シンプルな問いって、時として本質をつくことがありますよね。ただ、答えにくさもあるんです。
　日本の神様であれば、とても人間臭いです。それこそ神話の中でさえ、喧嘩したり無茶したりし
　そこから考えると、「多分、そういうこともあるでしょう」が答えとなります。
　しかし…質問がシンプルすぎて、私には意図がよく分かりません。
　例えば「人は気がついていないけれど、悪いことをしてしまった」という状況なのですか？或いは「何ということはないけれど、フッとそう思った」のでしょうか。
　問題が起きていれば解決の道はあるかも知れませんが、起きていない問題を解決する方法は、基本的にありません。
　（これが心配のあまり、夜も眠れないという問題が起きています、ならば問題は起きていますね。）
　こんな言い方をするのは、「本願ぼこり」という問題が、昔あったからです。「阿弥陀様は、どんな悪人も救ってくれるそうだ。だから気兼ねせずにやってしまえ」というもの。
　私たちは、基本的に「対機説法」を心がけています。つまり、質問者の状況に応じて回答を考えています。そこから離れたものは、言葉遊びみたいなもの。
　フト疑問に思ったのなら、何をきっかけにそう思ったのか？を書いてくださると、よりフィットした回答が得られると思いますよ。

佐藤良文

光圓寺

一般大学（一般的でもないが…）から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊さんに限らず、二足のわらじを履くことで、話に幅が出るはずだと考えて、はき続けています。子育てとか家族論とか考えつつ、でも仏教って個人のものだなぁと感じたりします。

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