入信したくないけど寺にいきたい。
わたしはある宗教の家庭にそだち、
その集会や熱心すぎる信者が苦手になりました。今は特定の信仰はありません。行き詰まったときは、一人で(主に新約)聖書を見たり親鸞について書かれた本を読んで安らぎを得ています。最近、近所で牧師さんが聖書の勉強会を開いていことを知りました。クリスチャンでなくても教えてくれるそうです。キリストのハナシも好きですが、親鸞の教えにも興味があるので、浄土真宗も学びたいです。お寺では浄土真宗に入信する気が無くても行事に参加させてもらってもよいのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
もちろん可能です。
ちこ様
はじめまして、釋慧心と申します。
お寺の檀家や信徒、信者にならなくとも、お寺にお参りをしたり、法話をお聴聞しに行くことはもちろん可能でございます。
浄土真宗や、親鸞様にご興味をお持ち頂いておられるご様子ですので、
浄土真宗のお寺の仕組みを少しお伝え致します。
まず、本山が御座います。
浄土真宗(浄土真宗本願寺派を浄土真宗と呼びます。その他は真宗◯◯派と呼びます。)
でしたら、京都の西本願寺を本山と呼びます。
そして、各都道府県に本願寺直轄の別院が御座います。
その次に、町にありますいわゆる地元のお寺が御座いまして、これらを末寺(まつじ)と呼んでおります。
末寺から本山まで、浄土真宗では一貫した統制が成されており、各末寺ごとで、独自の教えがあるということは御座いません。
全て本山、別院、そして末寺と統一した見解理解の下に布教や勤行がなされます。
それは、教えやお勤めが、人や場所、時代の違いによってブレてしまわない為です。
コップの水を一滴も残さずに、次のコップに注ぐようなものです。
各末寺を直接的にお支え頂いているのが、檀家であり、門徒や信徒と呼称している、いわゆるお同行の方々のお力です。
ですので、各末寺の行事は、主に檀家や信徒の方々の協力の下に執り行う場合がほとんどです。
もっと言いますと、お檀家さんの協力がなければ、何も出来ません。
お檀家さんの中には総代や婦人会、壮年会青年会と、各教化団体があり、研修や行事を熱心にお支え頂いております。
ですので、もしかしたら、いきなり末寺にお参りするのは、いわゆるアウェー感を持たれるかも知れません。
ただ、先ほど言いました別院や本山では、末寺よりももっともっと広い対象の法要や行事、研修や聞法の場をたくさん設けております。
ここにリンクを貼るのは規約に触れてはいけませんので、難しいですが、
お住まいの都道府県にある、浄土真宗本願寺派の別院または、本山のHPをご参照頂きましたら、
必ずご参加頂けます行事が見つかるハズです。
また、末寺でも、広い対象の行事が御座いますので、お参りの前に直接お寺に問い合わせされても良いかと思います。
別院や末寺、本山にお参りをされても、法座などへのお誘いやご案内はあっても、
いきなり信徒になるよう勧誘をすることは決して御座いませんのでご安心下さい。
誰向けか、を確認してね。
こんにちは。お寺の行事は色々ありますが、檀信徒向けのもの、それに限らず一般向けのもの、色々あります。行きたい行事が見つかったのであれば、その行事の対象者を確認すれば良いでしょう。
つまり、「行事と趣旨による」ということです。
質問者からのお礼
光圓寺 佐藤さま
早速の回答
ありがとうございます!。
やはり
お寺でも
一般向けの勉強会を開催していることがあるのですね。
寺とは無縁の生い立ちなので、
興味はあるのですが
アプローチの仕方が謎でした。
HPや電話で対象者を確認してみます。
(追記)
明覚寺 釋さま
回答ありがとうございます。
・・そもそも
浄土真宗とは
本願寺派のことなのですね。
真宗〇〇派と
混同してしまっていました・・。
本願寺HPで
わたしが住んでいる県内の別院を確認しました。HPには沢山の情報が載っていたので、これからゆっくり検索したいと思います。
また、相談・支援の電話番号まであり、驚きました。変な表現ですが、「万が一の時、こちらに電話をすれば死ななくて済むかも知れない。」と安心できました。
「信者にならないけど、お寺の行事に参加したい」ということで質問させてもらいました。まずは門の前で手を合わせて見ようと思います。