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彼氏の経験人数の多さが気になる。

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21歳の年下とお互い留学先で出会い、向こうが帰国してから付き合い始め、
私は仕事で残ったため、超遠距離数ヶ月です。

会った当初から好印象で、遠距離でも上手くいくだろうと思い付き合いました。
その後の電話で、前もって知っておいて欲しい、と経験人数が二桁いかないくらいいると伝えられました。
前の初めての彼女に振られ自暴自棄になり、アプリ上で出会った人としていたそうです。
虚しくなってすぐやめた、と言っていました。

大学生というステータスを考慮すれば変なことではないと思いますし、
そういうのはお互いが了承さえしていれば悪いことでもないと思っています。責めるつもりは一切ありません。
何よりも、人を不安定だった時期で判断することはしたくありません。
ただ、私が昔から貞操観念があり、私は経験は3年付き合った前の彼氏のみです。

ただ私が知っている彼は、そういったことをしなさそうな人柄なので、そういった過去があったんだと思い出すたび不思議な、疑心に近い不安が襲ってきます。
どんな不安なのかもわかりません。
きっとショックと、単に事実が辛いだけなんだと思います。
自暴自棄だっといっても恋人関係ではない人と体の関係を、しかも10人ほどとできるなんて、、と。
頭に浮かんできても、これ以上考えたら落ち込むだけだぞと頭を横にブンブンと振る感じで何とか出ていってもらっています。
遠距離なので会って話することもできず、大丈夫だよと抱きしめてもらうこともできません。
シンプルに、そのことについて考えるのをやめたいんです。相手にもこの事で当たりたくないです。
時間と共に去っていってくれるでしょうか。

2025年6月25日 7:25

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ご相談ありがとうございます。あこさんの文からは、相手の過去を受け入れたいというまっすぐな誠実さと、どうしても消えない“心のざわめき”の両方が伝わってきました。

あなたは「自暴自棄だった時期の彼を、その一面だけで判断したくない」と書かれていました。それは簡単なことではありません。優しさと理解の深さ、そして人を信じようとする覚悟があるからこそできるのだと思います。

でも、人の心は理屈では動きません。「頭では理解しているけど、気持ちが追いつかない」ことは、どんな強い人にも起こるものです。今のあこさんは、その“理解と感情のズレ”に戸惑っている状態だと思います。

今感じているのは、「過去の事実」よりも、自分が大切にしている価値観と彼の過去の行動とのギャップ、「私の知らない彼がたくさんいるのかも」という正体のない不安、そして、「彼にとって私は特別な存在なのか?」という愛への確認欲求、こういった感情が重なって起きている“心のざわめき”です。

これは、彼を嫌いになったわけでも、信じられなくなったわけでもありません。
あこさんの“信じる力の強さ”が、不安のかたちになって現れているのです。そんな、あこさんに僭越ですが、3つの処方箋をご紹介します。

1.「自分の価値観」を否定しない。あなたが「貞操観念を大切にしてきた」ことは立派で美しい信念です。 だからこそ、違う価値観の過去に“揺れる”のは自然なこと。まずは「私はそう感じて当然だった」と、自分を責めないでください。

2.「彼の過去」ではなく「今の彼」と丁寧に向き合う。あなたが好きになったのは、「今の彼」です。 そして彼も、その過去を丁寧にあなたに伝え、あなたと向き合おうとした。その今の誠実さを、信じることから始めてください。

3.心がザワつく瞬間には「思考を止める言葉」を用意しておく。たとえば、「今は考えても答えは出ない」、「あれは過去の事であって、今の事じゃない」、「大切なのはこれから」と、不安になったら唱えてみてください。

この感情は、やがて「彼の過去」ではなく「私と彼の現在」に意識が移ることで、次第に小さくなると思います。それは“忘れる”というより、“受け止める準備が整う”ということです。

遠距離のさみしさも重なり苦しい時期だと思いますが、その誠実さと愛が、きっと2人の関係を支える強さになります。大丈夫です。

2025年6月25日 10:54
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有り難し
おきもち

広島の山あいで、今日も「なんまんだぶつ」とつぶやいています。 浄土真宗本願寺派の僧侶、ケンコウと申します。 日々の中には、言葉にならない思いや、誰にも言えないもやもやがあるものです。 そんな時こそ、仏さまの教えが、ふっと心に灯りをともしてくれることがあります。 この「はすのは」では、あなたの声に耳を傾けながら、一緒に“いま”を見つめ直す時間をつくっていきたいと思っています。 堅苦しくなく、あたたかく、時にゆるく。 どうぞ、あなたのお話、聞かせてくださいね。

お気持ちを話していく中で

拝読させて頂きました。
あなたの彼へのお気持ちや思いを読ませて頂きました。詳細なあなたや彼のことはわからないですけれども、あなたがそう思い悩むお気持ちはわかるように感じます。あなたのお気持ちを心よりお察しします。
人それぞれに過去があるでしょうし、それぞれの価値観や人生観もあると思います。一人一人それぞれに違っていて全く同じことはないでしょうからね。しかも今と未来では変わっていくものだと思います。
ですからあなたがそう思うことや気持ちを彼にお話しなさってみてはいかがでしょう。話していく中でもあなたも彼も様々な気づきがあるでしょうし、その時時で受け止め方も変わってくる様に思います。
またそれぞれに何を大切にしていきたいのか、これからどう生きていきたいのかを考えていく機会にもなっていくでしょうからね。
あなたや彼がお互いにしっかりとお向き合いなさり、それぞれの思いを分かち合いながら受け止めていくことできます様に、心から幸せに未来に向かって生きていくことできます様に切に祈っております。そしてあなたや彼を心より応援させて頂きます。至心合掌

2025年6月26日 10:41
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有り難し
おきもち

個別相談可能
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラーメンが有名な処です。)これからも皆様のご質問に対して誠心誠意回答させて頂きたいと存じます。まだまだ修行中の身ですので至らぬ点あろうかとは存じますが共に精進して参りましょうね。お寺にもお気軽に遊びに来てください。
ご相談は朝から午後5時まで受け付けております。 人間関係や恋愛のお悩み、自殺願望、大切な方の死に直面した苦しみなど、どんな内容でも構いません。一人で抱え込まずに、ぜひお辛いお気持ちを吐き出してください。 仏様や神様、ご先祖様は、いつもあなたを見守り、聞いてくださっています。あなたが少しでも穏やかな気持ちになれるお手伝いをさせていただきます。

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