彼の供養
彼がなくなりました。
仕事のノイローゼからきたうつ病による自死でした。
恐らく衝動的なもので、だから、自殺だとは思ってません。
病死だと思っています。
ですが、亡くなる直前に電話したのは私で、もしかしてそれが彼の自死に最後の一押しをしてしまったのではないか、私と電話しなければ今も生きていてくれたのではないかと後悔ばかりです。
後追い自殺も正直考えましたが、色々な仏教のお話を読んで何とか踏みとどまっている途中です。
また彼が亡くなったのが受け止めきれず、仕事が手につかなくなり辞めて実家に帰ってしまいました。
遠く離れているのですが、彼の為にできることはありますか?
宗派で何か違うのでしょうか?
彼の家は高野山真言宗でした。
彼の供養のために、彼が早く楽になれるように私にできることを知りたいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
ご縁を大切にする生き方
yu.k様
彼氏様のご不幸・・・心から心からお悔やみ申し上げます。
彼氏様に対して出来る事・・・。ご供養についてお話をさせて頂きます。 私も多くの方々のご供養を行ってきましたが・・・ ご供養とは何なのか? このような事を皆様に聞かれる事がございます。
色々な考えの中で大切なものが一つ。「ご供養は故人様とのご縁を大切にすること。故人様というものはyu.k様の心の中でこれからも生きている」 という事です。
彼氏様の命日、思い出の日・・・可能でしたら毎日写真に手を合わせるのもよいかも知れません。その中でご自身の心にけじめがつけば、彼氏様のお墓に一度足を運び、心を込めて手を合わせてみてはどうでしょうか?
高野山真言宗のご寺院さんなら護摩祈祷などもお願いできるでしょう。 もし、行くのが不可能であればお近くのお寺さんに事情を相談し、ご供養していただくのもよいかも知れません。
ご供養の場で大切な事が一つ。 「彼氏様にこれまでの亡くなってからの歩みを手を合わせてしっかりと報告して下さい。 そして・・これからのご自身の未来についても!」
彼氏様は今のご様子を心配し、御仏様の世界からyu.k様の幸せを願い温かい目で見守っておられます‼︎ yu.k様の人生がより幸せな方向に進むことを心より願っております。
追善供養について
yu.k様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
彼氏様におけることにて、まだまだ受け止めることができず、しかも、お仕事までお辞めになられ実家に帰られましたとのこと・・かなりのお苦しみをお抱えのご様子、お伺いさせて頂きました・・心中のほどいかばかりであろうかとお察し申し上げます・・
亡くなられました彼氏様の御供養につきましてでございますが、小黒澤様のご教示のことと併せまして、是非、追善供養をなさられて頂けましたらとも存じております。追善供養に関しましては、これまでにも下記の各問いにて扱わせて頂いております。
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/tag/追善供養
追善供養は何もお坊さんにお頼みして、お経を読んでもらって、回向するということだけではなくて、本来のその意義として、まず清浄なる動機と行いにて「善徳行」を積み、それを亡き方、そして、全ての迷い苦しみにある者たちのためにと向けてなされるのが大切なものとなります。
例えば、亡き方の分まで、あるいは亡き方の代わりに善徳行を行い、そして、それを一切の衆生たちが悟りへと至るための供養として廻向するということとなります。
例えば、彼氏様、あるいは彼氏様のためとしてyu.k様を、その施主・功徳主として、慈善活動団体に寄付したり、被災地、貧困地域の支援活動のためにと義援金を送ったり、あるいはボランティア活動をなさられたりされて、その功徳を廻向されるのも良いのではないかと存じております。
またこのことに関しましては、過去の拙考となりますが、下記の内容もご参考にして下さいませ。
コラム「追善供養・功徳回向の考え方について」 1~5
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52108201.html
どうか、後追い自殺などは絶対に勧められませんので、お留まり賜れますように、くれぐれも宜しくお願い申し上げます。yu.k様はyu.k様の人生を生き切って頂きたいと存じます。そして、彼氏様のこともできる限りにて御供養をしていって頂けましたら有り難くに存じております。
yu.k様のお幸せを祈念申し上げます。
川口英俊 合掌
質問者からのお礼
小黒澤 和常様
手を合わせるだけでもいいのですね。
大事な日には必ずお墓に参ろうと思っていますが、家に仏壇もなく、どうしていいのか情けないような寂しいような日を送っておりました。
彼を忘れることはこの先ずっとないので、彼といて幸せだったこと、ご縁あって出会えたことを彼に感謝して彼の供養に励みたいと思います。
本当にありがとうございました。