理想の人生と現実の自分との間に大きなギャップがあります。
考えすぎると「人生の意味」を見失ってしまい、何も行動できず、なにも変わりません。
どのように生きたらよいのでしょうか。
理想の生活があります。
趣味や勉強に時間を費やしたい、と思いながらも
結局だらだらとインターネット等、無駄な時間を過ごしたり
やってもいないのに「やり遂げられるのか不安」に感じ(体力のなさ、お金のなさなど)
結果、やり遂げられなかったときに、時間を無駄にした、お金を無駄にしたと後悔するのではないか
そんな風に考えてしまうこと自体、本当にやりたいと思っていないからでは、といろんな感情に板挟みになり、行動に起こせないでいます。
好きなことを全力で楽しんでいる人、振り切れてしまっている人がうらやましくて仕方ありません。
もちろん彼らは楽しいだけでなく、辛いこともあるのでしょうが、
私もそんな人生を歩みたい一方で、将来のことを考えると今の生活を捨てきれず、
考えれば考えるほど、やりたいことを全力で楽しんだ人生も、今のまま無難に生きる人生も、対して意味などないのだなと結論づいてしまい、何のために生きているのかわからなくなってしまいます。
わたしはどのように生きたらよいのですか
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
ぴりん様
釋 慧心と申します。
拝見させて頂きました。
日日是好日、
毎日の浮き沈みがあってもそれにとらわれずに、ただその日その日を日ひたすらに日暮しさせて頂くことが出来れば、それが好い日になる。と言います。
こんなお話があります。
私の宗派のご本山、本願寺の第八代目の住職に蓮如上人という方がおられました。
蓮如上人と、臨済宗大徳寺派の有名な禅僧の一休宗純禅師とは、交流があったそうで、
やり取りされたお手紙が幾つか残っているとされています。
その中の一つ、
ある日、一休さんから蓮如さんへ一通のお手紙が来ました。
開いてみますと、1ページ目
「あれして、これして、あれして、これして、あれして、これして、あれして、これして…」
次のページを開いてみますと、
また「あれして、これして、あれして、これして、あれして、これして、あれして、これして」
次のページも、その次のページも、
全部あれしてこれして、、
そして最後に一言
「とかく、人とは忙しきものなり」
(とにかく人とは忙しいものです。)
と書いてあったそうです。
さあ、蓮如さんもお返事をしなければなりません。
ですが、普通のお返事で返す訳にはいきません。
そこで蓮如さんが書いたお返事が、
「寝て食て寝て食て、寝て食て寝て食て、寝て食て寝て食て、寝て食て寝て食て、、」
はじめから終いまで、全部、寝て食て寝て食てです。
そして最後に
「かくして、人とは死にゆくものなり」
(こうして、人は死んでいくものです。)
と、返されたそうです。
このやり取りに私は大変癒されます。
お二方共に現代に名の通る大変な高僧のお二人です。
そのような方々も、私と同じような悩みを抱えて、あくせくしたり、ダラダラしたりしながら、
日暮しをしていたのかなと、500年前に思いを馳せますと、どこか微笑んでしまうような思いになるのです。
余談ですが、私もオートバイに興味があり、中古ですが去年思いきって購入しました。
ですがツーリングの想像ばかりで全然乗れておりません。
多分バッテリーが上がっていると思います。
焦らずにゆっくりと、寄り道をしながら、
あれしてこれして、寝て食て寝て食ての中で、足元を見て、今すべきことを見つけてまいりましょう。
私もまた乗らないバイクを直します。
どうあれば、納得のいく、理想の生き方だと思いますか?
今まで、何かに取り組んだり、成果はどうであれ 自分で決めたことをやり切ったことはありますか?
これは、とても大事なことでね。自分でしっかりとした計画を立てる(壮大な計画でなく、達成できると思うもの)、それを確実に実行していく、そういう習慣のある人は、自分の限界も知っているし、必要以上の理想に苦しまないかなと思います。やりもせず、やり遂げられないとどうしよう、無駄になるのでは?と不安になり、結局 何もしないで、目標をもち活動している人を羨む。そうなっていませんか?
理想は理想で、キリがないよ。
後で、人生を評価するならまだしも、何もしていない内から、理想を持ちすぎると、何も出来なくなっちゃいます。
ちょっと頑張れそうな目標を持ち、チャレンジしてみましょう。評価は、達成出来たという自信ですよ◎
拝読させて頂きました。理想と現実の違い、感じますよね。あなたご自身が理想の生活や理想の自分を求めることはとても大切なことかと思います。
人生長くもあり短くもあります。ギャップの中で日々自問自答することも大切なことですよね。
その時できることできないこと自分の限界を感じることもありますが、あなたのこれからの人生を大切に歩んで頂きたいと感じます。
あなたの未来がこれから豊かに実り多い日々であるように、そして大切なご縁に巡り会い育くまれて参ります様にと心よりお祈りさせて頂きたいと思います。