兄への憤り
はじめまして、私には六歳上の兄がおります。田舎の長男で男尊女卑の家に生まれ育った兄は父がなくなるまで父に[ウチの坊主]と甘やかされていました。大学もいかせてもらえていつまでもすねかじりしていました。これはなくなった父の手帳に兄宛にお小遣いを50万、100万と渡していた事実。定時で働く私を嘲る始末でした。が、父がなくなってお小遣いはもうありません。私のところに週末には返すから週明けには返すから等でお金をむしんしてきました。返してくれるだろうとたった一人の兄ですから。でも、いまは行方知れずです。こんな状況にどうしたらいいのか…私、死んでも死にきれません。兄は銃刀法違反で服役してましたt。どのようにしたら…
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お
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お兄さんのことは脇に置き、あなたの人生歩んで下さい…
今お会いできないお兄様のことで悩むことは、あなたにとって無意味なこと、どころか精神衛生上、何としても避けるべきことかと思います。
それでも、過去の出来事を思い出し、「このままでは死んでも死に切れない」と悩んでおられるのですね。
もしかすると、悩みの本当のところはお兄さんではなくて、今あなたの置かれている状況自体にあるのではないでしょうか。
お父様からお兄様に渡された金銭は、本来かなりの部分を私が受け取っていたはず…という思いをお持ちではありませんか。確かにそうかも知れません。
…でも、今となっては不満を言いたいお父様、お金を返して欲しいお兄様とも会えないんですよね。
お兄様にはもう会わない方があなたにとってお幸せなことではないでしょうか。もし、将来お会いできたとして、その時にお金を返してもらえるよりは又さらなる借金の申込がある可能性の方が高いのではないでしょうか。
辛くて苦しいことではありますが、お兄様の件は忘れる、水に流すということがあなたの歩むべき道筋ではないかと思います。
お父様からお金をたくさん得たお兄様は、それで幸せになり裕福に暮らしました…とはなっていないのです。
ならば、金銭的に苦労をなされた分、真面目にお仕事をされて、きちんと自活なさっておられるあなたの方がお兄様より幸せなのではないでしょうか。
御自身より幸薄き人生を送っておられるお兄様のことを、どうかご心配なさってあげて下さい。
それが出来た時、あなたに本当の安らぎが生まれますよ。
そのことを、こちらハスノハの僧侶方もまた仏様も保証致します…。
どうか、お兄様のことは脇に置き、あなた御自身の今後の人生を見つめて下さい…陰ながら応援しております。