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もうすぐ遠距離恋愛が始まります

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有り難し有り難し 18

私は、今大学一年生です。私の交際相手は、今大学四年生で、今週卒業式を迎えます。彼は、今から8年、地元を離れて宮崎で就職します。私も、大学を卒業したら宮崎で就職します。しかし、今から3年は確実に遠距離になります。初めてその事実を知った日、私は何回も家の中で大声で泣きました。そんな落ち込んでしまった私に、母は、宮崎で就職することをすすめ、そんな風に大事に思える相手が出来たんだね、おめでとうと言ってくれました。そこで、ある程度自分の中で踏ん切りをつけたつもりでいました。しかし、卒業の迫る今、悲しくて寂しい気持ちがまたやって来ています。先日は彼の前で泣いてしまいました。その時は、彼も泣いていました。俺も、こんな風に抱き締めたりできる回数が減るのが寂しいって言ってました。二人で泣くだけ泣いて、二人で幸せになるために一緒に頑張ろう。と決めました。しかし、やはりモヤモヤは消えてはくれません。この三年間の遠距離は、この先何十年共に生きていくことを考えたら乗り越えなくてはいけないと頭では分かっています。お金が無くては、仕事が無くては、生きていけないことも分かっています。でも、なんだか寂しさは完全には消えてくれません。忙しくなれば寂しさを忘れると思い、高校の時にしていた演劇を再開すべく劇団に入り、バイトを始めました。そして、毎日勉強や基礎トレをしています。しかし、それでもふと夜になると、モヤモヤが帰ってきて、泣きたくなります。その時は、とても悲しいです。そこで質問です。どうやったら、遠距離恋愛を前向きに考えられますか。後、離れていてもしっかり愛情を伝えるには、どうしたら良いですか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

私の経験談ですが

遠距離恋愛経験者です。私の話をします。(ハッピーエンドではないので読むかどうかはおまかせします。)

私は大学4年生からお付き合いした人がいました。彼女の就職は大学のあった京都に決まっており、その後私も幸いに京都での就職が決まりました。
しかし就職先の研修期間のひと月が過ぎ、いざ配属先が決まると私は石川県勤務となりました。遠距離恋愛のスタートです。
その時に私にアドバイスをくれた年上の女性がいました。その人が言うには

「結婚しない遠距離恋愛は時間と労力とお金の無駄」

とのことでした(おぃいいい!辛辣!
その女性も遠距離恋愛の経験者であり、最初の遠恋が破局後、次の恋人とも相手の仕事の関係で遠恋になるという際には結婚の約束を取り付け、お互いの両親にも挨拶してから遠恋に臨んだそうです(笑

私は「なにくそ!みてろよ絶対幸せになってやる」と反発し意気込んだものですが、3年程交際し結局お別れすることとなりました。まあフラれたのですが。
遠距離恋愛は会える時は非常に熱く燃え上がるのですが、どうも男性というのはマメに連絡を取るのが苦手でして、やはり女性はそういうところで愛情を感じ、安心感を得るとのこと。
私はそれほどマメに連絡もせず、電話の応対も雑になっていた様です。気がついた時には「このまま遠距離恋愛を続けるのは難しい」というよりは「この人と結婚するのは難しい」と彼女が考えるような状態だったそうで、お別れになりました。

今から思うと「遠距離だから」というよりは、「遠距離は理由の一つに過ぎない(それもメインではない)」という感じ、でしょうか。

しかし私はこの恋愛が無駄であったとは思いません。たくさんの学びと人としての成長をいただいたのだと思っています。

仏教では未来の事はあまり説きません。未来は縁次第でどうとでも変わるからです。なので「これから先に別れるかもしれない」という不安で今別れる必要はないと思います。しかし、頑張ったからといって必ず結ばれるわけでもありません。

交際を続けようと努力することはできますが、好きな気持ちを維持しようと努力することはできません。「好き」とは感情ですから。感情はご縁次第ですから。

私が言えるのは「今」「好き」だという気持ちを「今」大切にしてくださいということだけです。

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有り難し
おきもち

個別相談可能
はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生経験も仏法聴聞も、まだまだ未熟な私ではありますが、皆様のお悩みに対し真摯に向き合い、共に悩み共に考えたいと思います。 お話しする内容は「こたえ」ではありません。仏法を聞いてもお金が儲かるわけでも、人間関係に恵まれるわけでも、病気が治るわけでも、何ものにも左右されない心の持ち様が手に入るわけでもありません。 仏法の救いとは悩みが私の思い通りに解決することでなく、どんな悩みも私の現実として引き受けて、悩みながらも生きていけることだと私はいただいております。 悩みを救う(解決する)のではなく、悩む人を救う(悩む私という存在を引き受けていける)のです。 「こたえ」ではなく、「問い」を共有することで、悩み苦しみを引き受けて生きていける一助となれれば幸いです。 【回答について】 後から読み返し、誤字脱字に気づいた際は訂正を入れます。訂正ではなく、お礼コメントへの返信のため追記する場合はタイトルに〔追記あり〕と記載します。 なお、タイトルも本文も字数制限があるため際限なく追記できないこともご承知おきを。
基本的には平日13時~15時のみ対応可能です。お寺の行事、急な法務で対応できない場合もあります。

質問者からのお礼

お返事ありがとうございました。彼とは、結婚の約束をしていて、私が卒業した後、式をあげる約束もしています。

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