自分を確立したいです。
これまで私は他人に合わせたり、他人の真似事をしたり、自分の本当にしたいことが分からないまま過ごしてきました。
これまで何度も自分を確立しようとしてきましたが、やっぱり他人の真似や、フィクションの人物のようになってしまいます。
なあなあで生きてきた人生ですが、これからは確たる自分を持って、生きて行きたいと考えています。
歳も10代後半に差し掛かりましたが、今からでも間に合うでしょうか。どうすれば自分をしっかりと持つことができるでしょうか。
だらけがち
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
ひたすらに学び、人と交わり、行動する
一応、お坊さんになってから50年以上になります。この世に生を受け、60年以上になります。「自分とは何か?」と自問することはありますが、未だに明確に答えられません。この質問は多くの仏教者にとって非常に大事なテーマです。私のようなぼんくらと違って、それそれの宗派を代表するような、高僧と呼ばれるような方々が「自己とは何ぞや」とか「己事究明【こじきゅうめい】」に取り組んで来られています。これらの言葉をWEBで検索してみると、そういう方々の学びや取組の一端をしることが出来ると思います。
私なりに思っていることを申し上げますと、自分なりに仏法を学び仏道を歩み続けるところに「自分」というものがあると思います。他の方の質問にも書いたことがありますが、高村光太郎の『道程』という詩の中の「僕の前には道が無い 僕の後ろには道ができる」という世界だと思います。タイトルに書きましたように、学校において社会において「ひたすら学ぶ」、恩師級友家族親戚上司同僚隣人みんながあなたの師であり友であり援助者となります。多くの人々と交わりましょう。そして、日々一歩一歩あなたの人生を進んでください。そういう取り組みの中で、「自分」というものが形成されていくはずです。
下記は他の方の質問への回答ですが、幾らか参考になるかと思います。
自信は、歩き続けて振り返った時に生まれる
http://hasunoha.jp/questions/6730
強さとは、防衛力と自己管理能力。
http://hasunoha.jp/questions/5641
質問者からのお礼
回答ありがとうございます。
私には幸運にも友達と呼べる人がいます。
そのような人達を大切に、日々を共に過ごして行こうと思います。