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外を歩くことを不安に感じてしまいます。

回答数回答 1
有り難し有り難し 17

こんにちは。私は最近になってまた外を歩くことに自信がもてず常に不安を感じています。

外を歩くときはよくすれ違う人にじっと見られたり、時には睨まれ怖くなってしまったり、買い物をしていても周りの視線を気にしてしまい不安になり、もう外を歩きたくないなと思うことも時々あります。自分では目を合わせないよう普通にしているのですが、視界に入ってきます。

おばあちゃんに話したら気にしすぎだよとかどこも変じゃないし普通なんだから堂々としていれば大丈夫と励まされますが、なぜか素直に受け止めることができずにいます。

どうしたらもっと自分に自信をもつことができるのか、どうしたらもっと外を歩くことに対し、不安を感じなくなるのかとても悩んでいます。

このような相談で申し訳ありません。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

歩くために歩いてみる

かなさん

まわりの視線が気になって外を歩くことが不安になってしまうのですね。こういうことを普通の人に言うとたいがい「気にすぎ」と言われてします。でも気になる人には解決にはなりませんよね。

こういうやり方もあるという提案です。歩くときは歩くことだけを目的にして、しっかりと歩いてみてください。「歩くために歩く」のであり「何かのために」歩くのではありません。すれ違う人の視線を感じたりするのは歩くことに意識が向いていないからです。

歩いているときには歩いていることに意識を向けてみる。そのための方法として、簡単に「右足、左足、右足、左足・・・」と心のなかでいってみてもいいでしょう。「歩いている」という言葉でもいいかもしれません。あなたにとってしっくりくる言葉がいいでしょう。そして自分の足が動いていることをしっかり感じながら歩くのです。

自分の身体に感じる日差しの暖かさや風の感触、車の音や鳥のさえずり、土の香りや鼻に触れるにおいなど自分の身体に触れる感覚に意識を向けてみてください。足がしっかり大地に触れていることを感じながら、ほんとうにしっかりと歩いてみるのです。

お役にたつかどうかわかりませんが、かなさんが少しでも不安なく外を歩くことができるようになればと思い提案してみました。トライしてみてください。仙如

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有り難し
おきもち

お釈迦様の教えと瞑想法は苦悩の多いこの世を生きるための「船」のようなものです。 人生には穏やかな波の日もあれば嵐のような日もあります。 どんなときでもお釈迦様の言葉を探すと必要な答えを見つけだすことができます たとえ嵐の日であっても波に飲まれないように「お釈迦様の船」に乗って心静かに瞑想しながら船旅を続けるのが仏教徒の生き方です わたくし≪仙如≫も 抵抗して、もがいてもがいて溺れかけて そんなことがようやくわかってきたところです(まだ溺れそうになることもありますけど!) 苦しいときはもがくのをやめて力を抜いてみてください・・・からだは水に浮かんできます。 そして瞑想してこころを静めましょう。そうすれば自分のこころの中に答えがみつかります。お釈迦様は最期に「自分自身をよりどころにしなさい」とおしゃいました。 諦めないで絶望しないで自分を信じて生きていきましょう。

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