お坊さんが10秒で考えた名言
ズバッと心に突き刺さるような名言をお坊さんから聞きたいです。是非、いろいろな場面でその名言を使いたいと思っています。
お坊さんだから言える、感動的な名言を聞かせてください。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
どれほど遠い存在か
葬儀の席で、若い方から「お坊さんって仏さまに近い人なんですよね」と聞かれました。
少し軽めの、茶化すようなニュアンスもあったかもしれません。
私はその言葉を受けて…
「いや…自分が仏さまからどれほど遠い存在か分かっているのが僧侶なんじゃないかな」と応えました。
問うた青年は「え!?」という顔をしていました。
名言かどうかは分かりませんが、相手が驚きを覚えた、ということで上げさせて頂きます。
「あなたが好き」と「あなたが大事にしているものが好き」は違う
あなたが大好きです。
あなたの大事にしているものも大好きです。
なかなか両立が難しい言葉であるがゆえに、是非ともちゃんと口に出して言葉にしてくださると嬉しいです。
仏教は言葉に酔う教えではなく、覚めていく教えと聞いています。
言葉を聞いた瞬間の感動だけでなく、ずっと座右の銘にできる言葉に出逢うことをお念じ申し上げます。
選んだのか、選ばれたのか
仏教では「縁」という視点で世界をみます。
どういうことか?と言うと・・・
いいことがあったとき。いやなことがあったとき。
宝くじがあたったとき。つまづいて転んでしまったとき。
「それはあなた自身が選んだことなのか、選ばれてのことなのか、考えてみる。」といってよいのではないかと。
『いや~、こういうことがあったんだよ~』といわれたときに、”使える”と思いますよー。
『マジで?それってさ、お前が望んでやったことじゃないかもしれないけど。お前が選んで・・のことなのか、なにかに選ばれて・・のことなのかねェ』
『(ぐさっ)』