水子供養について
2015年12月3日に妊娠5ヵ月で死産しました。
遺骨があり、まだ納骨はしていませんが、お寺にて供養はして頂いています。
主人と話し合い、遺骨の一時預かりをしていただけるところに預け、いずれ自分達の墓を作ったら一緒の墓に入れようということになりました。
今年の8月には一時預かりして頂けるお寺に行くつもりです。
供養して頂いたお寺では、亡くなった方とこの世は住む世界が違うから早めに納骨をしてあげたほうがいいと言われていましたが、気付けば半年も経過していました。
納骨していないことで成仏出来てないのではないかと気になるようになり、亡くなった子が困っていないか心配になってしまいました。
やはり納骨できていないと成仏出来ないのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
お子様は困っていません
sana様はじめまして、ご相談拝見しました。
まずもって死産とのこと、心よりお悔やみ申し上げます。お子様のことを思う気持ちは何より大きいことと存じます。ゆっくり向き合い、形ある命の終わりを受け入れながらも形ある命の終わりだけではけしておわらない大きないのちの世界に目覚めていきましょう。
さて、死後については仏教各宗派でも様々な見解があることですが、納骨の有無により成仏するかどうかは左右されないというのが私の見解です。
成仏という表現が適切かどうかわかりませんが、お子様はこの世の命が終わるとともに迷いのない穏やかで安らかな世界にいかれたのではないかと思います。どこかで苦しんでいるということはありません。
本人が仏に成ったかどうかはわかりませんが、間違いなく言えることは残されたものにとって先立たれた方の存在は仏として働くということです。仏とは真理に目覚めたもの。すなわち私たちを真理に目覚めさせるものとしてお働きになってくださるのです。それを諸仏と呼びます。
真理とは何か?
それは人は生まれたら死ぬということ-諸行無常-
そして娑婆の縁つきて形ある命が終わろうともその存在はずっと残された者にはたらきつづけるということ-無限なるいのち-
そうしたこともその内容ではないでしょうか?
大切なことに気づかせてくれる、そして見守ってくださる諸仏としてお子様はsana様と共にいらっしゃるのです。
私たちはそうした感覚を時と共に忘れがちですが、供養という形で墓地等の納骨場所にて亡き人に手を合わせる時にいつでも感じることができるのではないでしょうか。
ですから納骨に関しては大事なことを教えてくれる諸仏でもあるお子様に再び出会える場所をどこに持ちたいか、sana様が考える形をお好きなタイミングでとればよいのだと思います。
なお、ご自宅にご遺骨を安置したままでも法律には触れません。
お墓や納骨に関する法律である墓地埋葬法の第4条には「埋葬又は焼骨の収蔵は、墓地以外の区域にこれを行なってはならない」と言う条文があります。
これは、自宅の庭や所有地または他人の所有地に勝手に遺骨を埋葬することを禁止している法律であり「焼骨を自宅で保管する事は本条に違反するものではない」と言う見解が示されているそうです。ご参考まで。
大丈夫です。ご安心なさってくださいね。
拝読させて頂きました。おっしゃる様な不安をお感じになる方はたくさんいらっしゃると思います。
ご納骨は埋葬する風習や現在の法律によって決められていることです。又ご自宅にて保管することが難しい場合やはばかられると考えられますから埋葬を目安で決めている様に思います。
結論を申し上げますとご納骨しないとご成仏できないということはありません。成仏とはその方が仏様になることですから埋葬とは関係はありませんよね。
私達はお亡くなりになられた方々に仏様のお導きをお受けになり仏様のもとに生まれてそして仏様となる様にお勤めなさって頂き、ご成仏なさって頂くことをお祈りさせて頂きます。
私からもお子様が仏様のお導きをお受け頂き仏様のもとに生まれて仏様となられる様にと心よりお祈りさせて頂きます。南無阿弥陀仏、なむあみだぶつ。
どうぞあなたからも心を込めてお祈りなさってくださいね。
遠い先のことかとは思いますがあなたの生命が全うされる時には必ずや仏様のもとにて再会なさいます。あなたからも再び巡り会います様にとそしてそれまでお子様にあなたをお見守り頂く様にとお願いなさってくださいね。
質問者からのお礼
吉武文法さま、kousyo Kuuyo Azumaさま、ありがとうございました。
気になって、不安に思っておりましたのでお二人のお言葉で安心することができました。
相談して良かったです。