息子の問題が私の問題になってしまう。
中学2年生の息子が仲間に入れてもらえなかったり、嫌がらせを受けたりすると、息子の問題が私の問題にスリかわってしまってイライラしたり相手の子供が憎くてしょうがなくなります。
それだけでは無くて、言わなくても良い事を言い、聞かなくても良い事をアレコレ聞いて息子を追い込んでしまいます。
黙って見守る事ができません…
どのように切り替えたら良いのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
子供の問題は親の問題そのものなのです。
きっとあなたは、息子さんのことを心の底から愛している、とても素晴らしいお母さんなのだと思います。
「子供の問題は、『スリかわって親の問題』」・・・・、と言うものではなく、「子供の問題は、子を思う親にとっては深刻な親の問題そのもの」だと思います。
近年は、イジメによる不登校や、ひいては自殺の問題など、複雑な社会ですので、なおのこと息子さんの学校での様子などをあれこれと聞いてしまうことは、十分理解できますし、それだけ我が子を心配している裏返しに過ぎません。むしろ無関心でいる方が問題でしょう。
ただ息子さんも中学2年生ということですので、思春期ですね。ご自身の思春期を思い出してみてください。些細な事であれ、親から口を挟まれるのは、煙たかったですね。私自身もそうでした。私も学校で嫌なことがあったり、イジメとまでは行かないとしても、ちょっとしたことをきっかけに、一時的に部活動の中で仲間たちから無視をされたりしたこともありました。でもそれが親に知られるのもイヤでしたし、こちらから親に相談することはもっとイヤでした。ただ今考えれば、親はその時の私の悩みを察知していたのだろうと思います。
お母さん自身、ご自分を振り返って見ましょう。生活の大半を子供さんが占めてしまっていませんか?自分自身のお時間は少しでも持てていますか?余暇を楽しめていますか?読書をする時間はありますか?
自分自分の生活をちょっと変化させてみることで、思春期に入り大人になろうとしている息子さんを一歩引いたところから見守ってあげることが出来るのではないでしょうか?
ただし、しっかりと「見守って」あげて、「SOS」のサインがあるようであれば、その時は子供が何歳であろうとも親の出番です。
私も人の親ですので、子育ての大変さ、お察しします。子と親の「間合い」をしっかりと見極めていきましょう。