亡くなった姉からの電話
私が、2月に仕事で大切な試験に合格し、3月2日に社内で発表される…という前日の朝、実家の電話のナンバーディスプレイに13年前に亡くなった姉の名前で着信がありました。
それを見た母は混乱して、出るか出まいか戸惑っていたところ、4回目のコールで切れたと話していました。
着信履歴にも残っていませんでした。
昨年の1月に電話機をかえたところで、姉の携帯電話の番号は登録されていません。
昨年10月に父が亡くなり、母は憔悴しきっていたので、その話を聞いても、とうとう精神的にやられて幻覚でも見てしまったのかと心配してしまいました。
でも母ははっきり覚えていました。
平仮名で名前の表示が出て、4回目のコールで確かに切れたと。
半信半疑でしたが、母がそう言うなら信じようと思いました。
何だったんだろう?と毎日気になって仕方がありませんでした。
それから2ヶ月後のことです。
私は子どもたちを連れて実家にいました。
主人も一緒です。
突然電話が鳴りました。
見るとナンバーディスプレイに姉の名前が平仮名で表示されています。
そばに主人もいたので見てもらいました。前回は4回目のコールで切れたと言っていたので今度は3回目に受話器を取りました。
すると、電子音しかもエラー音のような音だけが聞こえ、しばらく聞いていましたが、ずっと同じ音のまま。
しばらく動けずにいたのですが、電子音しか聞こえず、そのまま一旦受話器を置きました。
二回目の電話も、着信履歴は残りませんでした。母も、主人も、私も姉からの着信を確認しました。
あれから一度もかかってきていません。
電話器の誤作動なのかとも思いましたが、それから異常もありません。
あれは本当に姉からの電話だったのでしょうか。
それなら何を伝えようとしてくれたのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あり得ないことにはあらず
話しが出来たらどんなにか良かったことかと思いますが、そうはいかないですね。霊界と通じる電話が出来ればポケモンGOどころでない楽しさですが、亡き人と夢で話すこともなかなか叶わないものです。
こういう出来事に明快な解釈などは誰にも出来ないと思いますが、私は何度か亡くなった家族や、二十年以上も一緒に暮らしたいまは亡きマニス(猫)の気配などをよく受け取ります。自分の肉体がある限り、肉親は我が身と共に存在しているという想いがあります。
他人は錯覚だろうなどというものですが、他人に証明して見せることでなく、この不思議とも思える電話の件も、亡くなられたお姉さんの家族を案ずる気持ちの通信だと素直に受け取ってあげて、亡くなられたお姉さんのことをしっかり思い出してあげて合掌してください。お母さんともお姉さんのことをよく話し合って思い出してあげるといいかと思います。
あり得ないことにはあらず不可思議の電話の彼方愛しき人よ