意志を貫ける強さの甦らせ方
いつもこちらのサイトの質問への回答を見て色々な気付きなどをいただき、とてもためになっています。
ありがとうございます。
私は今、婚活をしていますが、本当は結婚はしたくない、生涯独身で生きていきたいのです。
婚活は最近の周りからの色々な声で、「なんだこのやろう!じゃあ結婚してやるわ!」と言う勢いだけで始めました。
…が、物凄く苦痛です!
もともと人間嫌いで(もちろん友人などは好きですし無闇に嫌悪を抱いたりはしないですが)
それ故に独身で生きて行こうと決めていたのです。
少し前なら何を言われたって独身で生きて死にます!って胸を張れたのに……
今はどうにも周りに流されてしまうのです……
「ひとりで生きていく!」と胸を張れた以前の気力が沸かないんです……
前のように自分の意志をグッと貫ける強さをどう甦らせたらよいでしょうか?
他人の意見だけに流されるのではなく、自分の気持ちを大事にしてあげられる人になりたいのです。
愚痴交りのとりとめのない質問になってしまいました。申し訳ありません。
どうかお知恵を頂けますと幸いです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
柔らかい心でいきませんか
山岡鉄舟の句です。
「晴れてよし 曇りてもよし富士の山 もとの姿は変わらざりけり」
せっかく富士のお山を見に来たのに、雲に隠れて見えないと、ブ-ブ-言ってる人がいる。
でも、晴れていようが曇っていようが、富士のお山は何も変わることなくそこにいらっしゃるわけで、いいの悪いのと区別をつけてしまっているのは、人間様の勝手でしかない。
晴れたら晴れた富士山を、曇ったら雲の向こうの富士山を楽しめばよいだけの話なのだ。
そんな意味でしょうか。
nemさんは、文章を読ませていただく限りなのですが、がんじがらめな感じがするのです。
人間嫌いという自分のキャラだとか、結婚あるいは独身という言葉に、必要以上にこだわりすぎてはいませんか?
どうして、意志を貫かなければならないのでしょう?
意志を曲げたら、負けなのですか?
もう少し肩の力を抜いても良いのではと、私は思いますよ^^
良いご縁があれば、結婚してもいいんじゃない?
ご縁がなければ、独身を楽しめばいい。
あなたの思惑とは関係なく時間は流れ、世界は動いています。
時には、その流れにお任せしてもいいんです。
あなたの意に反するような答えになってしまいましたが、仏教的な生き方とは、そんな感じです。
「もともと」っていつから?
はじめまして。hasunohaを読んで下さっていたのですね。「自分で問うて、自分の分の答だけ読んで、おしまい」という方もいらっしゃるだろうに、貴女のような方がいることは、ここの特徴「オープンであること」が活かされていると感じます。有り難いことです。
さて、「もともと人間嫌い」とありますが、これ、「もともと」じゃないですよね。「信じている人(信じるべき人、信じて当然の人)に裏切られた思い出や感覚」があり、その時から「人間嫌いになった」のではありませんか?
そして、その自己像を守ろうとしている。「私のアイデンティティーは、これだ!」って。周りから色々言われ、「対抗意識で婚活を始めた」と書いていますが、始めてしまったということは既に揺らいでいたのでしょう?「どんなにイイ人が来ても、”人間嫌いだから”はねつけてやる!」と思い続けましたか?まるで「捨てるためにヴィトンのバッグを買う」ように?
他人からの言葉で自らの「アイデンティティー」を揺るがしてしまった。そこに動揺しているように見えます。
けれどね、そんな難しい言葉で自分を規定しなくても良いのではないかしら。「え?もしかして私にも彼氏ができるかも?」と、よろめいた…ウキウキした…自分は、認めてもよいのではありませんか?
私からは、あなたの「私は人間嫌いである」というのは「幼児決断に過ぎない」のではないかと思います。つまりトラウマのひとつ。
「生き物はもちろん、万物は流転=変化し続ける」というのが仏教の基本です。そこにあらがい、「私は鉄壁に○○なんだぁぁ!」と叫ぶあなた。止めはしませんが、「そりゃ無理でしょうよ」というのが、私からの答えです。「意志をグッと貫きたい」気持は読み取れますが、端的に言って我々は全員、老化の途中なのです。色々と彷徨って、「やはり私は」というほどの裾野というか深みが感じられないのです、いまのところ。
だから、「無理しないでね」と。
笑って受け流せる、しなやかさも大切かもしれません
質問、拝読いたしました。
周りからのプレッシャーを、
きっぱり跳ね返すのもいいけれど、するりとかわしてしまうのも一手かと…!
