あなたはダレ推し?
推しメンとは『イチ推しのメンバー』を略したもので、アイドルグループの中のイチ推しのメンバー(特に気に入っているメンバー、応援しているメンバー)を意味する。・・・んだそうです。
そこで質問です。
お坊さんがイチ推しする「お坊さん」を教えてください。
すでにお亡くなりの方。ご存命の方。できるなら、両方教えて戴きたいと存じます。いまこの人を注目してます、という方ですね。
・・公平を期すため?、自分の宗派ではない人限定でお願いします!理由もどうぞ。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
山本玄峰老師、佐々井秀嶺師
他宗限定ということで(私は真言宗豊山派です)、、、、
亡くなった方なら臨済宗妙心寺派の山本玄峰老師。出自が捨て子で、若くして視力を失い、死場所を求めて訪れた四国で僧侶になることを決心。その後、宗派の管長にまでなった方です。生前は「最後の生き仏」とも呼ばれたそうです。この方の臨終の言葉、「旅に出る。着物を用意しろ」は私も言ってみたいです。
活躍中なら佐々井秀嶺師。かつて真言宗智山派でしたが、今は日本の宗派には属していないのではないでしょうか。インドで不可触民を次々と仏教徒に改宗させ、インド仏教復興運動の中心になっている方です。
基本的に一ヶ所に留まらず、地位や財産に執着せず、ひたすら民衆教化に歩み続ける方にあこがれます。
アリーヴェデルチ様。
私の推薦も、山本玄峰老師です。
何故なら、「最後の生き仏」とも呼ばれた方ですから。
さらには、臨終の言葉、「旅に出る。着物を用意しろ」…此処でしょう。
ご存命のお方であれば、何と言ってもダライ・ラマ法王猊下。
此のお方の右に出られる方は居りますまい。
なお、自宗では松長有慶高野山真言宗管長猊下です。
大学教師時代も、今も、とてもフランクで偉ぶらず、
然し威厳も兼ね備える方ですよ。
龍樹(ナーガールジュナ)大師とダライ・ラマ法王猊下
アリーヴェデルチ様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えとなります。
推しメンですか・・
仏教界における一番の推しメンはもちろん、何よりも仏教の開祖であるお釈迦様・釈尊・仏陀世尊となりますが、二番目が僭越にも拙生のアイコンとさせて頂いております龍樹(ナーガールジュナ)大師でございます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/龍樹
大乗仏教中観派の祖師、日本八宗の祖師とも言われますように、その影響力は絶大でございます。ここ5年ほどは仏教思想哲学の中でも特に龍樹(ナーガールジュナ)大師に始まる中観思想について学びを進めさせて頂いて参りました。
先日には、その途中経過として、まだまだではございますが拙理解と致しましての一つの図式を、皆様にご提示させて頂きまして、ご叱正、ご批正を賜りまして、更に修正・追記・補足へ向けまして鋭意に取り組みを進めたいと思っております。
仏教拙理解図式No.5ご提示
http://hide.noblog.net/blog/11465316.html
空と縁起の理法について、しっかり理解を進めることが仏教における智慧の修習として誠に大切なことであると存じております。これからも龍樹(ナーガールジュナ)大師の思想、中観派の思想についても学びを深めて参りたいと考えております。
次に、現在の推しメンで注目(?)と言っては誠に失礼ではございますが、ダライ・ラマ法王猊下でございます。
これまで、ダライ・ラマ法王猊下のご著書からは多くのことを学ばせて頂きまして、更には2011年の大阪特別講演におきましては、恭しくもご尊顔を拝し奉ることも叶いまして、ご法話を拝聴させて頂ける機会にも恵まれました。誠に「有り難し」でございました。
もちろん、拙生はチベット仏教について無批判的に傾倒するわけでもありませんし、いまだチベット密教に関しましては本格的な学びに入っておらずであり、あくまでも顕教の域に留まらせて頂いてはおりますが、その精緻に積み上げられた様々な仏教思想哲学における論理に関しましては、誠に浅学菲才なる未熟者ではございますが、学ぶところ大いに価値があると僭越ながらにも考えております。
これからもダライ・ラマ法王猊下のお教えには特に注目して学びを進めさせて頂いて参りたいと存じております。
川口英俊 合掌
法然坊源空上人のあたたかさ 南直哉師のきびしさ
アリーヴェデルチさま
はじめまして。
真宗大谷派の釈理薫と申します。
亡くなった方ですと
法然坊源空上人 浄土宗の開祖です。
とても懐の深い方で、数々の逸話が残っています。
弟子の親鸞の結婚には、「結婚した方が念仏しやすいなら結婚しなさい。一人でいた方が念仏しやすいなら一人で念仏しなさい。」と。
ほかにも、遊女が相談した時は、「やめられるのであれば、やめてお念仏をしなさい。やめられないならば、そのままお念仏をしなさい。」と。
親鸞さんの「善人なおもて往生をとぐ。いわんや悪人をや。」の元になっているのも、「善人は善人なりに往生し、悪人は悪人なりに往生する。」とおっしゃった源空上人のお言葉だと思います。
あの気難しい親鸞さんが、生涯慕った あたたかい上人の人柄が伺えます。
ご存命の方ですと、
曹洞宗の 南直哉師です。
毎月豊川稲荷 東京別院でご法話もございます。
とても言語的にシビアに教えを受けており、それゆえに言語化できない教えについて突き詰めていらっしゃると思います。
とてもラディカルな方ですが、たいへん刺激を受けます。
法話会などは、南師のブログに掲載されますので参考にしていただけたらと思います。
http://indai.blog.ocn.ne.jp
質問者からのお礼
青龍寺 沙門密富さま、円東寺 増田俊康さま、川口 英俊さま、正徳寺 釈理薫さま。
回答ありがとうございます。
南さんは東京にいらしているようですね、直接会うことができるようで・・ちょっと興味があります。
ダライラマ法皇や、チベットの方、管長さま(?)など、レアキャラといったら失礼ですが、会うことができるだけで幸せかもしれませんね。
・・・じつは、もっと身近な人を推薦してくださるのかと思っていました。
皆様の推しメン=「尊敬する師匠」といった存在でしょうか。
身近な人ヴァージョンも質問いたしますので、宜しくお願いします!