定年後の仕事回答受付中
こんにちは。よろしくお願い致します。
私は数年後に65才の定年を迎える予定なのですが、
その後の、仕事について考えています。
私は自営業の家に長男として生まれ、子供のころから何となく
自分は家を継ぐものだと考えて育ち
20才から40才位まで家業を継いで過ごしました。
その後、売り上げの減少等で会社をたたみ
家族を養う責任もあり、すぐに雇ってもらえた
運送会社に就職し今に至りました。
今、子供は自立して家を出ていて、妻と2人暮らしです。
今まで、自分なりに一生懸命やってきて
よく頑張ったという思いはありますが、
何か行き当たりばったりと言うか、
自分がこれをやりたいという仕事をしたことが
無いことが、少しモヤモヤしています。
あまり仕事が楽しいと思った事がありません。
行き当たりばったりの人生も悪いことではないと思いますし、
やりたい事に出会えるかどうかも、良い悪いではなく
運命のような事だと思っています。
趣味として好きなことは有りますが、
どうしてもこれをやりたいというような事は有りません。
時期的に、この様なものなのでしょうか?
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あなたは仕事で立派に家族や人々を支えてきました。
はじめまして。釋聴法と申します。
長い間、ご家族のため、そして社会の物流を支えるために、実直にお勤めを果たしてこられたことに深く敬意を捧げます。
仏教には「行(ぎょう)」という考え方があります。「修行」(真宗の場合、修行は行いませんが...)とは必ずしも楽しいものではなく、むしろ淡々と目の前の務めを果たすその姿にこそ、尊い功徳が宿ると考えます。あなたが「楽しくない」と感じながらも今日まで仕事を続けてきたことは、忍耐という名の立派な「修行」であり、多くの人の生活を支えてきた大きな慈悲の「行」なのです。
定年を前にした「モヤモヤ」は、役目を終えようとする自分が「次は自分のために何をなすべきか」と問いかけている証です。これまでは「家族のため」「会社のため」という外向きの責任で生きてこられました。これからは、もっとご自身の心の声に耳を傾けてみてください。
これまでの歩みを「苦労だった」と切り捨てず、よく耐え抜いた自分をまずは労ってあげてください。そして視野を広げながら、焦らずに今後について考えてみましょう。ちなみに、この年代で同様のモヤモヤ感やお悩みをお持ちの方は多いですよ。
拝
縁起寺 釋聴法
様々な巡り合わせの中で
拝読させて頂きました。
あなたが今までお仕事なさってきた感想をお聞きかせ頂きました。あなたがそのように思うのもわかるように感じます。
あなたにとっては行き当たりばったりのように感じるかもしれませんが、様々な巡り合わせの中であなた自身自分なりに向き合ってご選択なさってきたところもあると思います。
その時その時の情勢や自分の周りの人達との関わりの中で様々なことがあり、あなたができることをあなたなりにお考えなさってご判断をなさってきたのではないかと思います。
戦時中の大変な混乱期の中で生きてきた人達もいるでしょうし、目まぐるしい社会や世界の変化の中で生きている人達もいらっしゃるでしょう。
きっとあなたの人生も様々な変化の中でそれに対応したり順応なさったり、様々な出会いやご縁がある中であなたなりに生きていらしたと思います。
あなたの人生はまだ道半ばかと思います。
どうかこれからもあなたの未来にお向き合うなさり、あなたならではのご選択をなさっていきましょう。
新たな出会いの中でお勤めなさってもいいかもしれませんし、あなたができる仕事を自分のペースでなさってもいいでしょう、或いはご家族やご友人達と一緒に豊かに充実した毎日を生きてもいいと思います。
あなたがこれからも素晴らしい出会いやご縁に恵まれて皆さんと一緒に健やかに充実した毎日を生き抜いていかれますように切に祈っております。至心合掌
質問者からのお礼
釋聴法 様
ご回答ありがとうございます。
今までの私の事を認めてくださり
ありがたく思っています。
今後の事は、焦らず考えます。
有難う御座いました。



お悩みの相談は全般的に対応します。(不安や人間関係など)
元高等学校教員ですので、将来の進路に関する相談などにも対応いたします。
現在も非常勤講師を行っているため、少々対応にお時間をいただく場合もあります。
◆職場や学校での人間関係がうまくいかない
◆ストレスや不安で日々の生活に支障がある
◆無気力で、人生の目標を見出せない
◆卒業後の進路を決める事ができない
◆別れた交際相手の事を忘れる事ができない
◆家庭不和で毎日の生活が辛い
◆家族や大切な人を亡くして心の整理がつかない
◆何事も悪い方向に捉えてしまい、自己嫌悪に陥っている
◆ついつい他人に辛くあたってしまい、後悔を繰り返す
◆毎日充実した日々を送れるように、仏教の勉強がしたい
など、上記はこれまでの相談の例(ハスノハ以外を含む)です。