「柳に風と受け流す」テクニックを磨いてみるのも悪くない気がします。
「する」「しない」って決めちゃうと、何かあるたびに心が揺れてしまう気がします。
「してもしなくてもどっちでも」「ご縁があればその時に」ぐらいのほうが、心の在り方としては楽ちんかもしれませんね。
未来のことなんて、誰にもわからないです。
ましてや、他人はあなたの結婚生活に責任を負いません。
それをふまえて周りの声をよく聞くと、
「心配する気持ちは本気かもしれないけど、内容の根拠とかは曖昧かもなー」って気がしませんか?
身を案じてくれる優しさだけを受け取って、あとは適当に流しちゃいましょう。
意思を貫く強さと同じくらい、そんなしなやかさも人生には必要かもしれません。
あなたの人生は、誰が何と言おうがやっぱりあなたのものです!
後悔しないように、生きましょうー!
合掌
あなたの人生を決定できるのは、あなた自身です。
ああ.....
周囲の人たちから散々説教されたのでしょうか。
とても周囲に反発されてるな、と私は感じました。
自分の気持ちを大切にできていないのか・・・・?
どうなのでしょう?
ただ単なる反発心からなのか、、
それとも、「結婚」に対して、若干意識していた心を、他人に揺さぶられたのが嫌だったのか....
洗脳されているっぽい、自分自身がイヤなのか...
意思を貫けなくなったのは、人の意見に耳を傾けられる、柔軟な心が備わっただけかもしれません。
もしそうならば、人間として成長されたと解釈できますよね。
どうであろうと、以前のように意思が貫ける強さよりも、重要なのは今あなたはどうしたいのか?です。
「なんだこのやろう!」じゃ、、、
結婚してから歪みが出て来る可能性は充分にあります。
結婚してから、「やっぱ間違ってたわ」って思っても、そう簡単には修正できません。
もう一度原点に立ち返り、婚活について考えて下さい。
年齢や境遇の変化で、本気で婚活したいと思うタイミングが、この先に出てくるかも知れません。
今、何か決めつけなくてもいいのではと思いますが、いかがでしょうか。
質問者からのお礼
こんなに早くたくさんのご回答をありがとうございます。
昨日は感情に任せて書いてしまい、今となって読み返してみれば、子供が駄々をこねているだけの様な文章で本当にお恥ずかしい限りです。
>林様
がんじがらめになっていると言う言葉に、はっとさせられました。
「自分はこうでなくてはならない」とか「こうあるべきだ」と強く思い込んで、自分で自分の首を絞めていたように思えます。
まるで他人が自分に強いているように勘違いしていましたが、改めて考えてみれば、自分が意固地になっていただけなのかもしれません。
少し息をついて、自分を見直してみようと思います。
>佐藤様
確かに、人間嫌いの発端は裏切られた、騙された、傷つけられたと言うようなトラウマが重なった事でした。
「人間が嫌い」を自分の盾のようにして、頑なにして来たのに、それを自分が人の言葉で変えた事に自分でも困惑して、冷静に考えられなくなっていた気がします。
でも仰るように、変化する事が悪い事なわけではないんですよね。
少しずつ、考えを変えて行ければと思います。
>妙香様
プレッシャーをかわしてしまう、とても憧れた生き方のはずなのに、全く逆の、突っぱねる方向に突き進んでしまっていました。
周りも何も意地悪を言っているわけではなく、心配をしてくれている事を受け入れようとすることすら出来ていなかったと思います。妙香様のご回答で、気付くことが出来ました。
もう少し物事を柔軟に考えられたら、仰るような、しなやかさに近づけるのかもしれません。
>海老原様
周りからの言葉に、まさに「周りに洗脳されたようだ!」と言う強い思い込みがあったように思えます。
行動を変えた事が失敗というか、間違いのように思っていましたが、人の意見に耳を傾けられたと思うとこれでもよかったのだな、と思えます。
逆に、今まで自分が子供のまま駄々をこねていたようにも思えてきて、少し恥ずかしくなりました。
良い変化だと、考えていきたいと思います。
お忙しい中、皆さま丁寧にアドバイス下さいまして、本当に感謝しております。ありがとうございます。
自分の中でなんだかわかわずモヤモヤしていた気持ちが少し晴れたように思えます。
結局自分がどうしたいのか、はっきりできずにいますが、ゆっくりもう一度、後悔しない選択を出来るようによく考えてみます。
貴重なお時間を割いてくださいまして、ありがとうございました。