使わない資格のために頑張れない
私はある国家資格の勉強をする大学にいますが、元々その職につく気概もないのに入学してしまいました。
一般的に思われているよりもその資格は幅広い職種に活かせるので、何かしらやりたい仕事はないかと職場を探しながら留年しないように必死に勉強してきました。
しかし結局どの仕事にも興味を持てず、とてもやっていける気がせず、全く無関係の仕事に就きたいと思ってしまいます。
これは、私が仕事に夢を見過ぎなのでしょうか?
どんな仕事であっても、大変なことは沢山あると思います。
仕事は生きていくためにするもので、やりたいことと思わなければいいのでしょうか?
この先まだまだ卒業するためにこなしていかなければいけないことが沢山あるのですが、
どうせ免許を取っても使う気がないのになぁと思ってしまい、必死に頑張れません。
私みたいなのがいると周りの士気を落とすし、教授方にも申し訳ないし、税金も勿体無いです。ごめんなさい。
もう辞めてしまいたいです。
でも高卒になるし今までの時間もお金も無駄になるともったいないと思ってしまいます。
頭でっかちで甘えていて、
自分が選択しなければどこにも進めないのにダメダメです。
何もいい方向に考えられません。
腹を括って選択できる、まともな人になるにはどうすればいいのでしょうか。
もう一度生まれ直したいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
今一度考えてください
本当に最初から少しもその仕事に興味がなかったのでしょうか?
命あるものを救いたいと思ったことは無いのでしょうか?
私はお坊さんなのに、いい大人なのに、目の前に苦しんでいる命があっても救うことができません。
あなたはどうですか?
あなたには私と違い、できることがあるのではないでしょうか。
もう一度、目の前の命に向き合ってみませんか?
この世には不思議な縁というものがあります。
私も紆余曲折の末にお坊さんになりました。
どうやらお坊さんが私の役割のようです。
あなたにもこの世で果たす役割があると思います。
今の仕事がもしかしたらあなたの役割なのかもしれません。
友人や親や先生やあなたの周りの人の視線や、あなたのプライドや体裁、を全て捨てて、純粋に目の前の命に向き合ってみて下さい。
なお、フェイスブックやツイッターなど止めてしまいなさいな。苦痛しかありませんよ。
もうひと頑張りです。資格を取ろう。
こんばんは。
資格は持っていても荷物になりません。またひょんなところで役に立つかもしれません。今は「役に立たない」と思っても、もうひと頑張りなら、取れるだけ取っておけば良いと思いますよ。
私は高校生・大学生の頃、「資格マニア」で、結構いろいろな資格を取りました。勉強したけど取れなかったのもありました。(余談ですが私が学生の頃はバブルだったので、「宅地建物取引主任者(宅建)」の資格取得が流行っていて私もチャレンジしましたがダメでした)
「取った資格」も「取らなかったけど勉強した資格」も、今となってはどれも仕事の役には立っていません。役に立ったのは自動車運転免許くらいです。でもね、ふとしたところで、勉強した知識が役に立ったり、そのときやった勉強の手法が役に立ったりするものです。またその資格自体が入社の条件になったり、仕事自体は無関係でも資格を持っていることで給料の手当てが増える事だってありえます。
それにね、あなたのように苦労した経験があなたの心を深くしますよ。是非挑戦してみてください。
「最後までやりきる力」を持つこと
あき様こんにちは。拝見いたしました。
資格を取得するために大学で頑張ってきたが、どの仕事にも興味が持てず、やっていける気がしなくなってしまい辞めてしまいたいとのこと。正論で返してしてしまうと「もったいない」となってしまうのですが、一度好きになれなくなってしまうとやる気が起きない気持ちってありますよね。
資格取得を辞めるかどうかよりも、私が気になったのはまわりの事を気にしていることです。「まわりの人」がどう考えているのか結局はわかりません。一年後にはあなたの事を忘れているかもしれない。ただ、この場合のまわりの人とは「あなた自身の眼」でしょう。そう考えてみると、自分を見る眼(自己への評価)は辞めてもついてきます。仮に諦めても資格取得を諦めた自分を批判し続ける眼として引きずってしまうのではないでしょうか。
仏教では、自分が考えたり思ったりしている事、こうに違いないと思っていることは、ほとんど「思い込み」に過ぎないと説かれます。あきさんが思っている仕事とは、実際のものではなく、あきさんの頭の中にしかない仕事です。いろんな多角的な見方をする必要があります。今の感情だけに流されず、今一度自身の本音と向き合ってみてはいかがでしょうか。
とりあえずの対処法として、
「好きか嫌いかで迷ったら、自分にとって損か得かで行動してみる」
「損か得かで迷ったら、自分が好きか嫌いかで行動してみる」
ということが良いかと思います。
資格・大学を卒業した自分、「やりきった」という経験こそ、私はこれからどんな仕事についても、あなたが自分を卑下してしまわない道のように思いました。資格そのものよりも、目の前の事を「やりきる力」こそ、どんな仕事でも求められることだと思います。
合掌