「不安」「恐怖」に立ち向かう心構え
現在妊娠中ですが、卵巣嚢腫という病気が発覚し、卵巣がいつ破裂、捻転を起こすか分からない状態にあります(そうなれば緊急手術になるそうです)。今のところ無症状なので経過観察中です。通常ならばまだしも、妊娠中という事で不安と恐怖で、もうすぐ2児の母親になるというのに弱い自分が情けないです。
お腹の中の赤ちゃんの事、手術に対する恐怖、考えれば考えるほど恐ろしくなり、その事で頭がいっぱいになります。
考えても仕方ない、悩んだところで逃げられない、なってしまったことは受け入れていくしか無い、事実は変えられない。
目の前の恐怖にも怯えない強い心を保つにはどういう心構えでいたら良いでしょうか?
性格は図太いのに、こういう場面ではその図太さが発揮出来ません(笑)。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
怖くてもよい
昔むかし、あるお寺の和尚さんのところに、1人の男性が相談に来ました。
相談内容は、「私は大の大人なのに、雷が怖くてびくびくしてしまいます。どうすればよいでしょうか?」
でした。
和尚さんの答えは、「雷が怖いなら怖いままでも、別によいではありませんか。」
でした。
病気や手術など、人生の中で何度もあることではないので、慣れている人は少ないでしょう。ですから、恐怖があるのは仕方ないのです。
怖がっている自分を責める必要はありません。
ただ、先のことは誰にもわからないから、頭の中が考えても答えが出ない妄想雑念の堂々巡りになる可能性があり、それは良くありません。
考えても答えは出ないのに、脳がいたずらに恐怖の伝達物質だけを分泌するのなら、考えるメリットはありません。
今考えなくてもよいこと、考えても仕方ないことは、考えないようにしてください。
チームワークで乗り越えてください
拝読させて頂きました。あなたのその病いが必ずや回復なさり、そして無事にお子様がお生まれなさることを真心込めて神仏にそしてあなたのあまたのご先祖様にお祈りさせて頂きます。必ずやあなたをお守りくださいます。
そしてしっかりと医療機関や専門医と連携なさって頂き現状を乗り越えてくださいね。
あなたは決して独りではありません。あなたを支えてくださる方サポートなさってくださる方がいらっしゃいます。
どうぞチームワークのミッションですから適切なコミュニケーションを取りながら乗り越えてくださいね。
あなたをこれからも応援させて頂きます。そしてあなたやお子様達やご家族の皆さんのこれからの幸せを心からお祈りさせて頂きますね。
質問者からのお礼
一向寺/kousyo kuuyo Azuma様
お忙しい中、ご回答ありがとうございました。
私一人ではないのだと思うと心強いですね、不安に負けていられませんね。
お祈り、ありがとうございました。
願誉浄史様
お忙しい中、ご回答ありがとうございます。
不思議と…「怖くてもいいんだ」と思うと怖くなくなりますね。怖いのに慣れるからでしょうか。
ただ、それ以上に考えすぎたり考えても仕方ないことに支配されるのは馬鹿らしいですね。
とてもためになるご回答、ありがとうございます。