相談したいのに。。
こんばんは、自分は相談したいと思っても相手にたいして、相談する事が相手に迷惑なのかもしれないと感じてしまい、悩み事があっても全てを飲み込んでしまいます。
相手に頼る事が罪悪感と感じてしまいます。この相談文を打つ時も、相談していいのかな?ダメなのかな?と何度も打ったり消したりして、やっと打てました。人に頼る事が悪い事じゃないと自分に言い聞かせるのですができません。どうすればいいでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
よくご相談してくれましたね (^_^)
あき猫さま
はじめまして、なごみ庵の浦上哲也と申します、よろしくお願いします。
相談したいと思いつつ、相手の迷惑になるかもと考えてしまい、なかなか相談できなかったのですね。今回もやっとの思いで この一文を書かれたとのこと。
よく勇気を振り絞ってくれましたね、ご相談をいただき有り難うございます。
今の日本では、「人さまに迷惑をかけないこと」が美徳とされているように感じます。もちろん、必要以上に人を頼らないようすることも大切かもしれませんが、何か欠落しているように感じます。
インド(だったと思うのですが)では子どもたちに「人に迷惑をかけずに生きてはいけないことを知っておきなさい」と教えるのだそうです。これは、人に頼ることに寛容であると同時に、頼られることにも寛容でありなさい、という考え方なのだと思います。
人に迷惑をかけ、かけられ。
人を頼り、頼られ。
お互いさま、おかげさま、というのが人の生きる世の中なのではないでしょうか。
文明が進んだり、公共の福祉が充実したりすると、困っている人に手を差し伸べにくくなるそうです。福祉が進んでいる北欧諸国では、そういったことが起こっていると聞いたことがあります。日本もそれが進んでしまっていて、あき猫さんの「頼ることが罪悪感と感じてしまいます」という気持ちが生まれてしまっているのかもしれませんね。
でも、このhasunohaは70名ものお坊さんが、少しでも人の役に立ちたいと思い、質問やご相談をお待ちしています。なんの義務でもなく好きでやっているのです。
お彼岸やお盆で忙しい時には、なかなか答えられないこともあります。つまり、けっして無理して答えているわけではありません。
ですのでどうぞ、次はもう少し気持ちを楽にしてご相談下さい。
きっと本当に相談したいことは、他にもあるのではないですか?
あなたなら迷惑ですか?
あき猫さん、はじめまして。
いきなりですが、あなたは人から相談を持ちかけられたら迷惑ですか?
あなたのプロフィールを読ませていただきました。
あなたはきっと、人から相談されるのが嬉しいタイプなのではないでしょうか。
もし、あなたが人から相談を受けて嬉しいなら、同じように、その相手も相談を受けることを嬉しく思うかもしれません。
困難に遭ったとき、一人で解決することはとても難しいことです。
だからこそ、沢山の人に囲まれて生きているのです。
難題をもたらすのも人、しかし、それを助けるのも人なのです。
華厳経というお経の中に「互相助成」という言葉があります。
互いに相助けて成る。
一人で解決できないことは、人の知恵や力を借りてこそ、自分に解決する力を与えられるのです。
もしかしたら、その相手もあなたからの一言を待っているかもしれません。
その方の他にもそうやってあなたを見守っている人がいるかもしれません。
思い切って口を開いてみましょう。
そこからまた新たな展開が生まれてくるはずです。
さあ、勇気を持って!
頼られるうれしさ
あき猫さん、はじめまして。
徳島県の法話と天井絵の寺 觀音寺 中村太釈です。
相談したいけれど、迷惑をかけてしまうような罪悪感があって自分で飲み込んでしまうのですね。他ならぬ私もそうでした。
私は、頼っていくのが恥ずかしいと感じていました。ある時、「自分の弱さをさらけ出せるのが、本当の強さだ」と教えてもらったことがあります。
なるほど。そうですよね。
自分をさらけ出すことは怖いことです。誰かに相談することで、自分の弱さを見られてしまうのではないかとビクビクしてしまいます。
でも、あき猫さんが相談を持ちかけると、相手の人は頼ってもらえたと感じてうれしいものです。わたしも、あき猫さんに頼られてうれしくなったので回答を書いています。
あき猫さんが相談してみようと一歩を踏み出したことにエールを送ります。
互いに相談できるあき猫さんでありますように。
質問者からのお礼
浦上 哲也さんへ
回答ありがとうございます!夜分遅くに回答していただけるとは思ってもいなかったのですごく嬉しいです。実は、自分の日本語文章に自信が持てない事もあり、5回ぐらい文を読み返したりして打ち直したりしました(^_^;)
浦上さんのお言葉を目にして少し安心しました。今度こそ本当に相談したいことを打てるように肩の力をぬいて打ちたいと思います。
本当にありがとうございました(^-^)
小原 観慈さんへ
回答ありがとうございます。小原さんの言葉に、心響くものがありました! 相談されることが嬉しいって思える。そいう発想はいままでになかったです。自分は相手が困っているのであれば、自分のできる限りの力で助けてあげよう、相手が笑顔になってくれるのであれば自分が多少負傷してもかまわない考えを持っています。小原さんのお言葉を思い出しながら、生活してみようと思います(^^)
中村 太釈さんへ
こんばんは、回答ありがとうございます。中村さんの言葉通りです。自分をさらけ出すことで、自分が弱いといことをまわりに知られるという恐怖心があります。でも、お坊さん方のお言葉をいただくたびに、心の重い鎧を少し緩める事ができてきました。皆さんには感謝します(^^)