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比較されて育った妹、姪の合格で睡眠不足回答受付中

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有り難し有り難し 2

昨日、実母から電話がありました。
「お兄ちゃんの娘が、難関中学に合格したよ〜!」
とのこと。
すごい!本当にすごい!…のですが、
ここからが問題です。

兄嫁は、会うたびに
「うちの子、全然勉強しないんだよ〜」
と言っていました。
一方私は、今年中学受験生になる娘のために、横でガッツリ勉強サポート中。
それを正直に話すと、兄嫁は
「えー!すごいね!ちゃんと見てあげてて偉いね!」
と褒めてくれました。

そういう経緯があってからの、
「全然勉強してないのに難関校合格」の報告。

それ、努力して毎日娘の横に座ってサポートしてる私の立場は…
と、心の中で虚しい気持ちになりました。

さらに追い打ちをかけるように、
兄(医者・昔から超優秀)は
「勉強は自分でやるもの。親がサポートするものじゃない」
と一刀両断。
成功者に正論を言われました。

私は昔から兄と比べられ、
実母からは欠点を見つけられては否定され、現在はなるべく会わないようにして平和に生きています。

でも今回、
姪の合格
+兄の正論
+実母の無邪気な報告
のコンボで、昨夜はあまり眠れませんでした。

質問です。
これって、私の心が狭いんでしょうか?
それとも、人として普通の反応でしょうか?
また、娘は来年中学受験を控えています。娘には変なプレッシャーを与えたくないのですが、どのような声かけをしていったらいいでしょうか?

今回のモヤモヤは妬み嫉みだと理解しています。でもどうやって心の平穏を保っていけばいいかわかりません。

今夜は寝たいです。
よろしくお願いします。

2026年1月27日 12:20
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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

共に汗を流している時間は、何物にも代えがたい尊い親子の絆です

「モヤモヤ」「妬み」で眠れぬ夜をお過ごしとのこと、心中お察しいたします。 まず、ご自身を「心が狭い」と責めないでください。

誰かと比較して苦しみ、妬んでしまうのは、私たち人間が逃れられない「煩悩具足(ぼんのうぐそく)」の姿そのものです。かの親鸞聖人でさえ、命尽きるまで嫉妬や名誉欲といった煩悩は消えないと嘆かれました。ですから、その感情は恥ずべきことではなく、「人として当たり前の反応」なのです。

お兄様の正論は一つの考え方ですが、あなたが娘さんに寄り添い、共に汗を流しているその時間は、何物にも代えがたい尊い親子の絆です。娘さんには、結果や比較ではなく「あなたと一緒に頑張れる時間が、お母さんの幸せだよ」と伝えてみてはいかがでしょうか。それが娘さんのプレッシャーを解き、安心感へと変えていくはずです。

今夜は、嫉妬してしまうご自身を無理に正そうとせず、「ああ、私は今、悔しいんだな。人間だもの」と、そのままの心を認めてあげてください。煩悩を抱えたまま、その泥の中から蓮の花が咲くように、今の苦しみもまた、仏様があなたに寄り添う大切なご縁となります。どうか今夜は、ご自身を優しく許してゆっくりお休みください。


縁起寺 釋聴法

2026年1月27日 12:45
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有り難し
おきもち

真宗木辺派 縁起寺 衆徒 (僧侶/教師) 高等学校教師歴38年,理系,専門は電気工学・情報工学, 現在は真宗木辺派僧侶
お悩みの相談は全般的に対応します。(下記を参照して下さい) 相談時間は、月・木・金・土・日曜日は、8:00~20:00です。 火曜日と水曜日は18:00~20:00での対応となります。 翌日以降で、他の法務等がなければ、できるだけ迅速に対応させていただきます。 元高等学校教員ですので、将来の進路や転職に関する相談などにも対応いたします。 現在も非常勤講師を行っているため、少々対応にお時間をいただく場合もありますが、できるだけ早く対応できるように調整いたします。 ◆職場や学校での人間関係がうまくいかない ◆ストレスや不安で日々の生活に支障がある ◆無気力で、人生の目標を見出せない ◆卒業後の進路を決める事ができない ◆別れた交際相手の事を忘れる事ができない ◆家庭不和で毎日の生活が辛い ◆家族や大切な人を亡くして心の整理がつかない ◆何事も悪い方向に捉えてしまい、自己嫌悪に陥っている ◆ついつい他人に辛くあたってしまい、後悔を繰り返す ◆毎日充実した日々を送れるように、仏教の勉強がしたい など、上記はこれまでの相談の例(ハスノハ以外を含む)です。

自然なもの

ご相談、ありがとうございます。
まずお伝えしたいのは
その反応はとても人間的で、自然なものだということです。

努力している最中に、
「努力していない(ように見える)人の成功」
「正論としての一刀両断」
「悪気のない無邪気な報告」
が重なると、心がざわつくのは無理もありません。
それは心が狭いからではなく、これまで比べられてきた痛みが、刺激されたからです。

仏教では、妬みや嫉みも「煩悩」と呼びますが、
煩悩とはダメな感情ではなく、人が人として生きている証です。
「妬んではいけない」と抑え込むほど、心は余計に苦しくなります。

今回の苦しさの正体は、
「自分は間違っていないだろうか」
「自分のやり方は否定されるものなのか」
という、長年抱えてきた自己否定の痛みです。
兄や母の言葉は引き金であって、原因そのものではありません。

兄の言う「勉強は自分でやるもの」は、兄の人生には当てはまった。
でも、それがあなたや、あなたの娘に当てはまるとは限りません。
子どもに寄り添い、伴走することも、立派な愛情であり教育です。

娘さんへの声かけとしては、
「結果より、今日どんな工夫をした?」
「うまくいかなかったところ、どこだと思う?」
と、点数や合否ではなく過程に目を向ける言葉を大切にしてください。
「あなたはあなたのペースでいい」というメッセージが、何よりの安心になります。

最後に、今夜眠るために。
「私は、私のやり方で、十分やっている」
そう心の中で、そっと唱えてみてください。
比べなくていい。正解は一つではありません。

どうか今夜は、少しでも心が緩みますように。
合掌

2026年1月27日 12:56
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有り難し
おきもち

個別相談可能
仏教×対話×ビジネス。僧侶・理学療法士・プロファシリテーター。死生観から整えるコンサルタント。仏教と対話で導く、リーダーのための内省と再構築。ビジネスという営みを通じて、人が本音と出会い、本来の個性で生きる場をひらいています。 ※お坊さん回答の中に「鈴木光浄」がおりますが当初諸事情がございまして私が回答したものでございます。そちらもあわせてご参照ください
職業柄、人生相談はこれまで多数受けてきました。 ぜひご自身の本音を出してください。向き合ってください。私は伴走させていただきます。 理学療法士でもありますので、これまで急性期から終末期まで患者さんを担当。 町の診療所から在宅までキャリアを築く。2歳から108歳まで患者さん担当。 また、コンサルタントでもありますので メンタルヘルスから新規事業、マネジメント、チームビルディングまで相談並びに研修対応可能。 現在、顧問契約募集中!

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