしてしまいたいとも思いますがそれは極端な考えでしょうか。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

「女性の友情」と一括りにせず、ご自身の関係を見つめましょう

いしだ様はじめまして。これまでのご相談とあわせて拝見しました。

人間関係は難しいですね。人生のステージや所属するコミュニティで付き合い方も変わってきますから、今までのつながりに合う合わないが出てくるのも無理はないのでしょう。

しかし、「女性の友情は」と一括りにするのはいかがなものかと思います。それは「いしだ様の友情」が現状そうなのであって、そうでない方もいらっしゃいます。

でも友人つきあいが上手い方であっても優越感、劣等感がないわけではありません。皆同じように悩み、苦しむ時もあるのですよ。

別に四六時中べったりとか、定期的にあったり連絡取りあうだけが友情ではありません。結婚や、出産、育児や仕事の激務などで疎遠になったり、付き合う相手が変わったりはあることです。

それでもその人生の折々で問題に直面した時に頼れる人がいるのは大きなことだと思います。何年単位で連絡をとっていなくても結婚や、はたまた身内の不幸の時にはかけつけてくれたり、悩みがあったら相談できたり・・・家族には相談できないこともこの先出てくるかもしれません。

今は諸々事情があり、疎遠になるのもしょうがないかもしれません。でもこの先いしだ様はずっと友人を頼らず人生を送っていけると思いますか?大丈夫なら問題ありませんが。
もしそうでないなら、それはいしだ様だけでなくご友人にもいえることです。いしだ様を頼りたい時もあるのです。

もちつもたれつですね。
ですから、今は「会わないというもたれかた」でもよいのではありませんか?清算して関係を断ってしまうのではなく、そういう甘え方をさせてもらいましょう。

でもご友人が本当に頼りを必要となさっている時は無理のない範囲で力になってください。きっといしだ様も誰かを頼る時がくると思います。

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有り難し
おきもち

はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生...
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それが自然なのかもね

 こんばんは。まず一読して、「一つの例を一般化してるんじゃないの?」と思いましたが、その辺りはいかがですか?何かの統計によると「みんなそう言っている」と人が判断するのは「3回同じケースに行き当たった時」と言われていますが、何人です?
 ともあれ、よく考えてみると「それが自然なのかもね」とも言えます。つまり、女性にとっては「家族という人間関係と空間」が城みたいなもので、その「外」は基本的に「食料を得たり家を快適にするための糧を得るところ」なのかしらと。もちろんこれは男女差別的発想ではあるのですが、実感として分からないでもないような…感じです。家の中のことと、外のこと。その価値には雲泥の差があり、極端なことを言えば「外で大変な思いをしている人がいたとしても、まず自分の家族の安全と健康を考える」という価値観。それが自然なのかもと。
 そういえば、ウチは都会のお寺で、「お寺の中の人間関係問題」は流出を極端に恐れていた覚えがあります。いい話のネタ。ですから、母も妻も極力「当たり障りない」ご近所づきあいをして、「誰にでもオープン」ではないようです。

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有り難し
おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊...
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質問者からのお礼

吉武文法様
ありがとうございます。
確かに自分を中心にした考え方だったと思います。すみません。女性だからではありませんね。
おっしゃる通り結婚出産で生活が大きく変化しました。主人の仕事が忙しいので育児もほぼひとり。毎晩 夜泣きで眠れません。
もともと人付き合いにストレスを感じていたので、自分の環境の変化で自分自身に余裕が無くなっているのかもしれません。
その自分ねか環境の変化に合わせて、友人との関係も変化させて良いのだと教えていただきありがとうございます。
今まで無理をして付き合っていた友人とは余裕ができるまでは離れてみようと思います。
それで終わるならそれまで。
人生のなかでひとりでもいいので本当の友達と呼ぶことのできる関係を築けたらいいなと思います。

佐藤良文様
ありがとうございます。
もともと私はあまり友達はほしくない性格でひとりで趣味をしたり自分の時間を過ごすことが好きなのですが、何故か人が寄ってきて好かれてしまいます。
学生時代 女子生徒がグループになるように社会にでても女性は群れるこが好きなように感じてきました。
独身の頃はそれでも苦手なりにうまくやっていたつもりですが、言われてみれば結婚して出産してから特に友人との関係を難しく感じてしまっています。
家庭を守らなければという気持ちが強くなりすぎて、友人たちの言葉や態度に敏感になっているのかもしれません。
『そうゆうもの』なのかもしれませんね。
昔とは環境が変化した自分に合った友人との付き合いかたを模索していこうと思います。
それでも、いつか、死ぬまでにはたったひとりでもいいから 本当に友達だと思える人と関係を築きたいなと思います。

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