不妊治療をしている妹夫婦と私の気持ち
私には妹がおり、妹夫婦は不妊治療をしています。男性不妊ということで、今後妹夫婦が授かる確率は極めて低いと治療中の妹から聞きました。
私には3人の子どもがいます。私は四人目を希望していますが、四人目と聞いたら、妹の気持ちを思うと、3人で十分かと自分に言い聞かせています。とはいえ、四人目を望む自分の気持ちに蓋をしながら、悶々としていて、この状況で、四人目を望む私は思いやりがない人間でしょうか。自分の叶えたいことに貪欲になってもよいのか悩んでいます。
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自然な感情を大事にして良いと思います
4人目の子を願う気持ちは人間として自然な感情だと思います。お身体が健康であり、出産育児に支障が無ければ、ご自分のお気持ちを大事にして良いと思います。無論、産前産後そして育児について旦那さんとの話し合いが必要なことは言うまでもないですが、その辺は十分にお考えのことと思います。
妹さんのことを心配し、配慮するお気持ちを持っておられることは良いことだと思います。しかし、おてんとさまさんの妊娠出産と絡めて考える必要は無いと思います。兄弟姉妹といっても、別の人間です。性格も異なりますし、与えられた才能だって異なります。其々結婚したとしても結婚相手は当然異なりますし、家庭の状況は異なります。妹さんのことを心配してあげることは良いことですが、子を産む産まないの選択の判断基準に設定するのは、むしろ問題です。それは、思いやりとは言えません。失礼ながら、浅はかな自己満足と言わざるを得ません。失礼な考え方だと思います。
今、「四人目を望む自分の気持ちに蓋をしながら、悶々として」いるとのことですが、妹さんがこのことを知れば、むしろ傷つくでしょう。子供が授からないでいることに加えて、そのことが「四人目を望む自分の気持ちに蓋をしながら、悶々として」いる原因になっていると知ったら傷つきますし不快に感じると思います。今、そのことを口外しなくても、何年後かに「自分たちの夫婦の不妊のため、姉が四人目をあきらめた。」と知ったら、妹さんはどう思うでしょう。
蓋をする必要はありません。悶々とする必要はありません。良い家庭の在り方を旦那さんやお子様たちを模索し続け、努力していくことが大事です。そういう中で「子供が欲しい。産みたい。」という自然な感情を大事にし、出産育児のための環境を整えて行きましょう。