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私は親不孝者でしょうか?説得の方法はあるのでしょうか?

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初めまして。よろしくお願い致します。

母親に結婚を反対されています。
彼(30才)と付き合い3年10ヶ月が経とうとしています。結婚を意識してから約1年半両親を説得してきました。今は父親は反対していません。父親だけには結婚の挨拶は済ませています。

母親の反対理由は彼の弟が重複障害を持っていること・彼のご両親の介護を一手に負う可能性があることです。

弟さんは家では見れないのでこのまま施設にお願いすることなどの彼との約束を母親に伝えましたが、結婚したら破られると言われ信じてもらえませんでした。

彼の人柄を見てもらおうと会う機会を設けようとしましたが、数回会っただけでは人柄はわからないし、人は変わるから判断材料にならない。学歴や収入なとの条件面で優れた人でないと幸せになれない。結婚を許した相手以外とは会わないと言われてしまい、会うことも叶っていません。

少しでも幸せな生涯をと思って真剣に私のこと考えてくれている母親にはとても感謝をしています。人生の先輩ですから私よりも多くのことが見えているはずですし、意見を聞くことは必要だと思っています。

でも条件面でしか評価をしないという母親の考え方に納得出来ません。それに何も問題のない家庭はないはずです。障壁を一緒に乗り越えることで家族として絆が深まるのではないのでしょうか。

自分の意志を貫く覚悟ではいますが、そんな私は親不孝者でしょうか?まだ解決の方法はあるのでしょうか?
アドバイスいただけると幸いです。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

頑張ってください。

ココ様

ココ様もおっしゃられているようにお母様はココ様も幸せを考えておられるんだと思います。であるがゆえにさまざまな状況を考えて結婚を止めておられるんだと思います。結婚はとても大変なことです。
ましてココ様の場合結婚後に背負わなければならない苦労は大変なものだと思います。

ココ様はそのことも承知して結婚を考えておられるんですよね。
それほど彼を愛しているし、一緒にいたい。

お母様はココ様の事を心配しておられます。
わが子であるがゆえにホッてはおけないのだと思います。
だからこそ、世間一般的な幸せをココ様に望んでほしいのだと思います。

しかし、世間の幸せとココ様の幸せとは違います。
求めているものが違います。

ココ様ここで大人になってください。お母様に立派な姿(選択をするということ)を見せることでお母様も応援してくれるようになるでしょう。

わが子がどんな選択をしようとも親はわが子の幸せを望みます。
ココ様が幸せになることが親の幸せでもあります。

まずは、幸せについてお母様とよく話し合ってみられてはどうでしょうか。
お母様の幸せとココ様が考える幸せとズレがあるのではないでしょうか。

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有り難し
おきもち

好きな食べ物はスイカです。
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お母さんを納得させるべく彼の尻たたきをする

お母さんの判断はアナタの将来を案じてくれての事であって、愛情なのです。
毛嫌いしてはいけません。実にお母様は冷静であると思います。
それぞれの意見の食い違う所の中間地点で結論を出しましょう。
結婚において一番大切なのは、本人同士&相手の親&自分の親とのコミュニケーション、冷静にそれをする能力です。
まず彼と20、30年先のことをきっちりと話しあうべきです。
そういう家柄なのです。これはもう時代であると諦めて、その結論をドライと受け止めずに契約をして念書なり法的効力のある文書にして、母親に約束してもらうことです。
愛があれば乗り越えられるはずです。
これはあなたも本当に真剣に考えるべきことです。
先の事だから甘く見ていますが、実際待ち受けているのは本当に地獄かもしれませんので、夢や理想を捨てて、真剣に考えて、真剣に行動するべきです。
実際、世間では女性結婚後、陰ながら苦労して不幸、不幸せになっています。
それを娘の私には絶対にさせない、と契約など公的な形で書面にして約束すれば考えが変わるかもしれないので理解し約束をしてもらう。私が男性の立場であれば愛するワイフの為なら喜んでそうしまうよ。そしてその具体的な方法を母親に明示し、約束をする。
今後世の中は、本当に好きだの愛情だけではやっていけなくなります。
私も周りも苦労している人も多いです。
世の中の女性が、陰ながら結婚相手の親族の介護で苦労をされているという現実までお母様は考慮してくださっている事は本当に素晴らしいです。
これは世の中の親の介護放棄の男性への意識改革にもなるすばらしい問題提起です。
「うちの家族の面倒を看る事など❝嫁❞がやって当たり前だ」というのは昭和初期の男尊女卑の考えです。
ここを彼を含め、今後の結婚候補の相手の男性がクリアできないならば、私もあなたが相手と結婚するのを反対します。
自分の身内の面倒は自分の一族で看る。もしくは一族の経済力で面倒を看る。
人間はある程度の年齢になると、親の愛より相手を選択するようになりますが、今の段階では彼の愛情よりもあなたの母親の愛情の方が今の段階では数段優っていることが問題なのです。それを乗り越える彼の愛のパワーと強い意志と実行力が感じられなけらば結婚は本当にやめた方が良いと思います。
あなたはもっとお母さんの愛情の真意を受け止めるべきです。

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有り難し
おきもち

質問者からのお礼

お忙しい中、お返事ありがとうございました。

私と母親の考える幸せにズレがあるーこのように考えたことがなかったので、今まで母親の話を聞いているつもりでしたが、何で分かってくれないんだろうという思いが強く、しっかりと母親の考えを受け止めてなかったのではないかと思い始めました。母親と話し合う必要性を感じています。

彼への愛情は変わりませんが、ご指摘の通り大きな責任を伴うことなので、自分の気持ちをしっかり確認をしてから前へ進んでいきたいと思います。

ありがとうございました。

お返事ありがとうございます。

皆さまに悩みを聞いていただいてから真剣に将来を考えるようになりました。結婚というものに目がくらみ、冷静さを欠いていました。そして今まで決断してこなかった原因へ母ではなく真剣に考えたり話し合ってこなかった私自身にあると思います。

母の愛情に感謝し、彼としっかり話し合っていきたいと思います。

ありがとうございました。

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