息子との関係
27歳の息子は結婚して子供がいます。私は厳しく育て過ぎたのか私に対してきつくいってきます。敬語です。何度も止めてといいますが止めません。家にもめったに帰ってきません。私の言い方が腹立つようです。距離を取って見守るだけにしてきたのですがどうしても連絡する事ができて連絡したら最初は普通にしてたのですが私の人格を否定する言葉を言ってきました。なぜこんなことになったかわかりません。聞いても答えてくれません。やはり距離を置いて遠くから見守る事にした方がいいですか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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日常生活を中断されるだけでもムカつく
たとえばあなたは、自宅でいるときに来客や電話がかかってくるとイラっとすることはないでしょうか?
私達は、日常世界を中断されるだけてムカつくことがあるのです。
息子さんにとっては、あなたからの連絡はそのような「日常生活の中断」なのかもしれません。
仕事中だと忙しいからイラつくし、休日を楽しんでいるときだと興ざめするからムカつく。
メールやLINEだったら空き時間に見られますが、電話の場合は最悪強制的に日常生活を中断させる。息子宅に訪問するとかはもっての外(笑)。
なので、まず連絡するときはメールやLINEで行い、電話はよほどの緊急時でないかぎり避けましょう。
また、優先順位についても理解してあげてください。
息子さんが大事にすべきは、まずは子供(孫)です。子どもに罪は無いから。
二番目は妻(嫁)です。他人様の娘さんを嫁にもらった責任があるから。
親(あなた)はせいぜい三番目なのです。
それは理解してあげてください。
また、誰にでも欲・怒り・怠け・プライドの煩悩があると理解してあげてください。
欲(楽しみや快楽、やりたいこと)、
怒り(ムカつく、憎む、嫌がる、悲しむ、嫉妬)、
怠け(気を抜きたい、手を抜きたい、休みたい、眠い)、
プライド(自分を素晴らしいと思いたい、自分の価値や他人との優劣を気にする、自分のこだわりを大事にしたい)。
それら煩悩は悩み苦しみストレスの原因だから、煩悩は減らしたり制御したりする方が善いのですが、悟っていない(成仏していない)私達には、欲・怒り・怠け・プライドがあるのが現実。
あなたにも煩悩があるし、息子にも煩悩がある。
だから自分の煩悩には素早く気づくようにし、息子や他人の煩悩にはお互い様の精神で大目に見てあげましょう。
親は三番目と言いましたが、本音は誰でも、親よりも煩悩が大事なのです。
思うに
ご質問拝見させて頂きました。あくまで一つの意見としてお聞きください。
息子さんは既にご結婚され、お子さんもいるという状態ですね。そして別に離れて暮らしている、というところから、もうそちらで新しい家庭を一生懸命守り生活されているのです。つまり独立されたのです。自分たちなりのやり方で頑張っていこうとしていらっしゃることでしょう。私も男ですから思うのは親に何か家庭内のことに言われるとかちんとくることもあります。ですから頼られることがあるまで放置してあげるということも大切かもしれませんね。もちろん選択肢としての1例です。他にも選択肢はあると思いますが、お話を見る限りだとその方が良い様にも感じた次第です。 合掌