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娘との向き合い方

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娘は20歳です。

ある出来事で、ずっと嘘をつかれたことがわかり、信じられなくなりました。そして、今もなお、嘘をつき続けています。

嘘が発覚した時に、娘と向き合い、話し合いを持ち、主人と私に、約束をしてくれてたのに、また嘘が発覚し、裏切られ、もうどうしたらよいか?悩み続けています。

いっそ私がこの世から居なくなれば、この子は目を覚ましてくれるんじゃないか?、と思うくらいです。
精神的にまいっています。
買い物をしていても、車を運転していても、家に居ても、涙が出てきます。

20歳だから、もう大人だからと、過保護になってはいけないのは十分わかっていますが、娘とどう向き合うべきか、アドバイスいただけないでしょうか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

子離れの痛み

かおさん

成人を過ぎた子供との付き合い方ってほんとうに難しいですね。育児書や子育て支援は学童期とか思春期くらいまです。「自分の子供と大人としてどうやって付き合うか?」ってだれも教えてくれません。

かおさんの今の苦しさは「子離れの痛み」ではないですか。自分のお腹にいた子だからいつまでも「自分の子」で「自分のもの」って思っていたのに離れていく、知らない世界を作っていく・・・。

でも、この苦しみを乗り越えると、また違った風景が見えてきます。私たちはただ自分の子供として預かっていただけだと思いましょう。それが終了しようとしているのです。「嘘をついたらいけません」と教えました。それで預かるものとしての役割と義務は果たしました。

子供が成人したら、母親の役割を終えて、次の役目をいただきます。子離れを終えたら、かおさんの新しい人生がはじまりますよ。そうなったとき、娘さんがあなたを見る目も変わるはず。次のステージに向かって頑張ってください。仙如

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有り難し
おきもち

お釈迦様の教えと瞑想法は苦悩の多いこの世を生きるための「船」のようなものです。 人生には穏やかな波の日もあれば嵐のような日もあります。 どんなときでもお釈迦様の言葉を探すと必要な答えを見つけだすことができます たとえ嵐の日であっても波に飲まれないように「お釈迦様の船」に乗って心静かに瞑想しながら船旅を続けるのが仏教徒の生き方です わたくし≪仙如≫も 抵抗して、もがいてもがいて溺れかけて そんなことがようやくわかってきたところです(まだ溺れそうになることもありますけど!) 苦しいときはもがくのをやめて力を抜いてみてください・・・からだは水に浮かんできます。 そして瞑想してこころを静めましょう。そうすれば自分のこころの中に答えがみつかります。お釈迦様は最期に「自分自身をよりどころにしなさい」とおしゃいました。 諦めないで絶望しないで自分を信じて生きていきましょう。

質問者からのお礼

お忙しい中、アドバイスいただき、ありがとうございました。
涙が出てきました。
子離れの痛みなんですね。
大切に娘を育て、自分の事は二の次で子育てをしてきました。
これからは自分のための人生を歩んでいかなくてはいけないんですよね。
子離れの痛みを乗り越えた先の未来が明るくなれるように、頑張ります。
本当にありがとうございました。

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