生き抜く知恵を教えて下さい
大学生男です。50代女性からセクハラを受けたことがきっかけとして眠れなくなりました。
飲み会中とその後lineで,セクハラまがいのことを言われ恐怖で眠れなくなり怖くてlineのアカウントを消してしまいました。
衝動的に消してしまったため,連絡先が分からなくなってしまった友人も複数いる状態です。
喪失感が大きすぎます。
また,それとは別に尊敬していた先輩の不幸と,バイト先での高圧的な指導,セクハラのフラッシュバック,友人と連絡が取れなくなりました。
病院に掛かったところうつ病と診断されました。
頭に靄がかかっているみたいで,勉強や会話が全然頭に入ってきません。
ただえさえ,周りよりも1年遅れているのにさらに遅れるとなると考えると,本当につらいです。
ここまでひどくなったのは,これまでの経緯によると思いますが,セクハラを受けたことで完全に心が壊れてしまった気がします。
本当は慰謝料を払ってもらいたいですが,セクハラまがいをしてきた50女を訴えても費用倒れになる可能性が高いです。
本当にセクハラは気持ち悪いと思います。されたことがフラッシュバックされて辛いです。
頭が働かないため,単発バイトですら指示を聞き取れないです(以前は月60時間以上コンビニでバイトできていて,なんなら周りに対してフォローしていた)
頭が働かないため,教科の内容が全然読めず単位取得も大変です。就活なんか今の状況で行ったら大変なことになると思います(記憶力が大幅に低下し,主観的に物忘れも多くなった気がする)
人生色々だと思いますが,あんまりじゃないですか?
本当に気持ち悪かったです。
お坊さんからの回答 3件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
五つの心がけ
頭の中がオーバーヒートを起こしているのでしょう。色々考えすぎて簡単な判断すらわからなくなってしまう。そんな状態なのですね。
セクハラについては思い出せば気持ち悪いでしょうが、もう現実には過ぎた話となっていて、2度と同じことは起こりません。安心してください。
しばらく脳を休めることを意識した生活を送ることをおすすめします。
○過ぎたことは、過去の記憶マボロシと変わらない。
◯事実に生きる。事実は五感で感じる目、耳、鼻、舌、身体。
◯事実は今、体のあるココにしか存在しない。
◯意図的に深い呼吸をする。鼻から4秒で吸ってゆっくりと口から8秒で吐く。
◯朝、昼、夕方、空を見上げる。
この5点を意識して生活するだけでも変わってきます。
やってみてください。
セミにおしっこをかけられたとでも思う
道を歩いていて、木の下を通ったときに、驚いたセミがおしっこをまき散らしながら飛び去ることがよくあります。
私は、この夏だけでも、3回セミにおしっこかけられました。
気持ち悪かったです。
しかし、相手が虫だと、不思議と怒りや恨みは湧きません。
「うわっ!やられた!気持ち悪い!早く頭を洗いたい!」と思って、仕事中だったら職場のトイレの洗面でとりあえず頭を濡らして拭きます。
それで終わり。
つまり、セクハラおばさんもセミだ(そういう迷惑行為をする習性がある動物だ)と思ってみてはどうでしょうか。
たまたまそのような生き物に遭遇しただけ。
そのようなことは、地球に住んでいればよくあることだと思ってみてはどうでしょうか。
さて、浄土宗では、南無阿弥陀仏と念仏を口に唱えれば誰でも極楽浄土に往生できると考えます。
セミにおしっこされてもされなくても念仏すれば往生できる。なむあみだぶなむあみだぶ。
セクハラされてもされなくても念仏すれば往生できる。なむあみだぶなむあみだぶ。
うつ病でもうつ病じゃなくても念仏すれば往生できる。なむあみだぶつなむあみだぶ。
このように、AでもAじゃなくてもどちらでも大丈夫だ、人生のハッピーエンドは確定している、この人生は合格人生だ、と思えたら、
あとは、死ぬまで生きればいいだけさと思えるかもしれません。
なむあみだぶなむあみだぶ。
心を壊されたように感じるとき
「頭に靄がかかっている」「以前はできたことができない」
これは怠けでも弱さでもなく、うつ病という病の症状そのものです。脳が疲弊しているから、集中できず、記憶も追いつかず、感情も揺さぶられる。それは「壊れた」のではなく、「今は回復のために力を温存すべき状態」なのです。
1. セクハラの苦しみについて
「気持ち悪かった」という思いは当然です。心の境界線を踏み荒らされる行為は深い傷を残します。怒りや嫌悪を感じることは自然であり、決して弱さではありません。その気持ちは正当な反応である、とご自身に言ってあげてください。
合掌
2. 喪失感と孤立感
LINEを消したことで友人ともつながれなくなり、余計に孤独を感じているのだと思います。しかし、あなたは「恐怖から守ろう」と自分を必死で守ったのです。その選択は間違いではありません。いまは孤立の感覚が強くても、信頼できる人に少しずつ助けを求め直す道はきっと残されています。
3. 学業や就活への不安
「周りより遅れている」との焦りは強いと思いますが、遅れは「失敗」ではなく「回復のために必要な時間」です。多くの人が病気や出来事で遠回りを経験しています。むしろその経験が深みとなり、人を理解する力につながります。
4. 仏教的な視点
仏教では「縁起」と言い、すべての出来事は複数の原因と条件が重なって生まれると説きます。あなたの苦しみも、あなた個人のせいではなく、周囲の環境や出来事が重なって生じたもの。だから「自分が悪い」「生きていてはいけない」という自己否定は真実ではありません。
5. 今できること
医師の治療を続けること(薬や休養は大切な土台です)
気持ちを抱え込みすぎず、信頼できる人に少しだけでも話すこと
不安があふれるときは「今ここ」に意識を戻す(呼吸に合わせて「吸っている」「吐いている」と心の中で唱えるだけでも落ち着きます)
あなたの苦しみは決して「人生があんまり」だからではなく、理不尽な出来事に直面して心が悲鳴をあげているからです。どうかご自身を責めすぎず、「今は休むとき」と思ってください。
質問者からのお礼
先生方ありがとうございます。